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★END★ 青い瞳のマリンあとがき


ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
【青い瞳のマリン】は彼女が天使になった今となっては【RainbowBridge】の中の物語となってしまいました。。。

こんな大規模なサイトを運営して、我家で共に暮らす愛犬たちのことをつまびらかに公表し続けているMAGICというブリーダーは皆さんと同じ普通の一愛犬家です。不思議な縁で巡り逢ったマリンという犬がきっかけとなり、ほんの少し凝り性だったことと、ホンの少し良い犬を持つチャンスに恵まれて普通の愛犬家としてだけの人生をブリーダーに変えてしまっただけなのです。

プロとして有名な方たちも最初の一歩はみんな同じです。親がプロとして犬に関わっていると言う特殊な環境をのぞけば、はじめは、誰もが犬が好きで飼いたくて犬を求めた事がスタートだったでしょう。
だからいつも私は、新しい人がチャレンジしてきてくれることを求め、楽しんでいます。それは犬に関わっていればどの世界も同じだと思います。だってわたしの周りにいる今は有名な人たちもみんなはじめは普通の愛犬家でした。今有名になっている人たちはみんな自分の努力と経験によって大きくなった人ばかりです。私よりも後からはじめた人もたくさん素晴らしい結果を出しています。私は有名じゃないですが。。。(笑)

あの人に・・・『いっしょにやろうよ!』と誘わなかったらこの世界にいなかったかもしれない人がいます。『もうやめる!』と言った人に『頑張ろうよ!』と励まさなかったらつぶれてしまっただろう人もいます。そしてそういう仲間達が私がくじけた時にいつも励ましてくれました。良い仲間は知らないうちに出来てきた気がします。良い事も悪いことも、嫌なことも困ったことも心から心配して一緒に悩んだり怒ったり笑ったり喜んだりできる・・・そんな友人が犬を飼うことでたくさん増えました。みんな一流のプロたちばかりです。


人にはそれぞれやりたいことがあっても条件が違います。私が家庭の主婦でなく、湯水のごとくつかえる財産を持ち、もっと若く、自由に動ける時間を持っていたら、そして、楽しむ条件を1つに絞っていたら、世界はもっと変わったかもしれません。でも、条件が限られた中でも、自分がどのくらい本気になれるかで変わる世界があるのです。それには、家族をいかに自分のやりたいことに引き込んでいくかが鍵になると思います。家族を持っていたら自分勝手なことをしてしまうと、必ず大きな落とし穴にはまるでしょうから・・・・特にお母さんなら、なおさら・・・

そして、自分の言葉に責任を持てるようにしっかりと正しいことを知っていなければならないことも学んだ気がします。複雑な事も、きちんと解釈できていれば何を聞かれても即座に答えられるでしょう。
知らないことを知った振りをして話すのは嫌いだし無責任だと思っています。今でもそういう無責任さをとても嫌悪するのは変っていません。

知らなければちゃんと聞けば先輩たちは知っている範囲で必ず正しいことを教えてくれるのですから・・・・人に何かを伝えるときはききかじりの情報を伝えるのではなく、正しいのか正しくないのか自分自身の目と耳で確かめて実際に使って見たりやって見たりした結果を携えたうえでなくてはと思います。

マリンのような特殊な環境下でのショーチャレンジはあの当時1990年代には珍しいことでした。。。
最近はペットブームに乗って私のチャレンジした当時とは大きく変化がおきました。多くの愛犬家たちが自分の犬を伴ってドッグスポーツに興じるようになりました。ドッグショーも、アジリティーDISCDOGもたくさんの人と犬が楽しんでいます。15年ほど前、雑草のようにただ愛しい愛犬として育てられたただのペットのマリンがドッグショーに参戦し、良い評価を受け、私達の歩く人生そのものを変えてしまうとはマリンを迎えた時には思いもよらなかったことでした。

普通にどこのお宅とも同じようにただ犬を可愛がって、毎日お散歩に行き、たくさんのお友達を作り、犬を連れて旅行に行ったりする、そんな風になるとは思ってはいましたが、まさか、これほど色んな世界に首を突っ込みたくさんの犬に囲まれる生活を送りシェルティーを愛してくれる人たちに自分が産ませた犬を送りだすブリーダーになってしまうなど、想像してもいませんでした。

