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★ 8 ★ DISCDOGの世界へ 


ダッシュは、生まれたときに大変な思いをした割には順調に育っていきました。生まれたときこそお金は掛かりましたがその後は医者要らずの仔です。性質はキャンディそのもの、綺麗なブルーの色はお父さんから受けついたのでしょうか?

マリンのような賢さとは違いましたが、自由奔放なところはママ譲りで、可愛いヤンチャ坊主でした。
小さいころから恐ろしく速いスピードと、いつまでも消えない集中力をもっていました。
我が家で生まれた初めての仔犬のダッシュは、キャンディに習いボール投げの大好きな仔に育っていきました。最初はショーに出してみたいと考えましたが、広い場所で楽しそうに走る彼にショーの世界は合うのだろうかと言う疑問が湧いてきました。

ショーの世界では容姿端麗が基本です。どんなに性能が良くて頭がよくても、決められたスタンダードにより近い犬でなければショーにだしても勝つことは不可能です。マリンとショーの世界を楽しんだ私達は、そのことは充分に理解していました。そしてダッシュがマリンを越えるようなショー用の犬ではないことも知っていました。

回数を出せば何とかなるのかもしれないけれど、マリンと走った私は、マリンのような犬とショーを走りたいのです。ただショーマナーは犬を飼う上でとても役立つ躾けです。だから当然ダッシュにもキャンディにも分け隔てなく教えておきました。そのおかげでちびっこの時にシェルティーの単独展でベビーBOSをもらいました。ショー出陳はそこでおしまいでしたが(笑)

マリキャンが大人になった頃、まだダッシュも生まれる前、ひょんなことから私は今の『NPA』の代表と知り合いました。家が近かったこともあり、何より気が合いました。同じ牧羊犬が好きだという事で、急速に仲が良くなっていきました。彼女との出会いがあったからこそフリスビーの世界に入っていけたのだと思います。

彼女の持つ『マックス』と言う犬とマリンはラブラブで、犬種さえ違わなければと思うことがあったほど相性の良い犬でした。犬が仲良くなると飼い主も当然のように仲良くなります。いつのまにか色んなことをおたがいにぶちまけられる仲になっていました・・・でもマリンはもともと不器用でマックスのようにはフリスビーをキャッチすることも出来ませんでした。ところがこういう事に俄然能力を発揮するのはキャンディです。

短い距離のキャッチ&スローをキャンディが出来るようになるまでにはそうは時間はかかりませんでしたが、何せ若者とは言いがたい私がDISCを投げるほうがまったくついていかないのです。その当時色んな取材がありました。犬種もそろえたいと言うのでのこのこ出かけてみるといきなり撮影だったりします。せっかくキャンディが出来るのに投げてが下手でまったくのNG!マリンならブルーマールと言うだけでチャンスはたくさんあったのに、キャンディは黒かったのでボーダーに見えてしまい、発売された本の紹介にも載らず仕舞い(爆笑)友人のパピヨンやらスピッツはちゃっかり載っていましたが(笑)

そのころはほんの遊びの一環でしかなかったDISCを、大会に出てみようと思わせたのはヤンチャ坊主のダッシュでした。当時はアウトドアブームで、休みと言えばショー会場めぐりをしていた私たち家族はその休みをキャンプやバーベキューに変えていきました。海や山、観光地、スキー場と、犬を連れて遊ぶ楽しさを知った時期でした。アジリティーで遊んだり、捜索の真似事をしてみたり、どんなことがダッシュに向いているのか確かめるのが楽しくて仕方の無い時期でもありました。とにかく広くて犬が思いっきり走れるところに行こうと言うのがその当時の私達のお出かけでした。そこで遊びに使ったのがボールとDISCです。

全員へたくそだったので、川や海で投げると悲しいかなDISCはかえってきませんでした。こんな家族の投げるDISCを、賢明に追い駆けて何とか拾ってくるのはいつもキャンディとダッシュです。
マリンはいつも高見の見物(笑)こうしたどうしようもないトレーニングのおかげで、ダッシュはどんなDISCもキャッチしようとする根性がついたのでしょう。まだホンのチビッコだったダッシュ・・・
今は立派なフリースタイルDOGとなりました。

そして、そのダッシュが今年、大会に出ています。4度目の出陳でクラス2位と言う好成績です。

本来の相棒のとは不覚の成績だった息子もダッシュとのコンビで勝利と言う美酒を飲んだのです。そして自分の力で本来の相棒のマリンの娘のレインを仕上げいつかきっと私とマリンが味わったような感動をレインとともに味わう日がくるのもそうは遠くない気がします。そうです。DISCと縁の無かったはずのマリンは、自分の子にその性能を受け継がせました。たぶんダッシュよりも性能的にはレインは上なのですから・・・

毎晩トレーニングしてフリースタイルを教えた甲斐がありました。シェルティーは難しい犬種かもしれません。特にフリースタイルは楽しくなければやってくれないからです。嫌がる息子やパパをおだてまくってその気にさせて、プレイヤーに仕立て上げてしまいました。なぜならこういう事はやってみたほうが楽しいからです。ダッシュもレインも今では立派なパートナーです。

本当は自分が教えて作ったダッシュとパートナーを組みたいけれど、独り占めはやめておきましょう。
私はマリンと最高の時期を送ったから、あの喜びを家族みんなが感じられればもっともっと楽しんでいけるのですから。。。

vol.9へ続く…。



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