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HOME > PUPPYトップ > 子犬の馴致その4




抱っこが大好きな子犬に育てられたら、注射が終わる前からするべき抱っこのお散歩は快適になるはずです。そして幼い時期に安心できる飼い主に抱かれた状態で見知らぬものの確認は仔犬にとって大きな性質を培う原動力になるのです。


抱っこのお散歩だけではなく、車に乗せて連れ歩くことや、家にやってくるお客さんとの接触などを積極的に行われた仔犬たちは人やほかの犬・自分たちが暮らす室内以外の外界について多くの事柄を恐怖心に駆られること無く学べる時期でもあります。大いに怖がらせないように配慮しつつ体験を増やしてあげましょう


子犬に大切なことはできるだけ恐怖心を持たせないように気遣いつつ、負担の無い形問題の無いものであるという認識をつける作業が大切です。これは犬種の特性によってかなりの差があり、もともと楽観的で人や物、音・光・新しいものなどに警戒心を持ちにくく作られた犬種には不必要なくらいの部分かもしれません。でもシェルティーはもとより、警戒心が強い、犬種・固体であれば方法の利用価値は高いものです。


飼い主に安心感を持つことによって抱かれる・または傍にいることで恐怖心が発生しない状況を学んだ仔犬たちは二回目の予防注射も終わり晴れて地面とご対面するでしょう。子犬は初めての事柄にさまざまな反応をするものです。地面に足が触れたとたんにスタスタと何事も無いかのように(室内にいるのとまったく変わらずに)歩き出す子犬もいれば、いきなり走り出す子犬もいます。まったく逆に足がついたとたんに不安を明らかにし、前足を上げてしまったり、まったく動かなくなってしまったりする子犬もいるものです。


この表現の違いは、同じ事柄に対して、子犬が1頭1頭感じ方が違うということの証明みたいなもので強い犬とか弱い犬とかの問題ではありません。この感じ方の違いを仔犬からの答えであると認識し、次のステップをその答えにあわせたものに変えていければまず間違いなく良い方向に進みます。が・・・自分の思った表現ではないことに不安になったり疑問を持ち続けていると子犬は飼い主の不安を読み取り余計に不安になってしまいます。


リードで仔犬を振り回したりしては無くした筈の恐怖心を思い出させることにもなり、また、子犬と押し問答になってしまうのは当たり前のことでしょう。押し問答の結果はお互いに意思が通じ合わないと知らせてしまうようなものなのでこれはどうしても避けたいもののひとつです。そしてリード犬をつなぎとめる品物ではなく、飼い主と仔犬のお守りであると思ってもらえればよいと思います。。


元気いっぱい動ける仔犬なら飼い主が立った位置を変えなければ子犬とつながったリードはぴんと張ってしまうでしょう。リードは緩んだ状態で使うのが原則。だから、大事なのはリードがぴんと張った、この後です。ぴんと張ったリードは飼い主が引っ張らなければたかが3キロ程度の子犬の力では何かに驚いて大暴れでもしない限り首が絞まったり苦しい思いをしたりすることはありません。


つまり飼い主は動かないまま、自分の立ち位置に仔犬を呼び込むことリードを緩められることになるわけです。リードは手に持っているだけで、引っ張ったりはしないことが大切です。引っ張ったら首が閉まるタイプのものを使うと飼い主は気をつけるでしょう。そして仔犬を自分の手元にひきつける方法はどんなものでも最初はかまわないことも知っておきましょう。抱っこできるようにするときとまったく同じなのです。音の鳴るおもちゃで誘ってもよいし、おいしいおやつで誘ってもかまいません。そばに来たら誘導しながら歩くのです。


全く動かない子は外は怖い場所だったのですから無理をしないで抱っこしながらのお散歩に戻してもかまいません。適当に歩いたらまたおろしてみるというのを繰り返していきます。怖い思いさえしなければ日々「抱っこお散歩をして外の様子をよく知っていればすぐに慣れて歩きだします。


最初から大人の犬のように颯爽とお散歩ができるはずはないのです。横について歩けたらいい子ねぇ〜と言葉をかけながらほめながら歩くことが大切で、声をかけられることが好きになっている子は飼い主の顔を見上げて歩くようになっていきます。


これを犬に覚えてもらわないと、楽しく犬と一緒に散歩しているという感覚が持てる散歩の実現は難しいでしょう。つまり引っ張ることも無く、楽しげに飼い主の顔を見上げ、勝手にあちこちに行ったりする事のないお行儀の良い散歩の実現が理想かなと考えているからです。こうなった犬ならば多少の寄り道や匂い嗅ぎなどをさせても声をかければ飼い主の横に戻るのですから自由も多くなって一石二鳥です。


飼い主が呼び込むことができれば歩きたい方向へ誘導するのは造作もないことです。おやつなどのご褒美で誘い出し左側を歩くことを肯定する言葉かけをしながら歩き続ければ始めて出したその日に見事な【脚側】に近いお散歩が成功するでしょう。おやつを使っての誘い出しも、のべつ幕なしでおやつを食べさせてしまわずに、匂いを嗅がせて歩き出しを促すだけでよく、歩けてしまったら「いいこだねぇ〜!そうそう〜」と笑顔でその行動を肯定することが必要です。


歩かせるくらいのことでおやつ漬けにしてしまったら
最初の一歩で大きく出遅れることになりますから
食べさせずに誘いだしのアイテムとして
利用するのがベストだと思います。。
あくまでも犬の気持ちを喜ばせるのは
飼い主自身であっておやつじゃないこと

覚えておいて欲しいのです。


上手に歩けるようになっても
仔犬はいつ何時何かが突然恐くなったりすることも
無いとは限りません。歩けるようになってからこそ、
仔犬の状態を横目で観察しつつ、上手に歩けるおりこうさんに
仕立て上げて行くのは飼い主の役目
です。
恐がったら抱くにも良いことだし、
安心してから下ろして行くことも必要です。
できるようになってもできなくなることもあると
飼い主さんは知っておいてください。


おトイレのしつけと同じで、
よほどの大きなトラウマを抱かせない限り、
必死になって教育しなくても犬は歩けるようになっていくものです。
あせらせずに外は怖くない場所だと、
お散歩は楽しいものだと納得させて、
飼い主が側にいる限り自分は安全地帯にいるのだと
理解させるように接していけば子犬は明るく美しく歩けるように必ずなるものです。。
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