タケちゃんが虹の橋へ…。

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ちょっと間が空いてしまった。しばらくぶりの投稿。FBのほうは毎日覗いているのでいろいろ書いているが、個人的な事もまたいろいろあった。

仔犬たちの内覧会もひと段落し、もうじきダッシュの命日が来てしまう、もう丸二年もたったと感慨にふけっていた。そこに突然の訃報。親友の母上が亡くなったとの知らせ。パワフルでとっても元気な母上だったので信じられない。。。そんなことってあるの?とただ嘆くしかできない突然の別れだった。。。

次の日・・・我が家で子犬の時から家庭犬としての勉強をしてくれて、一番優秀な生徒だったタケちゃんが亡くなった。闘病生活はたった2か月。こんなに早い別れが来るとは今もまだ信じられないでいる。

昨年11月初旬に2週間お預かりした時はとっても元気で、近くの公園に一緒にお散歩に行った時も可笑しな様子はまったくなかった。帰宅後数日して、飼い主さんからヒートの子はいませんでしたか?と問い合わせが来た。今回は誰もヒートじゃありませんでしたよと答えどうかしましたかと聞くと食欲が無いとのこと。確かにヒートの子がいれば玉付き男子のタケちゃんが食欲不振になってもおかしくはないが・・・。

確か梅ちゃん(タケゾウの教育係)に妙にご執心だった。梅ちゃんはヒートが来ていないし、まだ近くもないし。もともと梅ちゃんが大好きだったから気にも留めていなかったんだけど。

9月にファンタが亡くなったばかりだったので、急に食べなくなったのなら何かあるかもしれないから病院へ行った方がいいとアドバイスをして。。。検査結果からはすぐに病名は診断できず、最初こそファンタと同じか?と思うような診断があったのちCTやキャミックなどの精密検査をして何も出てこないので消去法で病気を見つける方向に落ち着いたようだった。一生懸命にご飯を食べさせて一つだけ改善しない貧血とずっと戦っていた。可能性のある病気に対しての治療は当然行われていたけれど明らかな改善が見られないまま小康状態が続いていた。

我が家ではこのころお産が終わり子犬の育児真っ最中の時期だったが、気になって飼い主さんのブログを覗いては、旅行に出かけた写真が載っていて、元気が出てきたんだネ楽しく遊べていて良かった良かったと安堵していた。

12月半ば、大腸を疑って治療が変わったと書かれていた。う~ん。。。そっち?そうかな?それだったらまだやりようがあるけど貧血の原因が大腸?少し疑問が起きるけれど、あれだけの検査をした後の事だから日数が立ってはっきりしてきたってことなんだろうか…怖い病気じゃなければいい、あんなに大切にしているんだから入院とかになったら・・・

いろんな思いが込み上げてくる。愛しい犬にかける思いの大きさを知っているから何としても復活するんだよと祈った。

年が明け、東大病院に行ったタケゾウに出された診断名を読んで目を疑った。「嘘でしょ…」しばらく固まったままになった。飼い主さんから連絡が来て我が家でお気に入りのサプリメントの事を聞かれた。通常使う物よりも効果的なものも教えた。何が効くかはわからないから、何でも良いから効いてほしいから…。

雪山で美しいあの子が写っているブログを眺めて神様を恨んだ。。。どうしてこんなに早く連れて行こうとするのか、一体どんな理由があるというのか…。

1月19日・・・FBを開けると彼が天使になった知らせがあった。。。息子と二人で涙しお悔やみを送った。

我が家で超大型犬を手掛けたのは初めての事だ。2010年まだ3か月くらいの子犬なのにすでにシェルティーの成犬の大きさだった彼。週に二日づつ通ってめきめき良い子になっていった。教育係はダックスの梅ちゃん。小型犬とも安心して遊ばせられる犬にしたいとの希望があって適任だった。最初のうちは梅ちゃんをつぶしそうになるたびに教育的指導を受けて困った顔をしていたのを思い出す。

東日本大震災のあの日もうちにいた。穏やかなおおらかな優しい犬に育った彼はあの大揺れにも動じることなく、帰宅困難者でごった返した東京でお利口にお迎えを待ってくれた。

来るたびに大きく成長する彼に驚いたり喜んだりの日々だった。すっかり大人になって50キロ近くにもなったけれど、相変わらず小さな梅ちゃんが大好きでついて歩くようなところがあった。

ただ一つ難点があったとしたら、飼い主さんがお迎えに来たとき、喜びを抑えきれず「座って」と言われて一時必死に座って我慢するけれどほどなく大好きなママとパパに飛びついて顔中舐め回すことくらいだろう。

もう彼が我が家に滞在することはできなくなってしまった。子犬の時から通算したら半年くらいの時間を共有した。まだ5歳に満たない若く美しい彼が天に召されたことは悔しく悲しい。。。飼い主さんが最後の様子を知らせてくれてまた涙涙となる。我が家にいた時に元気に振舞っていたのは彼の最後の頑張りだったと思うと書かれていてまた泣いた。。。そうあの子は気遣いのできる素晴らしい犬だった。まるで人間みたいな犬だった。

超大型犬は寿命が短いと言われているけれど10歳くらいまでは頑張ってほしいんですよ~と言っていた飼い主さんの願いは弟に引き継がれていく。タケちゃんがお利口さんだから君はいい子になれるねと太鼓判押した弟が最高の犬を失ったご夫婦を支えていくことを願っている。

タケちゃん、バーニーズという犬種の素晴らしさを教えてくれてありがとう、君は最高の生徒だったよ、またいつか生まれ変わって君のママとパパのもとに帰っておいで。そしてまた私たちの所にも遊びに来てね。ずっと待っているから。。。それまでゆっくりお休みなさい。

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