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HOME > PUPPYトップ > 子犬の馴致その5




【犬は褒めて育てると良い犬になる】。これは本当のことです。ただし褒めるということを間違った解釈せずに正しく犬に伝わっているかが重要なのですが。。。


犬は褒められることを非常に好みます。人間と同じなのです。でも人のように言葉が通じるまでに仔犬が褒められていると感じるにはなにかやらなくてはならない大切なことがあるはずでしょう。そして、褒められていると感じるのは一体どんなことから始まるのか?犬はどうしたら褒められたと解釈するだろう?という疑問を解かなくてはなりません。


我家では目も開かない幼いうちから子犬の体に積極的に触れる作業をいとわずに育成しています。この行動で犬は触る相手の体温を認識し、危害が加えられることなく穏やかな精神状態が保てていればリラックスでき、触られることに負担を感じないばかりか、触られることを期待するようになるのです。


その証拠に仔犬を中央におき、触っている人間と触っていない人間が相反して側に寝転んだとき、子犬たちは目も見えない中でいつも触る人間に這い寄って来ます。つまり母親と同じように安心できる存在だと認識できたわけです。


犬に限らず幼い者との信頼関係を結ぶ最大に効果のある方法は接触です。


コミニュケーションが必要だと論じられていても、接触が無くては理解しあえる事は少ないものです。触れ合うこと、それが最重要な事柄になるのですから。しかしいくら接触しても相手の気持ちが理解できていなければ安心すると言う精神状態を作ることにはならずに逆効果を起こすこともあるでしょう。つまり接触は相手の意思を尊重しないと難しい手法だと言う事になります。


そのなかでまず一番簡単な接触方法は抱いてあげることです。抱かれることに安心感を持つように育っていれば起きている時にどんな条件下で抱き上げても多くは不平を表すことは無いのです。ある意味では抱かれると言う接触行為は一部拘束も含まれ、抱くと言う行為自体をその拘束を受け入れる姿勢を作るための必須アイテムと変えることができるわけです。


しかし抱かれることが安心に繋がっていない子犬は状況によっては抱かれることを即完全拘束されたと解釈するため反乱を起こすこともあります。もがいたり暴れたり歯を剥いたり唸ったりはその表現です。つまり仔犬がその状態になっていると言う答えを受け入れて、訂正していかなければ問題は解決されないし、思っても見ない犬に変貌してしまうでしょう。





犬の体が成犬のような大きさまで成長する前・・・つまり生後6ヶ月くらいまでには人に体のどこを触られても気にしないような犬に育て上げる事は重要なことになります。そのためにはもし仔犬が拘束を嫌う様な状況に陥っているのなら最初に戻るのが手っ取り早いわけです。仔犬の馴致1〜4を参照


仔犬おなかが一杯になって充分運動をしたあとは眠気に勝てないのが普通です。眠い仔犬を抱くことができるのなら飼い主が立ったり座ったりすることの無い条件の中で子犬を抱き、最初は背中などの緊張しない部分を手の平を使ってゆっくり優しく撫ぜると良いです。頻繁にこの作業が繰りかえされれば仔犬は撫ぜられていても眠るようになるでしょう安心した証明みたいなものです。。


次に手のひらだけでなく指の腹などを使って仔犬の背中をまさぐりますマッサージする要領ですね。この作業をこなしても子犬が眠るようになったら、背中から頭や腰、しっぽ、足と言うように順に触り続けるようにしましょう。子犬の体に緊張が走り、眠気が飛んでしまうようなら力が強いのか触られた場所にまだリラックスできないことの表れなので無理をする事はありません。撫ぜ方や力加減を変えてみても反応が悪かったら中止をすれば良いのです。


毎日数回筒も繰り返せれば緊張の走る部分は減っていきます最後に触る部分は腹と陰部です。ここは非常に緊張の走る部分なので、他の部分よりもより優しく緊張させないように触らなければなりません。他の部分をどのように触っても嫌がったり緊張感が走らないようになってからでかまいません。


腹や陰部を触っても動じないで寝ているようなら合格です。ここまで来れば足の指の間だろうが耳の中に指を入れようが犬は恐がる事はなくなっているもので、これは子犬を育てることの中でとても大切な部分です。。絶対の信頼をつけるには仔犬の時期のほんの短い期間で事は足りるのですが、人が犬を思い通りにしたいが為に仔犬の意思を尊重せずに無理を掛けていけば、一時的に途中は思うようになることもありますが、最後の最後は反乱を起こされてしまうでしょう。





仔犬であってもとても我慢強く、自分のおかれた状況を受け入れようとする生き物だからです。犬が受け入れているからとそれに甘えてしまえば本当の信頼関係は生まれません。仔犬の答えを聞いて反応によってこちらの行動を変化させていくことです。。これが子犬育ての重要ポイントなのですから。


又起きている時の子犬を抱くにはもがくからと抱きしめる事は良いことには繋がりません。時と場合によっては動かなくなってから仔犬を放す事が重要ではありますが、その前にもがかない状況を作ることが大切なのです。もがく仔犬をもがかなくさせると言うのはどんな人間にも難しいことですが、どんな場合にもちゃんとステップを踏んでいけばそう難しいことではありません。


強制的に力ずくで押さえ込まれた子犬がその当事者に信頼の気持ちを持つはずも無いでしょう。動かないからと言ってわかったと言う解釈はとてもまずいものです。強制を掛ける以上はその強制に負けない信頼関係があってこそ成り立つものだからです。


では犬を抱いた状態でもがき暴れないようにするためにはどうしたらよいでしょう?こんな時におやつなんかが功を奏します。少し大きめのお肉のゆでたものなどを抱いたまま少しづつかじらせてあげるとうまく行きます。肉がなくなるまで子犬は抱かれていることも忘れてしまいますから(笑)。
勿論暴れるのではなくじゃれてくる子犬なら抱いたままじゃらすと言う手も良いものです。おもちゃを喜ぶのならピヨピヨおもちゃでも鳴らしながら抱き続けてあげましょう。


つまり子犬が強制的に抱かれていると思い込まないように騙すことが重要なのです。手法は何でも良く、だましにはある意味でテクニックも必要となるわけですね。


犬は人に抱かれることによって
体表面積の多くが接触
します。。
つまり体温を感じる部分が増えるわけで同じ接触の
頭を手のひらで撫ぜてやる程度とは
比べ物にならない度合い
なのです。


子犬育ての時期に色々な
教育をすることも大切だという人もいるでしょうけれど
私は人との接触行為から全てを学ぶ
と思っています。


これが仔犬との付き合いの始まりです。
人同士だって体に触れられることに嫌な緊張感が走ったり
ストレスを感じたりするような相手は信用するはずがありません。


犬と飼い主は心は親子の関係になるのが理想ですが、
実際は夫婦や恋人と同じようにまったくの他人同士なのです。
お互いへの思いやりがなくなったら消滅する間柄
それを念頭に入れて子犬の身体をどこを触ろうが
安心して眠っているような関係作りをすることで
飼い主からのコンタクトが褒めてくれたと意識するような犬に育つ最初の一歩を踏み出すことになるのです。
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