シェルティーのスタンダード外の毛色　ブリンドル

シェルティーでブリンドルってどんな色かしらと思った人もいるでしょう。ブリンドルというのは『虎毛』のことです。猫などに現れるタビーと呼ばれる縞模様とは少し違う遺伝子の作用によるものではないかといわれています。
犬種で言うと、日本犬にはこのブリンドルはとても多く、甲斐犬が良く知られていますが秋田犬にもあります。他には、グレートデンや、ダックス、コーギーのように洋犬にもたくさんこの毛色があるのです。私自身も数年前にブリンドルのシェルティーを日本で実際に見たことがあります。上記の写真のようなものです。シェルティーの場合には長毛なのでもう少し見え方が違います…。
もう少しはっきりした写真が撮れたら掲載しなおします。


海外のサイトに掲載されている犬は私の見たものと同じ様相で、茶色の部分がブリンドルになっているセーブルの犬でした。この色遺伝がどこからやってくるのかは血統を調べてもなかなか難しいでしょう。他の犬種と同じ遺伝であるならば、優性遺伝なので確実に伝わってくるという事です。それが突然出現するというのは解せない現象です。シェルティーにほとんど見られなくなっていると言う事から淘汰されてきた歴史もありますが、見えにくく表現していることも考えられるので何とも言えません。もしかすると同じブリンドルを表す遺伝子には二種類あって一つは優性遺伝子（現在解明されているｋ遺伝子の中の一つ）で、もう一つ別に劣性でしか現れないものが存在するようにも思います。


シェルティーのブリンドルはスタンダードで失格事項にされていることによって、淘汰されてしまうのか、ペットとして暮らしているのかは資料が少なくて解らないというのが実情です。シェルティーの専門家たちの間ではやはり見たことがあるという意見がありました。
多分、犬として健全性についての問題はブリンドルという毛色に関して言えばなんら問題はないはずです。何故シェルティーのスタンダードには許されていないのか。個人的には見た目の美しさかなぁと考えてしまいます。


海外のシェルティーサイトの「BARLO SHELTIES」 のなかのSee the BRINDLE SHELTIEをクリックするとBRINDLE SHELTIE の写真が掲載されています。興味のある方は是非ご覧に行かれたらと思います。

当然の事ですが犬種にはスタンダードというその犬種の特性を守るための標準というものが定められています。
※ブリンドルはスタンダードを定めた時点からシェルティーには認めない毛色としています。