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2016.08.02

白・HAKU…。

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昨年の2015年7月12日。ダッシュとデイジーの間に産まれた白は12歳3か月で天使になりました。私の予想と違って余りに早い別れでした。。。白が病気である知らせを貰ってすぐに、我が家のサンダーも体調を崩し、状態は芳しくなく、時を同じくしての二人の闘病生活では、まだ若い彼らをを思っては涙が止められず、看病をがんばっていたNORIさんの胸中を思うと自分と同じように夜が来るのが怖いだろうになどと想像しては、頭がいっぱいになり、結果、何も手につかなく・・・。
当時、白の状態の改善に役立つことや治療など白にとって何が一番必要で何をやってあげることが大切であるか役に立てるかもしれないことを思いつくままに伝えていたような気がします。。。

白の病状、頑張っている様子など、途中経過はたびたび伝えてくださって一喜一憂していたのが一年も前であるとは・・・。亡くなったのはまるで昨日の事のように鮮明なままだから…。
白が亡くなった知らせは予想よりもずっとずっとショックが大きく、彼のことを書けないまま1年もたっています。

彼の動画や写真を穏やかな気持ちで見れるように気持ちが落ち着いた今、改めて彼とのことを書いておこうと思います。若く美しい彼の姿と共に・・・。

2003年4月7日誕生。白は名前とは裏腹にまっくろでタンのマークがほとんど見えない地味な毛色の男の子でした。飼い主のNORIちゃんの希望はブルーマールの雄だったのに、私が勘違いして、先に「アトム」の飼い主さんを決めてしまい、トライの白がパートナーになりました。
まさかの失態に、本当に申し訳ない事をしたと次の子を待ってもらうように話したけれど、何かの波長が合ったのか、やはり運命の赤い糸が結ばれていたのか、「この子と暮らしていきたいです」と言ってもらい、白を抱いて「良い人に選んでもらえて良かったね!」と喜んだことが昨日の事のように思い出されます。
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彼女が決めた名前を聞いた時、真黒な子だったからあえて印象的に「白(ハク)」なのか?と思ったら、「千と千尋の神隠し」の川の化身「白」からもらったという素敵な名前でした。

白は子犬の時からメキメキ大きくなって、スタンダードサイズを有に超えたけれど、のちにフリスビードッグとして素晴らしい結果を出す犬に成長していきます。頑丈でタフな彼だったからこその結果なのだろうと思います。
子犬時代は溺愛?と思うほどそれはそれは可愛がられて育った子でした。1歳くらいになってから訓練を模索し、一緒に大きな競技会会場での試験を受けました。やる気満々の犬で動きは素晴らしいのに、あたふたする飼い主に「次は?次は?早く言ってよ!!!」と、まくし立てる賑やかな子に育ちました。

いつかは父親のダッシュのようにフリスビーができる犬にと頑張ってくれたおかげで、白はボーダーコリーたちと互角に戦い結果を残すようになって行きます。若く元気な飼い主の要求通りに、抜群の動きと体力を備え、少々おしゃべりな所もあったけれど見事な写真や動画をたくさん残してくれました。今もまだ動画サイトに彼の雄姿が残されています。(NORI&HAKUで検索)

一度、ファンタとの間に子供を期待しましたが、女の子が苦手だった白との間に子供ができることは有りませんでした。返す返すも残念です。JCC埼玉展では何回かお昼の休憩中にイベントとしてDISCDOGを一緒に披露してくれた白でした。当時DISCができるシェルティーは何頭か育っていましたが、大柄でダイナミックで一番カッコ良かったなぁ~…。
たくさん写真があるけれど当時は動きの速い白の写真が上手に撮れずにピントがぶれるばかりで歯がゆい思いを沢山しました。

白は毛色が地味だったけれど誰よりも華やかに生きた犬だと思います。シェルティーだってフリーフライトはできるんだよとダッシュやサンダーが見せたモノよりもドッグダンスの業なども取り入れてずっと華やかで煌びやかな演技を披露してくれました。

