シェルティーの毛色　スタンダードカラー　Collar Study

シェルティーには代表的な３種類のトライ、ブルーマール、セーブルと呼ぶ毛色のほかにバイブラック、バイブルーと呼ぶ２種類の毛色をスタンダードカラーとしています。

スタンダードとして認められていない、ホワイトファクターによるカラーヘッド、セーブルーがマーリングしたセーブルマール、マール遺伝の重なったダブルマールなどが出現します。
各カラーについては左のメニューページより写真等を掲載してありますので毛色をご確認ください。


また、実際には存在しながら、スタンダード上にない色なので当然繁殖ラインからはずされてあまり知られていない、ブリンドル（虎毛）、レバー（チョコレート）、マルチーズブルー・スレートマール（グレイ）があります。またアルビノ、チンチラも淘汰されてきた可能性があります。これらの色についての詳しい情報は色の遺伝子のページを参照してください。

犬の毛色については、同じ毛色でも、犬種によってのよびかたが違います。シェルティーでよく使われるセーブルという毛色はダックスなどで言う『シェイデットレッド』に当たり、eシリーズの働いたクリアレッドとは本質的に遺伝子が違っています。茶色の毛自体がアグーチシリーズの影響によってグラデーションを起こしているため完全なソリッド(単色)の黒とは異なります。また、『ブルーマール』は『ダップル』と同じです。ブルーマールの遺伝子については各犬種で多くの論議を呼んでいますが、シェルティーに関して言えば多くの問題をはらんでいるように見受けられる子は少なく思います。
トライは白がある分シェルティーではブラックタンとは呼びませんが、毛色を表す遺伝子は同じです。この遺伝子のほかに白の模様を見せる遺伝子が働くことでトリコロールカラー(３色)を略して【トライ】と呼んでいます。

毛色の呼び方の違いによって、それぞれの犬種が違う色であるかのような錯覚を起こしますが、実際には犬は共通の同じ毛色を見せる遺伝子によるもので毛色を表現しています。
特にマールは遺伝子上の呼び方なのですが、通常の犬種はほとんどがダップルという呼び方です。遺伝子がマールと呼ぶのですからマールに統一すればいいのにと思ってしまいます（*^_^*）


このサイトでシェルティーに表れる毛色の説明をしているのはカラーブリードを推奨するものではありません。


あくまでもスタンダードにのっとってシェルティーの繁殖は続けられるべきです。
ですが、もしここをご覧になったあなたの元にスタンダードで定められた毛色にそぐわないシェルティーが縁あって一緒に暮らすこととなったとき、その子自身が生涯幸せに暮らすことが出来るように、その子の血を繋げて良いものかどうかの判断をするときの為にこのページが役立つことを願っています。


間違った知識によって不幸な子犬を作出しないように、また安易に毛色だけで不健全であるかのような誤解を産まないために、ともに暮らしていく飼い主さんが悲しむことのないように、全ての生まれてきた犬達の幸せの為にこのカラーのページが活用されることをお願いします。

犬種基準で認められている毛色は5色

スタンダードで認められている毛色は下に書いてある５色です！ セーブルにはホモとヘテロの2色ありますが、厳密に見分けることが難しいためどちらもセーブルで登録されます。 これ以外の毛色は存在はするものの、シェルティのスタンダードでは認めていない毛色なので他犬種の使う毛色の名前を使って登録する事はできません。 ほかの犬種では認めて居る毛色ですからスタンダードから外れた毛色でも、一概に悪いものであるとは言えません。 JKCの血統証はセーブルマールとブリンドルはスタンダードで認めていないので×印がつくことになりました。セーブルマールは多く見かけますが、ブリンドルはめったに見られなくなりました。ダブルマール（ホワイトマール）は登録不可です。 カラーヘッドの場合には頭部の毛色によって登録します。又クリプティックブルーはブルーマールで登録。ミスカラーも体の色で登録されミスカラー、クリプティック、カラーヘッド等は血統証上では判断できません。 トライ ブルーマール セーブル バイブラック バイブルー

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