狼爪切除

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ハニーの子5頭、ソルトの子2頭、狼爪切除に病院へ連れて行きました。

狼爪と一口に言っても色んな形が有るのですが、ハニーの子たちの物は結構大きかったです。何頭かは傷口を縫ってもらいました。

無くて産まれてくる子もいるので、切除の際にはいつも、ついてなかったらこんな痛い目に合わずに済むのにと思います。

狼爪は遺伝なので、両親ともに産まれた時からついていない組み合わせの場合子犬にはほとんどついていません。どちらかが付いている場合の確率は50%、両親ともについていた場合には100%と言いたいですが実際は確率通りには出てきません(苦笑)
仔犬に狼爪が付いていれば出産後十日以内くらいまでには後ろ足の狼爪はほとんど切除されることが多く、成犬時にはついていたのかどうかは繁殖者しかわからなくなっています。

何故切除するのか?と言う疑問には、後肢の場合には成長後怪我につながることが多く、実際に引っ掛けて裂けたという事例もあるそうですし、それぞれの犬種の犬種基準によっては切除すべきと書かれている物もあるし、切除してあっても差し支えないという書き方の場合もあり様々です。

後ろ足についている狼爪の多くは、指としての機能のないモノがほとんどで、適切な時期の切除には問題は有りませんので我が家では切除しています。大きくなってからの切除は神経の問題も有り、相応の手術になるそうなので、感覚の鈍いうち、目が明く前に行うのが適切だろうと判断しています。出産後すぐに切除する場合もあるそうですが、我が家はモリーで大事になった前例があるので、成長を見ながら行っています。

狼爪は前足にもありますが、それを切除するか否かは繁殖者の考えによるものとされているのが現状です。犬としての正常な姿と言う観点から見れば、前足の狼爪は指としての機能が有り、有るべきものです。実際に犬たちはこの指を器用に使って物をつかんだりするので我が家の子犬達は切除していません。

純血種の犬種基準にはあいまいな部分もあり、訳し方によってとらえ方が変わる部分もあるのかなぁと思いますが、狼爪に関しては、明確に前足・後ろ足と断定して書かれていないため、それぞれの考え方によって前足も切除してある場合もあります。手入れが楽・前足がスッキリ見えるなどなど理由は様々なようですが…。

と言うわけで、獣医さんが確認のために毎回「前足は切らなくていいんですか?」と聞かれますが、「うちは切らないのよ、だって前足の狼爪は犬たちは使うからね、切ったらだめなの。」と、余計なひと言を付け加え・・・。毎度そうでしたねと苦笑いされています。

麻酔も掛けずに小さな子犬の狼爪を切ることは何十年も繁殖をしていながら自分ではできないので、全て獣医さんにお願いしています。切られるときのあの悲鳴は何度聞いても辛く慣れる事が出来ない声です…。

見事な狼爪がついているときの写真…撮り忘れました(T_T)

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