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12歳を迎えたマリンは3月あたりまでは昔からのお散歩コースをゆっくりとした足取りでお散歩しています。でも、今までのようにぐるっと回れるわけではなく、ほとんど行きたいだけ歩いた後は抱っこで帰ってくるといったお散歩になりました。 出会う犬にはやたらに興味を抱くようになり、出会う人には愛想が良くなっていきました。若かったころに比べたらまるで違う犬というか、成犬になる前に戻った感じです。食べ物への執着も強くなり、頂戴という要求が多くなっていきました。赤ちゃんみたいだよとよく笑いましたが、それが老いでした。 また体調を崩した後、ドッグフードをやめて大半を生食にしてみました。鳥のガラを丸ごと食べられるほど歯がしっかりしています。骨をバリバリ食べるくらいですから12歳になるというのに歯は真っ白です。その上1本も欠けてはいません。ありがたいことに歯槽膿漏にも、虫歯にもなりませんでした。 でも顔には白髪が出てきて、年をとったのだなぁと思う様相に変化していきました。。。耳はよく聞こえなくなっていて、困ったことはあれほど律儀にトイレでしてくれたおしっこをなぜか「玄関」のたたきにしてしまうようになりました。 悪びれた風もなく、マリンがした粗相に私が困っていてもなんのことかしら?といった感じで、まるでトイレを学んでいない幼い子犬みたいに見えました。だんだんと年をとり、仔犬に帰って行くのだとちょっぴり淋しくなります。でも間違えない子だったからこそ、老化によることで仕方がないのだとあきらめもつき、ついに玄関にトイレシーツを敷く羽目になりましたが(笑)叱ることはありませんでした。子犬と同じなのですもの。。。 シェルティーは12・3歳が寿命の子が多いと聞いていたのでこのまま良い状態が続いてくれたらと願いながらの毎日です。お誕生日を迎えてすぐマリンの血族たちが集まってドッグランを貸し切って一緒に遊びました。昔のように活発に走りまわれませんがマリンもとても楽しそうでした。 この年は年末近くに再び同じドッグランで集合し、みんなが大きく育った姿を見せてもらえたうれしい年となりました。 そしてこの年はマリンのひ孫ジェニーが産まれてきたのです。 たった50gしかないまま超未熟児で生まれ、日々の闘病日記は元気になったマリンからジェニーへ移行していきます。 50gの奇跡・ジェニーの日記 ジェニーが一息落ち着くまで元気なマリンは何も手をかけることはありませんでした。でももしかしたら本当は甘ったれの彼女は淋しかったかもしれません。 2005年、マリン12歳、書くことがないほどマリンの状態は安定し、幸せな老後の時間でした。
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