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ダブルマール(ホワイトマール)とは、ブルーマール同士、セーブルマール同士、ブルーマールとセーブルマールの組み合わせ、ブルーマールとバイブルーのような【マール遺伝子(ダップル)】を重ねる組み合わせによって、生まれてくる体の部分がほとんど白いシェルティーを言います。

ホワイトコリーのように、頭の部分に明確な色の入っている、マールの遺伝子が重なっていない、カラーヘッドといわれる色の犬とは全く違う物です。マールの遺伝が2つ重なった物がダブルマールです。




シェルティーダブルマール シェルティーダブルマール


シェルティーダブルマール シェルティーダブルマール

此処に写真を提供してくださった方々が愛育されているダブルマールの犬たちは本当に幸せです。
幸せにしてくれる人に巡り会えた犬たちとそのオーナーを見つけて犬を託せることの出来たブリーダーは幸運です。
いつまでもしあわせに・・・そして、ご協力有難うございました。





死亡率も高く、死産する場合も多いです。これは致死遺伝というものをもって生まれてくるためです。万が一生存しても、生存率も低いです。この色で生まれた場合大半の犬は、耳が聞こえないか、かなりの難聴になります。
そして、眼球が無い、あったとしても眼球がかなり小さかったり(小眼球症といいます)、盲目であったりします。見た目に正常な場合でも大半の犬は心臓奇形を持っている等があります。掲載してある子たちはほとんど小眼球症です。実際に私の知っているダブルマールは、心臓に大きさこそ違いますが、穴があいている子が数頭います。耳が聞こえていない子がほとんどのようです。アルビノとは違いますが、虚弱体質の個体が多く感じます。

飼っている人の話では、他の色の有る犬よりも遥かに早く老化現象が現れ長生きする子は珍しいと聞きました。もちろん中には本当に稀に丈夫な子もいるのかもしれません・・・そういう個体がいることを祈りたいです。


ブルーマール同士の交配を例にすると、生まれてくる子犬の色の確率は、ブルーマール50%・トライ25%・ダブルマール25%の確率となります。しかし必ずこの確率とは言えず、悪くすると100%ダブルマールの場合もあるのです。
ブルーマールは美しい色でトライと組み合わせてもたくさん生まれてはきませんから、知らずにか、故意にかはわかりませんが、特にブルーマール同士の組み合わせをする人が多いのには驚かされます。



私個人は、目玉のない犬や耳が聞こえない・体に異常を持って生まれることが前もってわかっている組み合わせをあえて行ってまで、良い犬を作ることには大きな抵抗があります。そんなことをしなくてはならないのなら繁殖はしないでしょう。わたしは産まれてきた命は、たとえ奇形であっても最後まで大切に育まれ全うされるべきであるという考えのもとに繁殖をしてきているからです。
確実に問題を保有して現れるこのような組み合わせは、産まれてくる確率が少なくても、目的があっても行うのは倫理に反すると思います。

犬の繁殖では意図的に行わなくてもどんなに出ないように配慮した繁殖でも、遺伝子の突然変異などで異常のあるものが産まれることがあるのですから、駄目なものは淘汰すればいいという安易な考えにならずに最初から出ないように努力するべきだと思います。



もちろんプロのブリーダーには意図的に目的があって繁殖する場合もあるでしょうし、良い犬を作るために必要な場合もあるかもしれません。良いことか悪いことか判りませんが、ダブルマールで生まれた犬以外の色がある犬たちには、全く遺伝的にも問題はなく、普通のブルーマールとトライなのですから・・・ダブルマールで生まれ、目や耳、内臓に問題を抱えた犬であっても、トライを組み合わせることによって、次の代はすべてブルーマールが生まれるのです。ここで生まれたブルーマールには何の問題もありません。ダブルマールには起こる怖い奇形も、全て消えてしまいます。もし人間だったら子孫には問題が起きないということを喜べるわけですが犬の場合は難しい部分だと思います。


犬は、人間の手が介入することによって、体に欠陥を持つものを産ませることができるのなら、逆に、産ませないこともできるのです。現在の日本にはたくさんの良い血液の犬が入ってきているので、あえてブルーマール同士の交配をしなくても名犬は作れると思うのです。それぞれの人間の考え方によって一番大切なものが違うのでしょうが、大好きなブルーマールが悲しい結果を生まないように、きちんとした管理をしてブリードをしていこうと思います。






※存在する毛色を紹介していますが、スタンダード(犬種基準)に於いて認められていない毛色の普及を推奨している訳ではありません。シェルティーはシェルティーである前に犬であり、犬として持ち合わせるであろう毛色の遺伝としての説明です。しかし命の重さはどの犬にも平等であると信じていることをお断りしておきます。。。



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