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HOME > MAGIC STYLE > 犬の避妊去勢について



ペットブーム到来によって多くの人が犬と暮らすようになりました。様々な犬との暮らし方の提言やしつけ等の面から、又病気に関して等などからも一般的に飼われる犬たちには避妊や去勢を薦められています。避妊や去勢の必要性について多くの人たちが論議していますが方向性としてはするべきという観念が大きいように思います。それは毎日のように不要とされた犬たちが数多く処分されている現状が減らせないからでしょう。

犬の避妊・去勢について多くの人が【望まない子犬を産ませないため】と言います。でも・・・犬も人と同じで異性との性行為がなければ子孫は作れません。私はこの理由について【人が飼う犬が妊娠したりさせてしまったりする現状がそんなに多いのか?】という疑問を持っています。すべての犬たちが室内飼い出ない現状では有り得ないことにはならないのかもしれません。でも犬の妊娠できる期間はごくわずかです。その期間を管理できない人たちが犬を飼うのが現状なのだということは考えさせられる部分です。

また病気の予防についても、確かに早期に器官をとってしまえばその部分にかかわる病気は無くなるでしょう。でも相手は命を持った生き物で、その臓器は必要不可欠であるから体に備わっているのではないかと思います。盲腸でさえ炎症を起こしていないものを先に手術で取り出すということをしないのに、子供を産ませないとか女性ホルモンにかかわる病気にさせないためとかいう理由だけでは何とも解釈に苦しむわけです。もちろん避妊や去勢を否定しているわけではありません。その臓器に問題があったり、臓器があることでその犬の生涯が安泰ではないのであれば手術によって取り除くことはいたしかたがないと思います。

我家は繁殖をしているためよほどのことがない限り避妊や去勢はしていません。しかし病気によってしている子も何頭かいます。お産のトラブルによって避妊した子もいますし、お産の経験がある子が5歳を過ぎて子宮蓄膿症になってしまったのでやむなく手術したこともあります。子宮蓄膿症は犬を毎日良く観察で来ていても『開放性』の症状で陰部から出血または膿のような物が出てくる場合と『閉塞性』のものとあるので、実際には見落として命を落とすこともありえます。我が家の場合は運良く開放性だったため手遅れにならずに済みました・・・


閉塞性の場合陰部からの下り物等から発見することは不可能で、多飲になり腹部が少し張れてくることで気がつく場合が多いですが、毎日犬の常態を良く観察できない場合には見落とす事が多いはずです。発見に時間がかかり、手遅れになることも多い病気の一つなのは、子宮内にたまった膿による毒素が全身に回ってしまうのが早いためです。そうなると手術しても助からないこともありえるのです・・・


子宮蓄膿症は、子宮内に膿がたまってしまう病気で、交配等からバイキンに感染する以外にホルモンの変化によって引き起こされることもある病気です。ですから交配経験がなくてもお産の経験のある無しに関わらずかかる病気です。お産を何回も経験していてもかかることもあるのです。


もし手術する気があるのなら犬の体調が万全の時にする事が望ましいでしょう。避妊手術は開腹手術なので年齢や体力を考慮して行うべきだと思います。最近は年齢の若いうち、ホルモンが働く前に進めることが多いようですが個人的にはいかがなものかと疑念は残っています。獣医さんと良く相談し納得した上で手術は受けるべきでしょう。


去勢に関してはこれまた多くの議論がありますが、攻撃性が強い場合や(しつけ等で制御が難しいなど)マーキング行動がひどい場合などの雄本来が持つ本能の抑制を図るためには効果的な方法と言えます。しかしホルモンが出なくなり行動に変化があわられるのは手術後1年程度の時間が必要なので、しつけを怠っていい訳ではありません。叱り続けて暮らす生活(躾ができない飼い主なら)であるのなら、去勢することで変化を起こせる部分もある(マーキング行為や攻撃性の半減)ので犬の幸せのためには去勢もやむなしと考える部分もあります。
雌犬と同居させている場合、特に親や兄弟と一緒の場合には間違いがあってはならないので、どちらかを避妊去勢することは必然ではないかと考えています。障害を持った子犬が産まれてしまったら飼い主が一番不幸です。


