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HOME > MAGIC STYLE > わが家の室内のこと



我が家の日常、家の中での犬たちとのかかわりあい方はみなさんが考えているほど犬にべたべたしていないんじゃないかなと思います。犬たちは何もすることがなければ結構怠け者なので若い子でもよく寝ていることが多いです。老犬はとっても良く寝ます(笑)いつもうろうろしている子はほとんどいなくて、ポメラニアンもダックスもシェルティーも私が動くと一緒に起きて動き回りますが何やるの?次は何?と興味を持ってやることをついて歩いてきます。名前を呼んで犬をそばに来させて何かしら触っていることが多いですがこれといってアクションがあるわけではありません。


家の中では静かに!が原則です(^−^)
家は二階建てで、成犬と子犬、また、お預かりする犬たちはすべて私たちとともに室内で暮らします。私たちが食事をしたり、団欒したり、寝室として使っている一般家庭としての部屋です。二階にも一階にも犬がいる場所には必ず人がいるようにし、犬たちの世話のレベルによって私と息子と主人が入れ替わって担当しています。


犬たちとのコミニュケーションは簡単なコマンドをたびたび使うことで、コマンドのみではなくほとんどが人の話し言葉でよく話しかけています。上にいる子も下にいる子も同じですが、老齢の子たちは耳が聞こえない子がほとんどなのでボディーアクションが必須なのが玉に瑕です(苦笑)言葉かけだけで吠える等の行動が止まらなくなった老犬との暮らしは若く元気な犬たちとの暮らしとは違います。また体が思うように動かなくなっているので、その数が多ければ多いほど、分けられるのなら分けたほうが怪我もすることが減り、年老いた犬、病気の犬のためには幸せだろうと感じて老犬たちがいる部屋は私がいつもいる部屋になり、現在に至っています。


我が家で犬たちとどんな話をしているかといえば、洗濯機が止まった音が鳴ったら「あれ?洗濯機が止まったかな?じゃぁ干しに行こうか?」といった感じでです。すると私が動き出す前に起き上がる子もいるし、私が立ち上がるとあわてて起きる子もいるという感じです。犬たちは「干しに行こうか」の「行こうか」という言葉に反応するか、私の動きに反応して行動します。立ち上がると同時に「おいで〜」と呼ぶと全員ついてきます。来たら「いいこねぇ〜おりこうだねぇ〜」と必ず褒めています。


犬たちはよく寝ているので私のそばに寝そべっている子がいれば必ず撫ぜているといってもいいでしょう。抱っこをせがむ子がいれば抱き上げて膝の上に載せているし、近づいてきて何か言いたそうなときは「なあに?」と聞いてみます。
彼らの目線の先に伝えたいことがあることが多く、お水がないんだよねとか、ベランダに出たいよとか、ちょっとこっちに来てといった簡単な要求はすぐにしてあげなくてはならないときは行動するし、待っててほしい時やできないことのときは「待っててね」「それは無理だな」とちゃんと返事をしてあげます。やってほしくないことをした子がいたらまず名前を呼びます。たいていはすっ飛んでくるので「吠えるのはやめてね」とか「騒がないでね」とか「ここにいてね」とか犬に対してどうしてほしいのかの要求を出します。


ご飯のときは「ご飯にするよ〜」と声をかけます。バリケンに入って待つ子もいるし、うれしくてついて回る子もいるし様々でたぶん一番うるさい時です。吠えていると「吠えてたらもらえないよ!」と言って吠えるのを止めながらご飯の用意をします。吠えていない子から貰えます(笑)
年寄り組はバリケンに入ることなく、みんな並んで一緒にご飯を食べます。「おいしい?」「今日は○○を入れたからうれしいね」と話しかけると犬たちは尻尾を振りながら食べてくれるし、その子によっては顔をあげて私の顔を見て、また食べるといった具合です。食べ終わった子から「はい、○○ちゃんはごちそうさまね」と食器をとり満足した子はそのままごろごろ転げたり、トイレに駆け込む子がいたり、様々ですが、まだ食べ終わっていないほかの子の物をとるようなことはありません。覗き込もうとしたときに「それは○○のだから食べちゃダメでしょ?」といえば無理やり取ろうとする子はいません。




暇ができた時に、コマンドで動くかなとかこれはわかるかなといった訓練に近い形を教えたりするのもみんな遊びの中でやっていきます。犬たちが好きな遊びはおやつを両手に持って「どっちにあるかな?」と言って当てたらもらえるという遊びや、握手を交互にしたり、座れと伏せをランダムに入れてバッタン遊びをしたり、名前を呼ばれて「ワン!」と答えるとか、結構単純なのが好きです。全員一緒に遊ぶことは到底できないので、○○は待てだよと待たせつつほかの子を動かすということが多いかなと思います。手を使って噛む真似をして「あうあう」と言いながらじゃれあいっこをしているとか、あとは「お母さんはどこ?」と探させたり、「ユウちゃんを呼んできてね」と呼びに行かせたりしているだけで、訓練という感じとは違うとおもいます。自分たちにとっては犬たちにかかわることはほとんどがみんな遊びになっています。


