ジャイアン緊急入院。

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7キロ越えのジャイアントミニチュアダックスのジャイアンが8月30日日曜日、緊急入院しました。

29日土曜日の夜、ご飯だよ~と言っても、食器を持った私の姿を見ても目だけちらっと動かすだけで一向に駆け寄る気配もありませんでした。ジャイアンに限って、あの大食漢のジャイアンに限って、ご飯を無視するなんって絶対に変。

何かあったかなと思い起こしてみれば昨夜の御飯の後、いつになく息が荒かった気がします。でも数時間後にはいつものジャイアンに戻っていたので何も心配しませんでした。

みんなの食事を終わらせた頃、のろのろと動き始めたジャイアンは結局夜中までに数粒のフードをいやいや食べ、いつものようにベッドには上がらずに部屋のドアの前に陣取って眠りにつきました。

ヘルニアの前兆?ほかの子の薬を間違えてあげちゃった?もしかしたら心不全の前触れか?

色んなことが頭の中を駆け巡ります。急変はなさそうだけれど明日の朝一で病院に行こうと決め、ジャイアンの様子が気になるので子犬達の部屋に戻らず同じ部屋で一緒に寝ました。こういう時は不思議と眠気は起きません。うつらうつらしながら、ジャイアンを起こさないように暗い中を目を凝らしジャイアンのお腹が呼吸で動くことを確認し、またうつらうつらと時間が過ぎ…そして朝がやってきました。

聴診器で心音を確認するとほかの子たちよりかなり早く感じます。これは体のどこかの痛みが強いか、心臓自体に問題が起きているかどちらかだろうと予想が付きました。早々に病院へ向かいます。

自分が想定したことを先生に伝え、心音を確認してもらい足の動きの確認からヘルニアは除外、レントゲンを撮ってからエコーで内臓を確認すると胆嚢の中が砂状のものでぎっちり埋まっています。。。破れてたらヤバいなぁ…とつぶやく先生、その後血液検査。

両方の結果が出るまで車に戻り落ち着かせます。ビビりのジャイアンはレントゲンの段階で肛門腺から分泌物を絞り出し先生に大迷惑をかけ、車に戻るとホッとしたのかビリビリウンチが出てしまいました(T_T)。
普段病院には縁のないジャイアン1年前歯石取りをしたことがありました。実は他人が怖いジャイアン、私以外にはお腹を見せられない気の弱いジャイアン、頑張ったけど私から離されたところで気持ちが崩壊したようです。。。

くさぁ~い!というクレームの声は彼にはすでに聞こえないのでしょんぼりとはしませんが、車の敷物はエライ事になりましたからハイターで漬け込み洗濯しなければ…。

ジャイアンお腹が痛かったんだね、気が付かなくてごめんね。。。そんな声をかけていると結果が出てきました。レントゲンではヘルニアの所見は見当たらず、腹水などもまだ出てきてはいませんでした。

血液検査の結果は・・・(T_T)

ALKP 2000U/L (23-212)

ALT 測れません(10-100)

GGT78U/L   (0-7)

TBIL1.0mg/dL   (0.0-0.9)

白血球は23800

なんか見たこともない数値が並んでいる。。。これってかなりヤバい状態でしょ(T_T)心臓のドキドキが先生に聞こえてしまうんじゃないかっていうほど大きい。

そうだ、ジャイアンは14歳を超えていること忘れてた。実際、先生にはもうじき14になるんですと申告しいや14歳半くらいですよと修正されてる始末。それくらい若々しいジャイアンだったのに…。

血液検査の結果を見た先生が、申し訳有りませんがこのまま帰すわけにはいきません(苦笑)黄疸も少し出始めていますし、このまま入院しましょう。点滴で治療開始します。

ぐうの音は出ない。まだこの後の状況で緊急手術になるやもしれないし、万が一には手遅れでおなかを開けても助けられないかもしれない可能性も聞かされる。頭の中で何かがぐるぐる回っているような感覚。冷静になろうとしても心臓の鼓動ばかりが大きくなっていく。もうじき15なのに「腹切り」ですか…。

ジャイアンに死の影が忍び寄っていることなど考えてもいなかった。

入院するにあたってジャイアンはこういう子なんですといろいろと伝えるなかで、点滴のための留置を入れてもらい彼はそのまま入院室に連れて行かれた。。。

車で待機してくれていたパパに事情を説明しながら手が震えている。いつもそうだ、いつだってこういう事には慣れる事が出来ない。平静を装うことはできるけど、心臓は嘘をつかない。

点滴が効くかどうか、胆嚢が破れていないかどうか、そしてもう一つ、肝臓がんの可能性・・・・。

何とかご飯を食べられるように元気が戻るようにしか祈れないまま先生からの報告を待つことになった。

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