メロディが天使になりました…。

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我が家の女帝、ダッシュとクリスの唯一の娘であるメロディーが今朝早く天使になりました。

この数日食欲も回復し、上手くしたら体重も戻ってくるかもしれないと期待できるくらい目の光も強く、動きも良くなり、ご飯の時間が私の幸せな時間となっていたのに…。

毎朝、目覚めると寝ているメロディーのおなかが動いているのかを確認し、ホッとしてその一日は始まっていました。でも今朝は、お気に入りの場所に居るメロディーのおなかは動いていませんでした。

昨夜遅く、2時過ぎにはぐっすりと眠って、ちゃんと呼吸していたのを確認したのに・・・。
すぐ横に眠るモリーすら、メロディーが逝ってしまった時を知らなかったのか、何かあれば大騒ぎするはずが、まったく静かな朝でした…。
パパは私よりも1時間くらい早く起きますがそのパパも気が付かないまま…。

呼吸していないメロディーに気が付いてから、何をどうしたのか覚えていません。少しだけ体は暖かく、でも硬くなりつつありました。抱き上げてメロちゃんが死んじゃったと喚いた様な気がします。息子を呼びつけ、右往左往し…。

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メロディーがいなかったら今我が家でブルーマールやバイブルー・トライやバイブラックの子犬が産まれることは無かったでしょう。
メロディーはダッシュとクリスの間に、2002年1月30日4頭の子犬の長女として産まれました。たった1頭のブルーマールの女の子だったので産まれたその時にうちの子に決めました。
一緒に産まれた兄弟たちは良いオーナーさんの元で大切に育てていただきみんな寿命をまっとうしすでに天使になりましたからメロディーは4頭の中の最後の1頭でした。

メロディーは体が小さくコロコロとした子で気の強いおてんば娘でした。2005年、メロディーの血を繋げたくてカルロス君との間にジェニィー(50グラムの奇跡)が産まれました。あまりに小さく産まれたジェニィーの生涯は短く、辛い思い出がたくさんあります。なので出産をどうしようかずいぶんと悩みました。。。でもここで血を途絶えたくない思いから…。

翌年、ルディ君との間に2頭の子をもうけました。そのうちの女の子がパフィーです。

その後メロディーの子で女の子は3頭生まれましたがうちに残ることは無く、最後の出産はすべて男の子でした。右京はメロディーの子ですがうちの犬のラインでは血が近すぎるので未だ独身です。

そんなわけで、メロディーがいなかったらパフィーは産まれてこなかったし、パフィーがいなければエコー・マオ・カリンたちは産まれてこないわけで、代々血を繋げていくとき、運命のような物を感じます。当時は今のようになるとは思いも寄りませんでした。。。

メロディーには厳しくも優しいクリスが母で、群れのリーダーだった父親のダッシュが何時もそばにいました。彼らから引き継いだ強い精神力と無謀にも思える冒険心を持ち、いつも子犬のように可愛らしい、見た目はキャンディーだけど中身はマリンという子でした。

ダッシュ亡き後、マリンが仕切っていた時代のように長い間メロディーがリーダーを務め、いつしかその役目をサンダーに引き継がせ、穏やかで静かな時間を過ごしてきたと思います。サンダーが逝ってしまった時も凛として女は強いなと感じさせた子でした。

ファンタを亡くした時、食べられないことへの私の苦悩を察知していたのか、大声で泣きじゃくりファンタにすがりついていた私に、同じように悲しまないように気を使ったんじゃないかと、あいつはそう言う気遣いする奴だったから・・・と息子に言われ、メロの亡骸を見てはそうかもしれないなと思います。

メロディーはシェルティーらしく飼い主をよく観察し非常に細やかに私を知っていました。体が小さいからと私が凄く心配していることも知っていました。

何も食べれなくなってきたとき、これは?あれは?と差し出す私に、「ゴメンね、あんまり食べたくないんだ」と鼻先でそっと押し返してきたりする子でした。具合が悪くなってからスイカだけでかろうじて命が繋がっていた時もあったし、枝豆が気に入って毎日枝豆をすりつぶしたときもありました。馬肉のほぐし缶しか食べなくなった時はもう駄目かなって思わせたけど、炭水化物を取ってほしくてご飯を混ぜて食べてくれたのは3日間でした。カボチャやさつま芋を甘辛く煮つければ食べるのに、蒸かしたり茹でただけだとそっぽを向かれて困った日もありました。鳥のささみを食べた後盛大に吐かれた時は泣きたくなりました。ゆで卵を食べるというのであげれば酷い下痢を起こし、病院のお世話になる羽目になった事も…。肛門嚢炎を起こし、お薬を飲むのにチーズでくるんで無理やり飲ませるとちょっと怒っていたけど、1回解るとちゃんと食べてくれました。苦いお薬もあったのにね偉かったよ、メロディー。。。

亡くなる数日前、たまたま、たまには食べてみようかと買ってきた「きおうりんご」をスーパーの袋の中に入れたまま床に置いていたら、それを持ち出して齧って半分くらい食べていました。食べ過ぎだよと取り上げると後をついて回るほど欲しがるので、きっと体が欲しがるものが入ってるんだろうとその日から与えるようになりました。スイカはもう手に入りにくくなっていたので消化しやすいように毎日りんごを擂ってあげました。驚くほどよく食べ、ウンチも硬く良い感じ物もが出て、元気そうに見えました。その時の写真を撮り、そのうちブログに元気ですよって載せようと思っていた矢先の今朝、小さな女帝は静かに眠りにつきました。

メロディーはとってもかわいい子でした。シェルティーのスタンダードと見た目は程遠いかもしれないけれどクリクリの大きな目の彼女の内面にあるシェルティーらしさがとても好きです。それが彼女の曾孫や曾曾孫たちに備わっていることを願っています。

虹の橋のふもとには多くの我が家の犬達や、メロディーの同腹の兄弟たち、一緒にDISCや訓練で楽しんだメンバーが勢ぞろいして迎えてくれているでしょうから、若く美しいキビキビと動ける年齢に戻ってご挨拶しているでしょう。14年と7か月28日、もう少しで8か月だったけど欲張っては駄目ですね、長い長い間、沢山の幸せと希望と夢をありがとう。

メロディーに関わる多くの方々にもお礼申し上げます。長い間応援ありがとうございました。今度はメロディーは天国から皆さんを見守る役に尽きました。。。

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