余波…。

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メロディーの急逝によるショックが徐々に下の部屋の住人達に蔓延してきた。

モリーが嘔吐。ジャイアンが下痢。アラレ食欲不振。想定内のこととはいえ、仲間を失う事のストレスの大きさが身に沁みる。犬も身内を亡くすことは人と同じくらい辛い事なんだ・・・。

そんな中、昨夜突然シンノスケが倒れた。

犬たちの夕ご飯の支度中、水入れの前で動かないので珍しいなと思っているうちにそのまま横倒しにバタンと倒れた。もがきもしない…。

視点は定まらないし口元には涎。

慌ててバスタオルでくるんで抱き上げた。

声をかけても体が震えていて心臓の鼓動がものすごく速く体が凄く熱い。「シンちゃんしっかりして!」と体をさすりながら30分ほどたつと震えが収まった。動悸もだいぶ減ってきた。

息子に犬たちのご飯を頼み、何頭か上に連れて行ってもらう。

死んじゃうかもしれない恐怖がようやく遠のいたのは2時間くらいたってからだったろうか…。
食欲はない。

抱いているよりはベッドに一緒に横になったほうが楽だろうと寝かせた。硬直していたお腹も少し柔らかくなり手足を伸ばして眠り始めた。体をさすりながら・・・「メロが逝っちゃったばかりなんだからあんたまで逝っちゃったらお母さんボロボロになっちゃうよ、頑張ってよ、お願だからさ…。」と言ってみる。

複雑な言い回しなんか解るはずも無いのに、シンノスケはしっぽだけパタパタ振ってくれた。

大丈夫かもという安堵感は眠りを誘発する。シンノスケの体温をジワリと感じ、そのままうとうとと1時間くらい眠ってしまった。気が付けばシンノスケはベッドから降りていた。「ピチャピチャ」という水を飲む音の先にシンノスケがいた。「大丈夫?」と声をかけると、「うん」と答えたかのようにこちらを振り向きすたすたとトイレに入っていった。

長~く排尿をし、スッキリしましたという顔つきでベッドの近くまで来たが自力で登ろうとはしない。今なら何か食べるかもしれないとささみの茹でたものと缶詰をあげてみる。

ささみは拒否したけど缶詰は食べたので、いつも飲む薬を混ぜて食べさせた。その後ささみも食べるというのでおおよそ1本食べた。。。

気は抜けないけど、山は越えたと思う。夜中に先生をたたき起こさずに済んでまぁ良かったかな…。

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