怒涛の日々の中の出産。

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息子が26日日曜日の朝、外出許可をもらって一日家に戻り様子を見ることになった。とりあえず彼が家にいてくれればだいぶ助かるなと喜んでいたら、土曜日の昼過ぎ2時くらいに突然エコーが出産した。

その時エコーの監視役はパパ。私は病院から帰りちょうど家に入った時だった。「大変だぁ~!」という声に階段を駆け上がったが、その子犬は死産だった。

エコーの予定日は早くて29日だったので、出産しないはずではない。実際予定日(おおよそ63日)の前後1週間は正常分娩のうちに入る。でも普通は出産の兆候という物があるのだけれど、エコーの場合にはまったくなかった。そうでなくては病院なんかに見舞いに行ったりはしない。

もともと、うちの子たちはなぜか休日に出産することが多く、土日生まれの子が意外に多い。こちらの余裕が有るか、無いかを知っているかのようだ。だからだったのか、エコーは25日を選んだらしい。本音はもうちょっと待ってほしかったんだけど。

通常犬のお産は次々生まれてくることが多い。立て続けにということも多々あるし、たいていは10分とか20分とかの間隔が開いて産まれてくる。2.3時間間が空くことも珍しくはない。

ところがエコーが次に産んだのは翌日の早朝5時だった。4時間以上次の子犬が産まれてこなければ「難産」と考えられるが、経験上、初産だったり、微弱陣痛でいきめない場合以外は難産だとは思わなくなった。母犬自身に任せた方が無事に生まれてくることが多いからだ。
通常通り次々と子犬が産まれてこない時にはたいていおなかの中で問題が起きている。死産の子がいたり、問題を抱えた子がいたりすると良い陣痛が付かない。

エコーは最初の子が死産だったせいでいつも通りにはいかなかったようだった。いつになったら次の陣痛が付くのか気にしつつも心音を確認し、まだ大丈夫な子がいるから頑張って欲しいと願いつつ、こればかりは大したことができない歯がゆさが大きい。そしてただひたすら「待つ」という忍耐との戦いになる。

経験値が少なかった頃はすぐに獣医さんに吹っ飛んで行って「帝王切開」なんってことがたびたびあったけれど、今は亡き【メグ】の度々のお産から、よほどのことが無い限り母犬に任せた方が子犬は助かるということを学んだ。私達よりも母犬自身のほうがずっとお産に長けているのだ。

上手く出てこれないから時間を使って体位を変えてきたのかと思わせるようなこともあった。最初の子が産まれてから24時間以上たった後に数頭みんな元気で産まれてきたこともあった。この大きさじゃ無理だと思っていたらするりと生まれてきたこともあった。

難産になるかもと、獣医さんとの連携をちゃんととらないと大変だと思うようなお産は、「初産」と「1頭っ子」の時くらいだろうか。

そしてエコーは15時間後から新たに陣痛が始まって、3頭の子を生み落した。息子が病院へ戻る朝の事だった。この時は本当に彼の入院が恨めしかった。息子自身のほうがずっと後ろ髪を引かれる思いだったろうが…。

仔犬は無事に生まれてはきたものの、3頭のうち1頭はかなり小さくて80グラムで産まれてしまったので一度は何とか授乳はできたものの50グラムで助けたジェニーの様に生きることはできなかった。80あれば頑張れると思っていたので衝撃は大きかった。

一日違いの交配のカリンは、優等生らしく息子の退院を待って、退院してきた日の翌早朝3時からお産が始まり5頭の子犬を産んだ。こちらも極小の子犬(92グラム)がいて、今もまだおちおち寝ていられない毎日を過ごしている。どうか無事に大きくなりますようにと願いつつ、少しづつ仔犬らしくなっていく様を眺めながら天使になったあの子の分まで頑張れと祈っている。

そんなこんなで子犬の情報ページ等、一切手つかずでおりますが、そのうちお知らせできるかと思います(^^ゞ

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