毎日の生活の中でいけないことをすれば叱られ、吠えれば怒られ、車に乗るときはバリケンなどには入ったことも無く毎晩お布団で仰向けに眠り、自分の能力いっぱいに自由に走ることを毎日経験して、楽しいことは山ほど知り、食べ物で釣られることも無く、小さなころから自分は人間だと錯覚し、、人にも犬にも動じないおおらかな精神を持ち人の言葉を理解し、凛とした心を持つ。。。親ばかでしょうがそれ青い瞳を持つ『マリン』なのです。

ごく普通の飼い犬であるマリンが、不適当な条件の元であれだけの成績を残したのは、ペットがショーチャレンジした中ではきっと奇跡に近いものがあると思っています。あのままプロにお願いして引いてもらっていたら、預けることが出来たらもっと輝かしい成績を収められたのかもしれません・・・憧れのレディのような有名な犬になったのかもしれません。でも相棒は私でしたから・・・マリンは私達の娘ですから・・・今でもちょっと複雑な思いが残ります。どうせリンクに立つなら、またマリンとコンビを組んでいたときのように走りたい自分がいます。回数をこなしてチャンピオンにさせる犬ではなくチャンピオンクラスで戦える犬と走りたいのです。そして、買った犬ではなく自分で作った犬でと思います。それが繁殖を始めてから変った一つでしょうか・・・とても時間が掛かることかもしれませんが、いつかそんな犬が作れる日がくることを夢見ているのです。

マリンと同等のもしくはそれを越える犬にはまだ巡り合えずにいます。飼い主さんを幸せにするんだよとお嫁に出した仔の中にはショーチャンピオンになった子もでてきました。アジリティー等の競技会で次々入賞している子もいます。わたしのようなおばさんが引いても、プロのハンドラーの引く犬たちをいとも簡単に破ってしまうような犬ができた時私はまたショーのリンクに毎週立とうと思うかもしれません。。。マリンと走ったころのように毎週毎週、ドッグショー巡りをするのかもしれません・・・いや・・・そのころは足がもつれて走れないかもしれませんね(笑)

ドッグショーだけが犬を飼う楽しみではないことも知り、自分のパートナーたちに合った楽しみを持つ事も悪くはないと思っています。わたしの家で起こった色々な出来事、楽しい話、困った話、嬉しかった話、悲しい話・・・それぞれの犬にそれぞれの歴史があるのですから・・・.それはきっと今読んでいるあなたの家庭にもある歴史と同じなのです・・・そして自分の犬は自分なりに、飼い主さんに託した子は飼い主さんの意向を尊重し、その犬にあったなにかを見つけて最大限に能力を引き出していく努力をすることが私は楽しくてくて仕方がないことになっています。


今までの犬たちはみんなそんな道をたどってきました。人がその犬を迎えて何かが変わるようなそんな犬を作ってみたい。。。ショーであれ、訓練であれ、DISCDOGであれ、アジリティーであれ・・・何にもチャレンジしなくても、その犬を迎えた人の人生に何かを残してくれる存在になる犬を・・・・私がマリンを得て思うように、何年か後に同じように思ってくれる人が現れてくれることを夢見てそういう犬を渡せるようになる自分を信じてしっかりしたブリーダーになれるように毎日努力を怠ることはできないと思っているのです。

最後にマリキャンのブリーダーさんへ・・・・私たち家族にマリンとキャンディーを託してくれたご恩は決して忘れません。なんにもお返しできないままですが心から感謝しています。


そして、この長い長い長編実話『青い瞳のマリン』を読んでくださった皆さんに感謝します。登場してきたマリンも今はもう天使になりました。16歳と7カ月と4日という長い長い年月を心行くまで一緒に暮らせました。きっとここを読んでくださるあなたにも私と同じように素晴らしい犬との出会いがあり、素晴らしい歴史が綴られていくことと思います。犬は神様から使わされた最高の友人です。どうか彼らからのコンタクトを受け止めて幸せをつかんでください。


マリンと私の過ごした時間に興味を持ってくださってありがとうございます。マリンも天国で喜んでいると思います。。。

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