数年前、多くのシェルティー飼いの人たちにフリスビーの楽しさを知ってもらおうと「AIRMAGIC」というサイトを別枠にし、チームを立ち上げた時もありましたが、「家庭犬としてベストにしてから」という私の希望と、「DISCDOGとして早く練習させたい」というメンバーとの間に意思の疎通ができなくなりチームが消滅したことはとても残念でした。あの当時、NORIさんが作ってくれたサイトはとても素敵で、TOPに貼ってあったDISCDOGFLASHはまた見たいほど素晴らしい出来でした。。。

多くの犬が年を取り、競技から離れた現在、ようやく当時の意図が伝わり、「何が伝えたかったのか今になって解る」と言ってもらえることは今後の犬たちに有益でしょうし、白たちDISCDOGからもらったご褒美の一つだと思っています。

犬との人生の最高な時期は、ほんのわずかです。それまでに泣いたり笑ったりしながら一緒に学び育っていく、そしてそれが数年後に大きな成果に変わって現れる、それがあったら、無いよりもずっとずっと人と犬は幸せになるのではないかと思います。

ダッシュを失い、今もまだ彼の思い出を胸に抱き続けるパパや、サンダーを失った私が途方に暮れ、なかなか新しい子たちに目を向けられずにいたように、白を失ったNORIさんの悲しみはずっと続くのかもしれません。それほど彼らは飼い主の人生に決して消えない巨大な花を咲かせたのだと思います。

ダッシュが多くの子を残したように、白にもサンダーにも子孫を残してほしかったけれど、叶わぬ夢となりました。でもいつかきっと、彼らを彷彿させるような見事なDISCDOGのシェルティーがきっと現れるでしょう。それを飼い主が望むことによって、すでに経験値を積んだものがいて、何をすべきかを伝えられれば、ダッシュ達よりももっと早く完成するかもしれません。。。

大きめのシェルティーだからこそできる多くの楽しみ、頑丈な体と強い精神を持った、白の様な素晴らしい犬にまた逢いたいと願いつつ…今天国にいる白と、彼を立派な犬に育てて最期を見届けてくれたくれた飼い主のNORIさんに感謝を込めて、ありがとう!!!!!

NORIさん・・・悲しみが癒えたら、また逢いましょう。
白やダッシュ・サンダーの想い出を沢山語り明かしましょう…。

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2016.08.01

アイスが天使になりました。

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マリンの娘で先月15歳を迎えたばかりのアイスが29日午後9時過ぎ、天使になりました。

アイスは産まれてすぐに生死をさまよい、助かったものの不安で我が家の子として残した子です。先代マリンの娘の中でブルーマールで両目がブルーの子はこの子だけでした。思いのほか大きく育ち当時楽しんでいたショーの夢は断念。穏やかで利発な彼女にはマリンから受け継いだ人の話をよく理解する賢い頭脳が備わっていました。マリンを育てた時のように何ら苦労することもなく毎日の言葉の掛け合いで十分すぎる成果を見せる子だったのでいつかは子孫をと望んだ子です。

アイスが大人になってしばらくしたころ、アイスの子供を熱心に望んでくださる方が数人いました。なかなか出産まで至らないとお断りが続く中、とても熱心でずっと待っていると言ってくださったのが我が家からクッキーをお嫁にしてくれたクッキー家のご夫婦でした。希望に沿いたくてもアイスはなかなか出産まで至らず、何年待たせるのかわからない状況でした。
当時クッキーの訓練を通して非常に親密になっていたこともあり、もし良かったらアイス自身を主嫁にもらってくれないかと相談し、一つの約束をしていただきアイスをお嫁に出すことにしました。

アイスは犬として十分なものを備えて、クッキー家に嫁ぎ、少々可愛がられ過ぎてやんちゃだったクッキーの良き指導者として暮らしました。
それ以上に、犬との暮らしが初めてだったクッキー家に、「犬」を教えてくれたようにも思います。

アイスを通してクッキー家と我が家は普通のオーナーさんたちよりもずっと親密なお付き合いをするようになりました。そこにアイスの存在がどれほど大きなものだったのかと今も感謝の気持ちでいっぱいになります。

