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HOME > MAGIC STYLE > 修正できない本当の理由



犬の行動を修正する作業の中で、アプローチが完全なのに、詰めが甘いのかなかなか最終形態に行かないことがあります。たいていは本当に詰めが甘い!?(笑)


つまりある程度理想に近く修正できるとゴールは見えたしぃ〜とラストまでスパートしないで途中でふらふら〜ッと
手を抜いて(笑)気がついたらゴールはもっと先だったじゃないかって泡を食うパターン。私も昔、良くやりました。今でもたまに遭遇します。


でもこういうものとはまったく違うものがあります。行動修正のパターンは確かに方法論としては星の数ほどあり、
問題となっている犬に合う方法合わない方法と色々あります。合う方法がピタッととハマればその場ですぐにこちらの望んだ答えが返ってくるのがまた面白いと思いますが、瞬間は帰ってくるのに持続していかないものがあるのです。この場合には後ろに何か大きな本当の理由が隠されているわけです。


飼い主の思ったように犬が行動を起こさない本当の理由は犬のリーダーになれていないからが多いのです。飼い主は問題行動のみに焦点を当ててしまうために、日ごろの生活の中で犬との関係がどうなっているかの自覚がないことが多いのです。


隠れている違う問題を解決しないと飼い主自身が解決したい目に見えている問題は解決されません。


たいていのことは飼い主自身が犬達のリーダーになれさえすればほぼ解決できることばかりです。。
それなのにリーダーになろうとしない飼い主はとてもおおいことは不思議です。


【なれない】のではなく【ならない】のダナと思うような理由を多く聞くので飼い主自身が。【ならない】のじゃどうしようもないのですが・・・。(苦笑)


犬の気持ちが解るとか言葉が聞こえるとか平気で言えちゃう人たちは間違いなく犬を見下していない共通点を持っています。不思議だなぁって思うけど、犬と会話が成り立っている人たちはみな人と同格に犬を尊重しているのです。


誰もがみな犬が好きだから、生き物が好きだから・・・そうなれるわけじゃないところが不思議なのだけれど・・・。





私にはペットでカエルとかレッドシュリンプとかいるけど、犬達のように思うことはありません。
同じペットとして暮らしてはいるけど、彼らはガラスケースの中にいてその範囲でしか暮らしていないからかもなとも思います。かわいいし大切には思うけれど、一方的に話しかけることはあっても答えは帰ってきているのかどうかさえ解りません。嬉しそうなのか悲しそうなのか・・・?そのくらいは観察していればわからなくもないけれど。


餌だ餌だと寄り集まってくる様を見れば喜んでるとは解るけれど、ただそれだけのことです。なんって言うのか単純にしか見ることができない相手って言うのか?


たぶんこれは私がたかがカエルと思っているからだと思います。それはどうしようもない現実でカエル好きの人にカエルってこんなものなんですよと賢さや能力の高さを教えられても、人に類似するような感情を持ついきものだと自分が経験し、納得しない限り何百回教わっても理解できないに違いないでしょう。


こういう部分が犬に対しても同じようにどこまで尊重する気持ちになっているのかが人それぞれだから、みんなが皆同じようになりにくいのだろうと思います。マニュアルはあれど、型にはめれば修正出来るはずもないので、人間に犬とはという意味を伝えて行くって難しいんだなと思います。


犬のリーダーになれない理由には色々ありますが、ひとつには犬が持つ複雑な感情を人が読み取ることが出来ずに【犬から好かれない人間または犬にとって都合の良い人間】になっていることを飼い主が認識していない場合があります。
これはもうスゴ〜ク多い事例で、相談される内容のほとんどがここに当てはまるものです。(~_~;)
下っ端の言う事は聞きたくないのが人情。相手をバカにしてみていたらこれは犬も同じです。


もうひとつは、犬を信用していない場合・・・多いのは犬からの逆襲に逢った事があって心ならずも恐怖心が消えない場合です。信じようともがいても、信じたいと願ってもどこかに恐怖が残ってしまっているのです。


または犬への理解不足によってその能力を知らないままに勘違いの解釈を起こし的外れの答えを犬につきつける事で犬自身に信頼されない場合もあります。


このパターンは結構何とかなることが多いが時間がかかります。なぜなら修正は犬にも必要だけど殆どが人間のほうに必要なことが多いためで、人間のほうがずっと新しい情報を受け入れにくく、自分が間違っていたという認識を持ちにくいからに他ならないでしょう。目からうろこになる人はこのパターンに当てはまる人が多いように思います。





もうひとつは犬に認められていない「自分だけリーダー」のパターン。これが以外に厄介なのです。犬は自分たちを理解する相手でなければリーダーとして認めることはありません。なので、力で抑えられている場合にリーダーとして認めていると錯覚することも多いものですが、いわば会社の上司と部下の関係でしかなく、逃げられない特殊な環境の中でしか形をこなすことがない事で証明され、犬はよろびの表現を起こしません。しぶしぶと行動したり、高く掲げられるはずの尾は下にさがり、生き生きとした眼の光はなく、決められたパターンの中だけは見た目に楽しげに振舞うがそれ以上を見せることはないのです。