通常家の中で訓練めいたことをするのはほぼ雨が続くような時だけで、多くは外でごくたまに練習しようか?と遊びながら練習する程度です。外では思いっきり走り周り、DISCをしたり、ハードルを飛んだりトンネルをくぐったり、庭中の散策をしたり体力を十分に使わせます。
つまり室内の生活で必要なことと、外でできることを分けています。室内の中では訓練という形よりもしつけというルールの徹底のほうが教えやすく繰り返しが可能だからです。


室内では犬同士で遊びだしても吠えすぎたり騒ぎすぎたりするとすぐに止められてしまいます。仔犬がいるときはよく怪獣タイムと言って何が原因になっているかわかりませんが(笑)誰かが爆走を始めてみんなが巻き込まれて目いっぱい走ります。
仔犬がいない時も玉に始まることもありますから時間帯によって大目に見ています。


物を使った遊びのほとんどは人が気が向いたときに「遊ぼうか?」と誘って始まるものだけで、ほとんど犬からの誘いはないといってもいい気がします。ごくまれにボール等を持ちだしてきて投げてっていう子もいますが、家の中なので投げて取りに行っての繰り返しを数回するとすぐに休憩、また数回繰り返して休憩といった感じの遊び方です。いくらやっても飽きない子たちなので終了はすべて私たちが決めます。


家の中ではその時々によって呼んで抱っこしたり一緒に寝たり、くすぐりっこをしたり、手入れをするためにブラシをかけたり爪を切ったり毛のカットをしたり、一緒におやつを食べたりしているだけです。おやつをあげるときは1頭ずつ名前を呼んで、目が合うと上げます。これがアイコンタクトの基本です。
他は私がしている仕事によって洗濯物を干すときに一緒にベランダについてきながらワイワイと走ったり跳ねたりします。掃除機をかけるときは一緒になってそばにいる子もいるし、少し離れたところで眺めている子もいるし、うきゃうきゃしながら跳ねている子もいます。掃除ですら遊びなのかもしれません。洗い物をしているときにそばにいる子もいるし離れている子もいます。それぞれって感じです。


床に寝ころぶ以外にソファがあるので高いところが好きな子はそういうところに飛び乗ることが多いし、サークル(60センチ)で仕切っているところがあれば通りたいときはとび越えています。
DISCを使って遊ぶことが多いので絨毯敷きの場所で飛んだり跳ねたりしている遊びの時間は1頭あたり2・3分だと思います。何せ数が多いですから(笑)たいていは動きの過激なものはすべて外のフィールドになっています。


雨などが続いてちょっと運動不足気味になるとシェルティーは1頭ずつ階段の上がり降りで爆走して消化しています。階段には絨毯を張ってあるので滑らないようになっています。階段の下にいて「上がって」「降りて」と数回上り下りをします。かなりの運動量になるのでバランス感覚や筋力をつけるには我が家の犬にはよい遊びです。人が下にいてコマンドをかけるのは万が一足が滑って落ちてきても受け止めるためです。


現在は広い庭ができたので雨の日でも屋根付きの場所にできることが可能なので、犬たちに階段には勝手に使わせていません。



老犬たちは何もせずに日がな一日を寝て過ごしていることが多いです。遊ぶというより人の後を付いて回るくらいです。耳が聞こえない子が多くなってきているので後ろから声をかけてもほとんど無駄になってしまいますが、今までの習慣上、ついつい大きな声で話しかけています。老犬たちが聞こえないことで他人に迷惑がかからないように人が来ているときは結構気を使います。もちろん気を使えわなくて済む人たちの時だからこそ、犬たちも通常通りいるのですが(笑)


ケネルと呼ばれる犬専用の部屋があり隔離して飼育しているわけではないので、単に親犬が見たいとかケネル訪問したいといわれるものをすべてお断りしているのはこういったスタイルで生活しているためなのです。親犬が見たいなら庭で楽しんでいる状況をぜひ見に来てくださいとお願いしています。


基本的に家の中は静かに!が原則なのが一番多いかなと思います。犬たちは声帯を切っている子は一頭もいないので吠えないことはありませんから「やめなさい!」とよく言われています。外の人にも聞こえているでしょうからきっと犬のほえ声よりも人の叱る声の方が大きく聞こえていたりして…(苦笑)優しく言うことはほぼなく、少しでも早く吠えることを止めることを優先しているので見えないところから聞いている人にはすごく怖いかもしれませんし(笑)


住宅街のど真ん中でたくさんの犬たちの声帯を切らずにしつけで頑張って育ててきた結果は、今の家になるまでの27年間、苦情を受けたことが一度もないということで証明できるでしょう。犬の毛やにおいの問題は吠え声の問題は飼い主側の努力でいかようにもなるということだと思います。室内での暮らし方の中から犬たちはすべてを学ぶのです。それも犬たちから教わった大切なメッセージです。


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