月日が流れ、アイスが母になる日がやってきました。アイスの大きくなったお腹に聴診器を当てて、「ほらココに赤ちゃんがいるんだよ、元気に心臓が動いている音が聞こえるでしょ?」とクッキーママに聞かせてあげたあの日を思い出しています。アイスは素晴らしい子を7頭も産んでくれました。うちにその血統を残さなかったことがとても悔やまれますが、2004年生まれの子供たちは皆大事にされています。でも12歳の年を迎え、すでに天使になった子もいます…。

犬は2頭までと思っていた彼らがその音を聞いた時から、アイスの子と暮らしたいと決心したとは思いも寄らず…。2014年9月5日、アイスは7頭の子を出産し、そのうちのココアがクッキー家の3番目の娘として嫁ぎました。

クッキー・アイス・ココアの三姉妹との逸話は数えきれないほどあります。笑いあり、涙あり、楽しかった思い出、辛かった思い出・・・。我が家の恒例のキャンプに度々立ち寄ってくれ、24時間かけて、我が家の犬たちに対する接触の仕方などなど観察して、「なるほど~勉強になりました!」とかえって行き、それを次の年には我が家のほうが舌を巻くほどの結果にして見せてくれたことはご夫婦の犬たちに対する愛の深さを感じずにはいられませんでした。
そして、三姉妹の為にお二人が頑張ってお宅を新築され、新築祝いに駆け付けた時、三姉妹の幸せに満ちた顔を忘れません。

長い長い年月が過ぎるとき、ブリーダーと飼い主との間に親密な関係が続いてることは非常に稀な事でしょう。親しかった彼らとも、それぞれの忙しさから1年に一度会えるかどうかという関係に変わっていました。

年月が流れ、犬たちの体にも変化が起きます。調子が悪いけれど病院行くべきか?という相談よりも先に、「病院でこういう病気だと言われました」とか「亡くなりました」との報告が、嫁がせて10年くらいからポツリポツリと届くようになります。突然倒れたとか、病気の兆候の知らせが届くこともあります。。。

問題なく年を取っていく子たちのうちの1頭だったアイスは、親しい分、少しの変化についても何度か相談がありました。それも大したことがないままで、だんだんと連絡は途絶えがちになっていましたが、それはクッキーの死によって再開し、また密に連絡を取り始めた頃でした。

今年の初め、アイスは年齢を考えて避けていた手術を受けることになりました。手術をしなければ死んでしまうのを待つだけなら、危険を冒してもやる価値があると判断したからでした。何度かそのことについて相談を受け自分なりのアドバイスをしつつ。。。
術後急激な回復を見せたアイスが数日で体調を崩したと連絡がありました。

我が家では今年になってすでに25頭を見送っている経験があり、術後についても多少なりともの知識が有ります。アイスの症状はすでに経験済みのもので、時間が遅ければ手遅れになるものでした。
緊急に病院へ行ってもらい、検査の種類を知らせ、獣医さんに知らせてもらい、適切な処置をしてもらえたので事なきを得ました。

今思えば、あの日からの7月29日までの半年強の時間、アイスがご夫婦との別れが来るまでのご褒美だったかもしれないと思います。

アイスはクッキーを見送って寂しくて辛い時間ご夫婦を支え、娘のココアと共に頑張ってくれたと思います。

愛犬の事で相談を受けた時、私は厳しい事も伝えなければならない立場にあります。愛犬がいつかは死んでしまうこと、それまでのできることは何か、どこまでやることが犬にとっての幸せなのか、犬が目の前にいるのに泣いてばかりは駄目だと、いなくなる前からその時の事ばかり考えていたら大事なものを失くしてしまう事、病気と闘っている犬を不安にさせないでほしいと・・・。

時には悲しみの共鳴を求められていることが解っていても・・・それをしてしまったら冷静な判断ができなくなることも知っているから。。。

アイスは頑張りぬいた15年とひと月を、ご夫婦と実の娘に見守られ天使になりました。

長い間アイスを娘として大切に育んでいただいたこと感謝しています。

 

アイス、そっちにはママのマリンもクッキーも君の子供たちもいるから大丈夫だよね。
アイスのパパとママが沢山泣いている・・・とっても愛されて、大事にして貰って本当に幸せだったね。私からもお礼を言っておいたよ、アイス、またいつか私の元に産まれておいで、待っているからね…。

ゆっくりお休み、またね、アイス・・・。

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