我家では交配の可能性のない子で、女の子のシーズン中にはとてもかわいそうに感じてしまう状況になる子は去勢してあります。女の子と隔離される事が精神上に非常に問題がある場合や、ほかの男の子に対しての威嚇行動が激しい場合には種オスとして使わないのであれば、去勢の対象として捕らえています。雄の場合、去勢した時期にも寄りますが機能は失っても精神的に雄としての本能は残るらしく、睾丸はなくても交配は可能です。妊娠はしません。


大本の考えとして、これは一個人としての見解ですが、犬も人と同じ哺乳類であり生まれ付いての性別を持っている生き物なので闇雲に避妊、去勢をして体に良いものなのかどうかの疑問を大きく持っています。これは単に犬であると言う事ではなく生物として考えているからです。当然ですが失った臓器に関わる病気等は起こる筈もないですが、本来あるべき臓器を失わせるリスクについては多くを語られていません。いいことばかり強調されています。実際には個体差がありますが、ホルモンの乱れにより皮膚疾患が出たり、運動能力の低下があるのか去勢、避妊前に比べると同量の餌の量では肥満になってしまいます。


非常に神経質に成る場合もあり、それが避妊去勢から来るものではないといわれることもありますが、我家の子たちは手術後全て肥満体質になりましたし、以前より物事に対して敏感になりました。またダックスの場合には被毛に変化が現れる事が知られています。ふわふわのわたのような毛が足回りや首周りなどに現れます。なぜかアイリッシュセッターでも同じような状況になった子を見たことがあります。


ですので問題行動等を抑えるためには去勢も必要ですと言う事以外には不幸な命を生み出さないためとか、健康で長生きできるからと理由付けを私個人は出来ないのが現状です。まだ犬達と暮らし初めて15年ですから、避妊去勢した犬のほうが健康で長生きであると言う結果を自分自身で得ていないためです。


勿論病気になったときに手遅れにしない自信があればの話ですが・・・年老いて手術が無理と言われる年齢の時にこの病気になったらどうにもならないことも現実としてとらえています。


内服で確実に直る保障のあるうちに発見できればいいですが、こればかりは亡くなるまでこの手の病気にはならないこともあるので出産が終った段階で、交配をもうしなくなった段階で手術した方が良いのか今も悩んでいます。なぜなら人は進んで同じ(子宮・卵巣摘出手術&睾丸摘出手術)手術を受けないと言う現実があるからです。健康で暮らせるのなら何故人はしないのか?未だに疑問が残ります。


不幸な命が生まれてくるのは避妊していないからではなく、雌犬を飼っている飼い主の管理上の問題です。管理が出来ないなら避妊も仕方がないでしょう。雌犬は年中無休で繁殖できる動物ではありません。猫とは違います。猫は交配すると排卵するという体のシステムが違うのです。


犬は周期的なヒートがおき、出血し(稀に無出血もありますが)頻繁な匂い付け等で自分をアピールし繁殖に適期であることを表現します。この時期に雄犬との接触が皆無であれば仔犬は絶対に生まれてこないからです。人との違いは出血の部分です。人は受胎しなかったことでよくつきに出血が起きますが犬の場合には受胎可能な時期に入る知らせが出血です。


庭等の囲まれた場所においても人の目のなくなる状況にこの時期の雌犬がいたら、塀を乗り越えて雄犬が進入して交配されてしまうこともあるでしょう。管理できるか出来ないかは人間側の問題です。雄の側も逃走されるような飼育管理に問題があるわけだと考えています。当然の事ですが犬を野放しにした飼育方法をとられていることについては論外ですね。。。


健康で長生きできるのなら何故人はこの方法をとらないのでしょう?疑問が解決できるまで私としては愛犬に対しての避妊、去勢に関することは飼い主さんの意思に一存し、あえてお勧めはしていません。かといって避妊去勢に関して反対論者でもありません


避妊、去勢に関してもすべては飼い主さんと犬が幸せに暮らしていくためのひとつの方法論で、一緒に暮らす人が決めることだと考えています。
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