★1★ クリスの紹介その3 2009年のクリスと膣ポリープ?
クリスは我家にメロディーを残し、サンダーを残してくれた。どちらの子も性格が良くドッグスポーツに向く性能の高さを見せてくれている。クリスに似ている子が次々と生まれてくる中で偶然にもサンダーが残った。見た目は大きいせいでクリスには似た感じがしなかったのに年を経るごとに男の子は母親に似るんだなぁという部分が見えてくる。自分が望んだ性質を受け継ぐ犬が残せることはとてもラッキーなことなのかもしれない。
クリスは出産という大役を引退した。パートナーのダッシュも年をとり、この組み合わせだけしか生ませたくないという想いでつなげた命たちだったから、他の血統の組み合わせは考えられなかったせいもある。犬は雄は長い間父親になれるけれど、母親はそうはいかない。やたら目ったら産ませ続けたりしたらその犬の残りの人生はいったいどうなるだろう?我家では最期のお願いをした後にお役御免で楽しい老後を送らせてあげたいと思っている分、体のことも含めて早めにしているつもりだ。
出産しなくなったクリスのヒートが来たときに陰部に異常を見つけた。獣医さんで診断してもらうと膣ポリープのようだとのことだったが、ヒート中の粘膜の手術は傷の治りが気になってしまったので状態が落ち着いてからと考えていた。
ところがクリスの膣ポリープはヒートが終わるときれいさっぱり消えてしまったのだ。獣医さんに見せても無くなってる!と言われ、どうやら膨らんだ大きな塊はホルモンの作用によって出現してくる種類のもののようだった。いつかは避妊手術をしないと毎回なるかもしれないと言われ、様子を見てきているが今まで二回のヒートが来たが二回とも膨らんだ。
内部が膨らんでしまうことで出血がうまく排出されてこない。でもクリスは自分で陰部をなめて掃除しているのでヒート中に抗生剤を飲ませておくことで現状を維持している。切るべきか切らざるべきか。。。悩む理由はもう少ししたらヒート自体が止まる可能性があるからだ。
犬のヒートは死ぬまであるのだという説が有力なんだけど、年をとった雌犬の飼い主に聞くと10歳を過ぎたらほとんどヒートにならないという答えが多かった。もちろん12・3歳まであったという話も聞くから絶対だとはいえないけれど、本当は犬の年齢換算が違っていて、長生きするようになった今だからこそわかる真実もあるんじゃないかと考えている。つまりクリスの場合ホルモンの作用で起きていることならヒートを止める薬を飲ませてやり過ごし、ヒートがなくなってしまえば手術の必要がないのではないかと考えてしまう部分がある。
犬は長生きできるようになってからまだ日が浅い。今まではフィラリアなどで若くして亡くなってしまうケースが多かったから本当に死ぬまでヒートがあり続けるかどうかわからなというのが真実なはずだ。マリンも10歳以降はヒートがなくなった。14歳の時にヒートなのかと思ったものは膣炎による炎症の分泌物だったし、我家にも避妊していない15・16という女の子はまだ経験が少ないからなんとも言えないけれど。。。
できればクリスには手術をしないでいい形で老後を暮らさせることができたらなぁと思っている。どうしようおなければ避妊手術に踏み切る覚悟はあるんだけどね。また先生と相談してみようと思う。今のところヒートになっていないときはまったく問題がないから。。。