つまり精神的、肉体的にフリーな状態になったとき、又は痛みや驚きによる恐怖がかかり命令に従わなければならない一線の気持ちが途切れた時には人からの命令を全て認識できている犬であるにもかかわらず、いう事をまったく聞かなくなるような状態が起きるのです。繰り返しの作業等を嫌うような状況はこのパターンに当てはまります。


飼い主は犬が行動をこなすのでよく解釈し、楽しんでいる表現がなくても楽しんでいると錯覚を起こしドツボにはまるのでしょう。ほんの少し犬の立場に立って見直して上げられれば気がつくような簡単なことなのですが多くの人には難しいことの一つとなるようです。


また【自分だけリーダー】の場合でも、命令に対する代償行為が食べ物やおもちゃなどの形のあるものであった場合に、作業意欲で行動し作業自体をたのしむきっかけのものではなくあくまでも目的が代償物になってしまうものがあります。


この場合には通常の作業をやらせる時に食べ物やおもちゃは必要無くこなせるようになっていますが、最後の最後にはご褒美としてモノが必要です。逃亡したりするような犬の場合呼び込みで戻らずに何かを使わないと飼い主の元に戻らないことで理解できるでしょう。


代償行為で作業を学んだ犬は、まったくご褒美をなくした場合にかなりの長い時間(数日から数週間、数ヶ月もある)、いつかはもらえると言う期待感を失わないうちは動いてくれますが、はっきりと代償物がないことを悟ると犬の意思で出された命令に従わないという行動を起こします。犬は執念深いのでこの長い期間代償物を使わなくても従ってくれることで飼い主に錯覚を起こさせることもよくあります。


また完全に代償行為を使って学んだ犬は年老いて理性が働かない年齢に達すると、それのみに異常に執着するようになります。特に食べ物を代償行為で使って物事を教えた犬は、飼い主の要求がなくても、食べ物がほしくなると自分の知っている技を次々と繰り出して要求するようになるのです。これを可愛いと感じるか可哀そうだと感じるかは飼い主の問題です。私自身は可哀そうにと感じてしまうのであえて代償行為を食べ物やおもちゃを使わずに多くを犬に学ばせているわけです。





リーダーが群れに確約するものはサプライズではなく生きられるための食事の確保・・・つまり安全な生活です。


どちらにしても、犬と言う生き物に対しての理解の深さが関係しているもので、太古の昔、人間と友人となった最初の一見から勉強し直し、世界中で起きている先日の【認知症の老婆を添い寝して助けた犬】みたいな【実際にあった本当の話】をたくさん読むと犬への認識が少し変るのではないかと思います。


特にチームとなって行動したことから残されている記録モノなどは犬の寛大さや愛情の深さや多くのものが学べると思いますし、警察犬や軍用犬、救助犬などのように人と共に命をかけて仕事を共有している犬達から学べることはたくさんあります。手の届かない名犬の話ではないのですから。


人はそういうものを読んで感動はするけれど、実際には早々いるわけじゃないものなぁって勝手に決め付けてしまいがちです。どんな犬にも名犬といわれるようなことができるけれどそのチャンスが偶々なかったり、誰も気が付いていなかったりするだけなんだろうと思います。勿論そういう能力が発揮できるように育っていなければ無理な話ですけれど・・・。


うちのような極普通の特別な作業犬と暮らしていない環境でも、【やかんの空焚き】を教えるダックスもいるし、出かけている家族が帰ってくる時間がわかる犬たちも数頭います。地震の数分前に騒ぐ子もいます。初めて行った場所から一人で帰ってきた犬もいますし(近くだけど)我家にとって後々問題が起きるような人を特定し私に教えてくる犬もいます。
子供のころに母の実家の田舎で夏休みを共に暮らした雑種の犬は東京からやってくる私が来る日時に毎回茨城のバス停で待っていました。


彼らから伝えられた信号に対して、その行動を食べ物で引き出したこともないし、おもちゃでお礼をした事もありません。彼らがその行動をすることに求める代償は私たち家族からの感謝と決して裏切られない確約した生活と優しい愛撫なのだと思います。


おやつはおやつであるべきだし、何かの報酬にする必要はないように考えています。
おもちゃもまた遊ぶ道具であるだけで、遊ぶ相手があってこそ利用価値があると考えているのがMAGICです。


最初こそわからなかった彼らからの呼びかけが解るようになれば、へぇ〜とかほぉ〜とか感動することはたくさんあるでしょう。彼らからの呼びかけを理解できるようになる為に少し心を広くして寛大な気持ちで繰り返される信号をキャッチし、リーダーとして彼らの心を理解し、統率して安全な生活を保障してあげていければ、こちらが教えている事は必ず彼らに伝わるし、修正できないなんってことに遭遇しないはずです。


だからやっぱり犬達のリーダーになれないと多くの修正が必要な問題は解決されません。リーダーになる努力をしていくことが一番近道だと思っています。


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