パフィーは自分の意思でうまく体が動かせるようになってくるとだんだん愛らしい子になり始めました。そして一つだけ彼女は痛みにとても敏感なのだということがわかりました。毎日観察する中でパフィーが唸り声を上げるときには必ずミロかトワに噛まれた後の次の接近に対してなのだということも見えてきました。
つまりパフィーは遊んでいるときに痛みを感じたすぐ後にその当事者への認識度が高く、痛みを嫌うあまりに唸り声をあげてけん制していたようでした。小さい頃は噛まれることはありませんが子犬同士は体の上を登られたり、寝ているときに枕にされたりすることが多いものです。今から思えばパフィーは自分の体に大きな圧力がかかり苦しい思いをするのがいやだったのでしょう。その表現が、もがいて逃げながら次には同じことをされたくないという表現として唸り声をあげていたように思います。もっとも自分が相手にやるときには加減なしでしたからやられるのは当たり前ですが(笑)
圧力は痛みだけではなく急に抱きあげられたりする驚きに対しても表現したのだろうと推測できました。パフィーの体に触れるときに必ず声をかけてからに変え、黙ったままいきなり抱いたりすることをやめてみました。パフィーがこちらがしようとしていることを確認できてから行動を起こすように変えてやったら思いもよらないほど愛想が良くなってきたからです。
本当の話…最初は耳が聞こえなくて不安なのだろうかと気をもみましたが耳は異様によく聞こえています(苦笑)眼が見えなくて不安なのかとも思いましたがとっても良く見えて動体視力は抜群でした。
今から思えばパフィーはシェルティーに特有の繊細さが強く、またキャンディーから受け継いだであろう頭の良さが災いして、認識が早い子犬だったのではないかと思います。育てる人間が対応を変えて、良いことなのか悪いことなのか手探りで試しながらの子育てはある意味ではとても大変なことでした。
その大変さをカバーするようにパフィーは愛らしくかわいらしく魅力的な子犬に成長し始めてくれ、こんなにきれいでかわいいのだから多少性格が悪くてもうちのペットとして一生をおわるのも悪くないと思った3カ月の頃です。(^_^;)