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 ★4★ キャンディー母になる。。。  



キャンディーはダッシュの母親となった。難産で、苦しませてしまい最後は帝王切開になった。小さな体で4匹の子犬を作ったのに、一匹は天国に逝ってしまった。。。ダッシュに良く似た綺麗なブルーマールの女の子だった。犬は安産じゃなんか無いと教えてくれた・・・一歩間違えばキャンディーすら失ってしまうのかもと勉強しなくちゃいけないんだと教えられた。


おなかに大きな傷が有りながら一生懸命子育てするキャンディーに自分もちゃんと子供たちを育てなくちゃいけないとその方法すら勉強になったものだ。母犬によって、子育ては違うがキャンディーはまさしく溺愛する母親だった。可愛くて可愛くて食べちゃいたいくらい可愛いのよと、仔犬を良く嘗め回し、じゃれるようになってきても、よほどでない限りは怒らずに辛抱強く相手をする子だった。キャンディーの母性本能は産み落とした我が子だけに向けられるものではなく、後に生まれるマリンの子や、他の子達の子供たちにもいかんなく発揮された。


変り種はなんとウサギの子だ。小学生だった息子が運動会の帰りに小学校から生まれたばかりの子ウサギを9匹も預かってきた。親が子育てを放棄してしまいどうしたら良いものかと先生方が思案に暮れていたところを息子が名乗りをあげてくれて(苦笑)・・・


参ったなぁと苦笑いの私と一緒に、キャンディーは痛いのを我慢して子ウサギが探すおっぱいをしゃぶらせてくれていた。ウサギは生まれてすぐから歯がはえてくる。仔犬にしゃぶらせるのとはわけが違うのに、キャンディは痛々しいおなかになりながら一生懸命お母さん役をやってくれた。排泄を促す行動は雄も雌もその犬によってやることがあるが、授乳するとなると数は少ないらしい。たまにテレビなどで他の種類の子供を育てる犬の紹介があるが、キャンディーはまさしくそういう犬であったわけだ。


少し大きく育った仔犬たちはみんなキャンディーが大好きになり、たまには手痛い教育を受けながらもいつもくっついて歩いたものだった。遊び上手なキャンディーならではないかと思う・・・キャンディーが育てた子は母親代わりの、真似をするせいか、作業意欲の高い子犬が多かった。小さいうちから遊ぶという楽しさを知っている子犬が多い。それもみんなキャンディーのおかげだったなだと今は感じている。


我が家に残したたった一匹の息子のダッシュのことはことのほか可愛がって育てたが、親子として一緒に暮らしていくという事が犬の世界では、きちんとした規律があり、どんなに大きくなってその群れのボスになるように息子が育ったとしても、相変わらず息子には甘く優しい母親以外の何者にも代わらなかった。


犬は親子でも勝手に交配すると思う人がいるようだが、私の知る範囲キャンディーとダッシュの間には、時期が着ても関係は代わらず、決して男としては認めないらしかった。今でも不思議な関係だなぁとおもう。こうしたことはどの犬にもおきる現象ではないので親子だから目を放しても大丈夫なわけではないことだけ付け加えておきたい。


他のオスには良い顔を見せるキャンディーは
ダッシュがにおいを嗅ぐことすらに怒り、
決して乗られるような事はさせなかったからだ。
親子の関係は、キャンディーが亡くなるまで
ずっと生んだときと変わらなかった・・・
9歳を迎えても6歳になるダッシュにふざけかかり、
ぬいぐるみを取り合いし、
一緒に追いかけっこをし、
取っ組み合って遊んだ。


あんなに大好きなマリンとさえ
こうした遊びには遠ざかっているのに、
ダッシュだけはキャンディーのとって
特別な存在だったのだと思う。


残した子がオスだったからなのか良くはわからないが、
メスを残したマリンたちの親子関係とは雲泥の差があるようにも思うし、
単に、キャンディーだからこそ、
あの微笑ましい親子関係を何時までも見せ続けてくれたのではないかとも思ってしまうのだ。

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