●手のかかる犬

さて我が家には今、ファンタと雷の子のピーターとパフィーとロックの間のキースとマオの3頭のちびっ子シェルティーがいます。ほとんど同胎に近い状態の子育てでここにダックスも入るので実質4頭の子育て奮闘中です。
我が家で教えることは呼ばれたらくること、【やめなさい】という禁止の言葉がかかったらその行動をとめること。これが確実にできるようになったら大人になったねと認めてあげるよというレベルです。
部屋の中だけではなくどんな場所でも誰がいても何があっても・・・という付属条件がつくので多くの犬は3歳くらいにならないと大丈夫な犬と思ってもらえません。人で言うなら社会人として認められるレベルって感じです。シェルティーなら、できるようになった子は闇雲にほえまくったり、呼んでも知らん不利をするなんって事はまったく無く、リードが離れても、万が一にも家から外に出てしまっていても心臓がバクバクするほど心配しなくてもいい犬になっています。
ダックスはなかなかこう簡単にはいかないので、犬種の特性だろうなぁと思うことしばしばなのですが(苦笑)ダックスはどちらかといえばまとわりつくことは多くて、呼ばれたらすっ飛んでくるのですが、うちの子たちの場合、離れて待つとかはあまり得意ではない気がします。過保護で溺愛で育ててしまう代償みたいなものです(*^_^*)小型犬は中型に比べればけじめが甘くなりがちだと思っています(笑)

要は犬にも個性があり、その仔その子の物事に対してのとらえ方が違うのだからみんな同じ風に育つわけがないと最初から決めてかかっているからだと思います。犬と同じ目線に立ってみれば怖がる意味もわかるし、恐ろしいものではないと認識させる手段を主つくことができますが、目線が高ければ思いつくことも不可能だし、教えてもらったところでうまく利用できるはずもありません。
犬は三歳児と同じと言っているのは目線の高さも同じようなものと見れば大いに納得できる部分でもあります。日常、人の目線の高さから学ぶことがらと犬の目線から学ぶことがらには大きな違いがありますから・・・。手がかかる子ほど何がどうして怖いのかとか、吠えている意味は何であるかなどを見つけていけば対応する手段も見出せます。我が家の咆哮ナンバーワンは今やピーターからキースに移行しました。ピーターはようやく従うことを学びましたがキースはまだまだです。これが一番厄介なタイプのようでピーターのように一筋縄ではいきません。早々に、信頼関係を築かなければまずいんだなぁと思いつつ手が足りないのは実上です。
散歩に行けば気の向く時だけ優雅に歩き走り、いまだかつてわからない理由のまま、ピタリと地蔵さんのように固まって動かなくなるキースに手を焼きながら、そのうち平気になるさねとおおらかに子育てを楽しんでいます。今回の子育てで一番手のかかる犬はキース以外にいないでしょう。彼は自由奔放で、幼い時期には非常に聞き分けの良い子でありながら、すぐに自分の都合の良い方向へ導くことを覚え、いたずらを謳歌しています。

いやいやきっといつか、あの穏やかな美しいミールのようなパートナーとして私の目の前にすくっとたたずみ、さぁお散歩に行きましょうかと私を誘ってくれる日がくるでしょう。その日が来るまでもうじき6カ月の声を聞くキースを慎重にかつおおらかに子育ては続けていくしかありません…。