レイン、元気にしていますか?

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4月11日レインが我が家から旅立って4年が過ぎました。あなたを病院で逝かせてしまった後悔は今も大きく残ったままです。

あんなに行きたくないよと言っていたのに、私は貴方の言葉の何を聞いていたんだろうとバカさ加減にあきれ果てて4年がたちました。

あの時は…ただ、ただ、あなたに少しでも生きていて欲しくて、あなたの辛い状態を少しでも楽にして貰おうと思って、病院に連れて行ったんだけどね…。あのまま一人で逝かせてしまうことになろうとは思いも寄らなかった。。。

迎えに行こうと支度をしようかと動き出したときにあなたの心臓が止まっているって電話を貰ったんだ。

もう何が何だかわからなくなって必死に車を飛ばしたよ。きっとスピード違反していただろうね…。いつもなら20~30分かかる道を15分で着いたよ。でも、あなたは診察台の上に寝かされて、人工呼吸器をつけられて心臓マッサージをされていたね。

先生に・・・「もういいです、やめてください」ってお願いした。

あなたの病気は決して治らない病気で、あなたの体がもう限界を超えたから「さよなら」を言っている。これ以上、苦しい日々を送らせる私の我儘にあなたを付き合わせてはいけないのだと解っていたから。。。でも、本当にゴメンね。せめて一人で逝かせる事になろうとは思ってもいなかった。立ちあがることもできなかったけれど、目だけはまだ輝いていたから。。。持ち直せると思って連れて行ったんだ。

今思えば、病院へ連れて行こうとする私へ、「もうじきサヨナラだから一緒に居たいよ」と最後の言葉を必死で投げかけようとしていたんだね。車が大好きで決して車の中で吠えることのなかったあなたが、それも、吠える力もないほど弱っていたのに何度も吠えた。あの声が耳からまだ離れない…。

お母さんは弱虫だから、時々動揺して間違えてしまう。キャンディーの時がそうだった。だからそのあとしばらくは間違いを犯さないで済む。でもまたしばらくして辛い別れが起きそうになると動揺して判断を誤る。

解っているんだよ、君たち犬はどんな状態であっても、一人ぼっちで逝きたくはないんだよね。病院は好きな場所じゃないし、先生は病気を治してくれたり頑張ってくれるけれど、決してお母さんにはなれないものね。うちにいる時の様に誰かしらが24時間傍にいてくれるはずもない。。。

今はみんなもそっちの国にいて、いろんな話を聞いただろうけど、お母さんはこれでも随分強くなったよ。

一番に大切にするのはあなたたちの気持ち。あなたたちの持っている時間。人間の様に80年も90年も生きられない短い寿命の中で、病気になったり、年老いたりする時間をどう過ごすのが幸せなのか、なんとなく解ったように思っている。

苦しみぬいて逝くことのないように、お母さんは何ができるのか?何をしてあげなければならないのか?前よりもずっとあなたたちの意思に沿えるようになってきたと思う。

だから・・・あの時はごめんね。もうほかの子たちを見送る時に必ずこの手で抱いて送ってあげるから。

レイン、またいつか生まれ変わることがあるのなら、お母さんの家の子として産まれて来てね。

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