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 ★3★ キャンディーにびっくり。。。  



凄い犬だと思っていたキャンディーにも、肝を冷やされたことや、心配して叱りつけた事だってあった。

まだマリンとともにショーの会場に行っていた頃、栃木のショーだったと思う。会場の裏手に大きな川原があるところで、その時私達はキャンディーとマリンと一緒に、シェルティーの先輩に訓練試験の話しを聞いていた時だった。川原と私達のいる所は高い崖になっていて見晴らしのいいところだった。草やつるが茂っていて、2階建ての高さくらいだっただろうか。そのくらいの高さの上にいると言う事をキャンディーは思っていなかったのだろう。ショーにはいささか飽きた子供たちが川原に走っていったのを見ていなかったのもあったと思う。川原から、子供たちは何気なく『キャンディー!!』と呼んだのだ。


キャンディーは一目散にそのまままっすぐに息子たちのもとに走った・・・というよりも崖を落ちたのだ。一瞬にしてキャンディーの姿は見えなくなり、肝をつぶした私たち夫婦は叫びながらキャンディーの姿を探し回った。驚いたのは子供たちも同じだった。『キャンディーが死んじゃったぁ〜』と叫びながら川原の方から転がるようにかけて来たのが早かったか、私たちが回りこんで下に降りたのが早かったか覚えてはいないが、草やつたにからまりながら、ニコニコの笑顔で走り寄ってきたキャンディーを抱きしめて泣き崩れたのは言うまでもないだろう。


この教訓こそ遠くにいる犬を呼ぶときは回りを確認してからでないといけないと言う事を刻み付けた事件だった。家族が揃っている時だからこそ、今でも効果を発揮しているのだと思っている。キャンディーはとにかく人受けのする愛想のいい子だったから、色んな人に可愛がられた。危うく誘拐されそうになったこともある。


キャンプに来ていた人が何を思ったのか食べ物で誘い出し、大声で探し回る私たちを尻目にキャンディーを抱いて放さなかったのだ。1時間も探しただろうか、テントの中に入れられて吠えたキャンディーを見つけ、かなりむかつきながら『うちの犬なんですが・・・』と言うとその家族は『あらそうですか』とキャンディーを放した。


キャンディーの『知らない人についていっちゃ駄目でしょう!』と叱りながら、心臓がバクバクしたのを覚えている。その後他の人からは食べ物をもらってはいけないという事を教えたので安心していられるようにはなったが、犬連れのキャンプで近くにいるからと放した自分たちも馬鹿であったと教えられた事件だった。


初めてのお産でキャンディーには苦しい思いをさせてしまい、犬は安産ではなく命をかけて仔犬を産むのだとか、交配って思っていたよりいいものじゃないんだとか、子犬を育てる母親って偉大なんだとか・・・私が仔犬達に教えることはみんなキャンディーに教えられたことばかりだ。その後母親になったキャンディーに驚かされるような事件は無かった様に思う。。。あの痙攣の起きた恐怖の日までは・・・教育熱心な子犬にはいたって甘い素晴らしい母親だった。

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