良く頑張りました…。

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1月22日エルザ、消化器型悪性リンパ腫のため天使になりました。2013年5月生まれ、3歳8か月の生涯でした。

昨年10月の初めに久しぶりの連絡が、なんだか具合が悪いという相談でした。いつもとても良く食べる子なのに急に食べなくなって痩せてしまったとのこと、無理に食べさせると吐いてしまう、獣医さんには連れて行っているのに一向に良くなってこないとのこと…ファンタの様子と似ているのでかかりつけの獣医さんでやるべきことを知らせ、結果を貰った上でどうしても納得がいかないのならセカンドオピニオンをと話しをしました。
結果、私のかかりつけの先生の判断を仰ぐことになり、悪性リンパ腫の可能性が高いけれどお腹の中に何か大きな腫瘤が有るのでCTで確認して見ない事にはお腹をあけていいものかどうか判断できないとのことで、急遽CTの予約を取ることにしました。もしも悪性リンパ腫でなければ助けられるかもという淡い期待を持って…。

CTの予約は本来のかかりつけの獣医さんにお願いするというので任せ、予約の日、大学病院へ行くと最初からの検査に変更になっておりCTの予約は入っておらず、たぶん悪性リンパ腫でしょうと同じような診断でした。すでに手術はできませんと言われ、抗がん剤治療を勧められるも法外な治療費の提示で帰宅。
一体どうしてそういう事になってしまうのか、怒りばかりが募りました。その日までに3週間もたってしまっていたのですから…。

抗がん剤治療をするにも提示された料金の十分の一くらいが普通のはずなので我が家のかかりつけではない信頼できる病院を紹介し判断を仰ぐように勧め、余命いくばくもない状態まで時間が立ってしまったエルザは適切な処置を受け抗がん剤治療を受け、年を越せないと思われた状況から回復し、家族と幸せなお正月を迎える事が出来ました。

でも…体の中に潜むリンパ腫はエルザの肝臓に転移しあっと言う間にその命を奪っていきました。

エルザには年の離れたおばちゃまがいます。初代マリンの娘、ホーリン。昨年8月に亡くなったアイスの同腹姉妹です。
ホーリンの年を考えて、エルザを迎え入れたのにエルザのほうが先に旅立ってしまことなど思いも寄らない事でした。しかし時を同じくして、1月25日、ホーリンもまた天使になりました。15歳と7か月でした。

ホーリンはエルザの治療でたびたび連絡を取っている中で、彼女が起こす症状がどうしても治療している物と納得がいかないモノだったのでどうせ一緒に連れて行っているのなら同じ先生の所見を聞いたほうが良いと提案し、結果、「てんかん」ではなく腎不全によるけいれん発作の可能性が高く急遽治療を変更して一時をしのぎ、一緒のお正月を過ごす事が出来ました。しかし高齢での腎不全の予後は決して良くはなりません。

毎日のように点滴に通い、元気になりました!と言う報告をうれしく聞く日々は徐々に減り、エルザが旅立って慟哭されている飼い主さんに、今はホーリンの前では動揺しないようにしてあげてと話しました。

悲しくて辛くてしんどいのは赤ちゃんの頃から一緒に暮らしていたホーリン。母のようにエルザを愛していたはずだから、大きなストレスがかかっているのよと、本当なら泣きわめいていい時を堪えるように話しつつ、酷な事を言っている自分に嫌気がさしました。

仲が良ければよいほど、後を追うように逝ってしまうものだから、あなたは頑張って欲しいと…。

泣きじゃくった彼女がホーリンの為に慟哭を抑え、必死に耐え、ホーの為に今は我慢しますと言って電話を切った後、どうか神様がいるのなら、ホーリンをすぐに連れて行かないでと願いました…。

神様がいてもいなくても、時はその瞬間を待ってはくれません。ホーリンは25日に旅立っていきました。人がその悲しみに耐えられる力を持っているから、こんな大きな悲しみを続けて起こすのだろうかと、対象が無いのに恨んでしまう自分がいます。

我が家でも4年前の12月1月2月と2週間おきに立て続けに仲良し4人組が天使になって行きました。
子犬の頃からベッタリだったレナとレオンも…。

犬にも人に勝るとも劣らない心が有ります。一緒に踏ん張って、もう少し一緒に生きたかったのに「ごめんね、お母さん、先に逝ってるね」と旅立って行ってしまう…。そんな経験はもう何回も何回も経験してるけど、産まれてきた前に帰ったのだと言い聞かせ、また産まれてくるんだよと願い、彼らとの赤い糸が繋がる奇跡に携わって行きたいと思いながら冥福を祈っています。

エルザ、ホーリン、仲良く天国に行ってしまったんだね。ママさんもパパさんもお兄ちゃんたちも酷く悲しんで、君たちがここにいない現実に潰されそうになっているよ。だから早く帰っておいで、神様に丈夫で元気な体を貰ってね、ずっと待っているからね。

ホーちゃんママ、ご家族の皆様、若く美しいエルザとの闘病生活、気高く凛としたホーリンとの15年に及ぶ暮らし、本当にいろいろと頑張ってくださってありがとうございました。
何度も、こんな時だけ連絡してすみませんと言っていたけれど、あなたが勇気を出して連絡してきてくれたからこそ、少しでもお役にたてて良かったです。
大事に大事にしてくれていたのに、3年8か月しか一緒に暮らせなかったエルザの病気については本当に悔しく思っています。病気にはならないことがベストだけれど、いつの日か治らない病気が無くなる時代が来ますようにと願います。

今日長いお手紙をいただきました。中には数えきれない感謝の言葉が並べられていました。沢山頑張ってくれてお礼を言わなければならないのは私のほうなのに…。二人をあなたに嫁がせて彼女たちは幸せな犬生を送れたと感謝申し上げます。

二つの大きな宝物を失った今、悲しくて辛い時間ばかりでしょうけれど、どうかご自愛ください。
長い間ありがとうございました。

 

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