★1★ クリスの紹介その2 クリスの過去
気が強いけど、チョッとビビリなクリスはお母さんになった。叔母ちゃまのキャンディーにそっくりなメロディーをこの世に残してくれた。まだクリスは何も私達の期待を果たしていないように見えるが実のところは素晴らしい2世を生んでくれたことで充分なのかもしれない。でもまだ若いクリスに多くの期待をする私がいる。重過ぎないように負担にならないように・・・クリスが持つ秘められた何かを引き出せるのは多分私自身の問題なんだろうね。
小さいころはスーパードッグになると思っていたクリスを怖がりにさせてしまったのは一体誰だったんだろう。。。あんなにフリスビーが好きだったのに、一回顔に当たっただけでくじけてしまうような根性無しは誰から持って来たんだろう?クリスの子供たちはどうもそうじゃないらしいのに、ママがしっかりしないでどうするの?(~_~;)
クリスには、忘れてはいけない重く暗い過去がある・・・クリスが生まれてすぐに、知り合いのダックスを預かっていたのだが、そのダックスに兄弟が噛み殺されているのだ・・・子犬用の別にしきってあるサークルにマリンがいたにもかかわらず侵入され、他の犬たちの騒ぎに驚いて駆けつけた時には既に2頭噛まれたあとだった・・・
そこには情けない顔で必死にクリスとランサーを守ろうとしたマリンがいた・・
この日以来、安易にオスは預からないことにしている。他のうちの犬は所詮他のうちの犬であると思い知らされた日だった。我が家の子達だけならこういう事は起こらないのに・・・小さな尊い命は、私のホンのちょっとした不注意で失ってしまった。綺麗なフルカラーのトライの男の子2頭・・・
クリスは、本当は4匹兄弟の末っ子長女として生まれたのだ。お兄ちゃんたちは、私の不注意のせいで短い生涯を遂げさせてしまった。危機一髪で取り留めた命だからこそ、うちに残る運命だったのかもしれない・・・そんな過去を背負っているから、クリスは幸せに生涯を暮らさせてやりたい。だから嫌な事はしなくてもいい。きっとクリスにはなにか特別な才能があるはずだから、きっといつかそれが花開く時が来るから・・・
クリスは色んな人にも言われるけれどとっても美人さんだ。良い角度から写真を撮ると本当にきれいな顔立ちだなぁと思う。でもクリスの子供のメロディーはダッシュそっくりに産まれちゃった。トライの子を残す日があったらそれはクリスにそっくりな子なんだろうか?
面倒見も良く、ポメラニアンの蘭ちゃんやノンちゃんを良く遊んであげるし、仔犬たちも上手に育てている。うちの肝っ玉かあぁん二号なのだ。一号はキャンディー・・・。母に似ないでおばちゃんに似たクリスの性質は私にとってとても大切な部分となっている。
母親業が終われば楽しく遊び、クリスの跳躍力に心躍る日がある。春の日差しの中でも、雪降る公園でも、いつもクリスは美しいシェルティーに見えるよ。。。