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DISCDOG(フリスビー)やアジリティー・訓練競技会、ドッグショー。 犬と一緒に連れ立って行く競技会場で我が家が注意していることは、ほかの犬に近づけないとか、吠えさせない、静かに待機させるというようなことです。 競技会場に行く時の多くは参加する場合なので、一緒に何かをやる相手は人間のパートナーのみであり、そばにいる犬とあそばせるとか仲良くさせることが目的ではありません。 他の犬に近づけないという理由は相手がどんな犬か分からないので危険だからです。同じ競技を楽しんでいてもすべてが同じレベルにトレーニングされているとは限りません。日本の犬の多くは競技結果は高くても、飼い主がノーリードでコントロールがきくようなレベルにしつけられた犬が少ないのです。女の子の良いにおいがしたら興奮してしまって飼い主の指示さえ聞こえなくなってしまう犬もいるでしょうし(もっとも最近は去勢した犬が多いので少なくなったかもしれませんが)、威嚇行動を起こされるともろに反応する犬もいるでしょうし、犬嫌いでそばに寄られるのも怖がる犬もいるでしょう。 自分の犬が決して喧嘩を買うようなことがないようにしつけてあったとしてもけがをさせられるのも嫌だから、近寄らないのが一番です。犬同士が気にして接触を望む場合には許可することもありますが基本的にうちの犬はほかの犬を気にしないように教えています。競技を一緒にやるのは私たち家族なのでほかの犬や競技自体や競技に使うものに興味を持たないというのが本当のところだと思います。 吠えさせない・静かに待機させるということはとても重要だと考えています。最初から競技会場のようないつもの生活では感じられない雰囲気の場所に行けばまったく吠えないことはないでしょう。目の前でやりたいことをやっている犬たちの姿を見れば興奮してしまうことも分からなくはありません。でも吠えたことを禁止していかなければ吠えないでいられるようにはなりません。ケージ等の中に置いていても飼い主がそばを離れても吠えずにおとなしく待っていられる犬が理想なので、吠えたら必ず止めるを原則にし、うちの犬がもし我が家の人間がそばを離れて吠えた場合には一緒にいる人に止めてもらえるように頼んでいます。 状況にならすためには興奮する材料を見えなくしてしまうのではなく、見せたうえで吠えるとか騒ぐ事だけを止めていく方法をとっています。最初からケージの中で大人しく待てるはずもないので連れて歩きながら学ばせたり、そばに座らせて待たせながら学ばせたりしていきます。競技自体は犬に見えるようにしておき、見えている状態で学ばせます。そしてケージの中に入れても騒がないようにし、最終的には飼い主がそばを離れても静かに待てるようにしていきます。最終的には叱って止めるのではなく騒ぐ必要がないと学ばせるのが理想的だとは思っていますが、実際には吠えたらすぐに止めなければならないので言葉かけで止まらないうちは叱られることもしばしばでしょう。 他人さまの犬の場合、知り合いでも頼まれなければあえて吠えたり騒いでいることを止めないようにしています。昔はよく止めてあげたのですが人によって考え方が違うのでいやなことをされたと思われることが多く、余計な御世話をしないように心掛けています。人間だれしも嫌な人とは思われたくありませんから。。。 自分の犬が吠えていることで他人に迷惑をかけていると感じる人ならきっと止めようと努力すると思います。止まることがよいことなのではなく、止めようとしているかどうかが大切だと考えています。なのでMAGICSTYLEで学んでいる人の場合、止めようとしなかった人が叱られることがあります。(笑) 犬は吠えるものだという認識は必要ですが、吠えなくてもいいものを吠えていることはよくないという認識もまた必要だと思います。犬が多く集まると吠えても当たり前の感覚が出来上がってしまい静かにさせなくてはという行動が少ないのは非常に残念です。 どんな競技をやるにしても、自分たちの順番になっていないうちからハイテンションに騒ぎ立てさせるのは良いとは思えません。訓練競技でなくてもドッグスポーツも同じです。競技をスタートして初めて本領を発揮すればよいのであってスタート前と終了後は静かにが我が家の原則です。競技会での成績はそれができた後でのことなので、成績結果が良くても家庭犬として良い行動ができていなければ私自身は喜べない変人のMAGICSTYLEなのです。 ちなみに世界大会に出場するような海外のスーパードッグたちは非常にフレンドリーな上に競技者がリードを離して歩いてもそばから離れないようにトレーニングされている犬ばかりだそうです。競技者が座ればコマンドをかけることなく座る犬ばかりで会場で大騒ぎしているような犬は少ないのですよと聞いているので、私もそうした犬に育てることを理想と考えています。 |