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それぞれの家庭にそれぞれのルールがあります。我が家にも、のんびりゆったり暮らしていても実際には犬たちに守らせる絶対的なルールが存在します。あれもやらせない、これも禁止と書き出していたら何ページにもなってしまいそうなくらい実際のルールは多いです。その代わり、ルールに縛られて窮屈であるという感覚を犬たちが持たないで過ごすような配慮はして生活しています。


我が家は数年前に周りに迷惑が掛からないような場所に引っ越して来ましたが、それでも数多くの犬がやたらに吠えたてられると困ります。かといって声帯を切って飼おうと思ったことは一度もありません。そんな事をするくらいなら手間を惜しまず犬に理解させる方法を選びます。犬には生まれもって神様から与えられた言葉を使う権利がありそのために声帯が存在するのです。声帯を使わない生き物なら退化しています。使っているものを私の都合でなくすことができません。


なので無駄吠えはことごとく止めます。全く吠えてはいけないということではなく、私たちが迷惑だと感じる吠え方や回数、時間帯、など条件によって止め方も厳格さも違いがありますが、基本的には「やめなさい」と言われてその行動を停止させるを原則にしています。言葉かけで停止しない場合には年齢と理解度によって強硬手段も使います。解釈はいろいろあるでしょうが私たちにとっては犬への愛の鞭です(笑)


ごみ箱をあさったり、テーブルの上にのったり、そこら辺に置いてある食べ物を勝手に食べたりすることはものすごく叱られます。最初からやらない子もまれにいますがたいていは黙ってみていれば仔犬のうちはやりたい放題やってくれますから、やめさせたかったらやらせてみないとやめさせられないを原則に、犬の行動を観察しながら教育するわけです。

犬は自分のする行動が正しいことか正しくないことかの理解は最初からあるわけではありません。行動を起こし、それが自分にとって嫌なことが起きたり驚くようなことにつながったり、相手に威嚇されたり攻撃されない限り、問題のないことであるという解釈しか付きません。つまりやったあとの飼い主の行動が大切で、禁止されたのか嫌がっているのか、望まれたのか、犬が理解しなければならない行動を飼い主側が求めなければ教育できないのです。また犬は非常に単純な解釈しかできないので、一度や二度で一生忘れないように覚えるものもありますが、それはトラウマに近いものであり、通常の生活上の多くのことは繰り返される条件の中で自分の都合のよい方に選択肢を変えていく生き物です。


つまり人間の方がある一つの事柄について都合のよいものに解釈するように教育できたと認識していても、タガが緩めば犬は緩い方を選ぶということです。人が緩い方でもよいと伝えたに過ぎず、犬のせいではありません。


このことを踏まえ、我が家ではひと・犬に限らず、攻撃を加えることは何があっても許せないことの一つと教えてあります。もちろん犬同士の場合、つついたり、怪我をさせるほどではない表現の場合には必要なことという認識の場合にはたしなめないこともありますが、加減を知らないような行動の場合と、相手が人だった場合はこの限りではありません。
大人ばかりの家庭の中で育つ犬たちであっても、近づいて来る人間が赤ん坊や、子供やお年寄りなど、苦手、または犬にとって見知らぬ不思議な生き物として見える相手であっても、ほえついたり噛もうとしたりする行為は我が家の犬たちにはあってはならないことという教育をしています。これは自転車やオートバイなどの人が乗っていることが見えているものや動いているものも含みます。


犬はテリトリー意識の高い生き物ですが、住宅街で生活しているときに家の周りでする音を怖がりすぎたり、通る人に対して吠えかかったり、意味無く吠え続けていたりすることはとても困る現象だと思います。
うちの犬たちはこうした行為を全くしないわけではありませんが、迷惑だと感じる場合には、その行動をするたびに叱られて制限されています。若い個体ほど叱られたからとすぐにその行動を止められるわけではありませんが、吠える必要がないと知った犬たちが増える中で自分の行いが叱責の原因であることは徐々に理解しますし、ほかにも条件を変えて1頭で問題を指摘され制限されることの繰り返しからほかの犬と同様の行動に準じてくるようになります。

「誰かがのぞいているよ!」「誰がきた〜!」と吠えたら最初にかける言葉は「やめなさい!」です。状況が分かっていても決して「わかったよ」「ありがとう」とはいいません。吠えずに伝えに来たら「いいこだね、ありがとう」と頭の一つもなぜますが吠えたらまず制限するが一番なのです。そうしないと次からどんどん吠えるようになって行きます。

最近は押し込み強盗なども起きるようになりましたから、見知らぬ人や車が自宅前に止まっている場合など多少吠え続ける事は防犯上必要なことなので、杉並の家にいた頃よりは犬たちは気持ちよく吠えることを謳歌できるようになりました。環境によって犬に求めることが違って来るのです。せっかく犬と暮らしているのですから番犬のお仕事はしてもらっています。





年をとって耳が聞こえなくなったり、人の話がよく理解できなくなった年齢の子は別として、10歳前の犬たちなら室内でも同様だということです。窓から見えるものに対して吠え続けたり、興奮して部屋中走り回ったり、やめなさいと言われてやめてくれなかったら我が家の頭数では大変なことになるのですから。。。


ちなみに我が家の犬たちでは飼い主の言うことをちょっとへらへらしながらこのくらいはいいよねという表現をダックス、プードル、ポメラニアンの小型犬チームの方が多くします。でもそんな子たちでさえ、こちらが本気で行動制限をしに来た時はピクリとも動かずに数分耐えることができるのです。言葉だけで…。あのガサツなダックスでもです(笑)
通常お客様の前では本気で叱らないのだということを犬たちはよく知っています。目に余らない限り本気で叱ることはなく来ているので多少ずうずうしい表現が多いかもしれません。幼い子供と同じです。


我が家の基本のルールは「やってほしくないことは必ずやめさせる」だけです。一つ一つは常識の範囲で、自分たちが困るというよりも、他人から見てあんな犬は嫌だなと思われないような犬にするために多くを教えています。
教え方は、母犬や群れを形成する犬たちが仔犬に対して群れのルールや犬としての常識を教えるやり方をまねて人ならその方法をどう使うかをMAGICSTYLEと呼び作り上げています。
一般的に使われている強制訓練、陽性強化法は時と場合によって利用することはありますが、多くは独自の教え方です。
餌や物による代償行為はトリックなどを教えるときに使い、犬が恐怖によって行動の制限をするような強い禁止も使いません。犬からの理解の度合いを把握し、その犬に合わせた方法論の選択から伝えていく作業を推奨しています。


なぜなら犬と付き合うということは彼らの意思を認めなければこちらの意思も認めてくれないと知ったからです。


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