先生、緊急です!!!

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午前中に仔犬達の狼爪を切除してもらいに4頭の子犬達を連れて病院へ行った。久しぶりに知り合いと会ってちょっとだけおしゃべり。「最近まったくショーとか行っていないね~。」とか「いやぁ~ブルーマールの子犬、久しぶり~!欲しくなっちゃうねぇ~」なんていう他愛ないおしゃべり。

無事に切除も終わり帰宅後、買い物を終えてちょっと時間が有るからと右京のブラッシングをしていたら…。キナコが吐いた。胃液みたいな胆汁みたいな感じかなと掃除し、少しするとまた吐く。今度は泡みたいなもの。

いつも元気印のキナコが妙におとなしい。何を食べたってお腹なんかこわしたことのない健康優良児の異変に気が付くのにそんなに時間はかからなかった。

キナコはだいぶ前にそけいヘルニアが発覚していたが、押せば戻る程度だったので様子見の状態だった。

お腹が痛い様子でかなり震えているのでまさかと思ってヘルニアの部分を触るとまるで石のように硬かった。

こうなると私の場合パニックが起きて、何が何でも先生!!!と電話をかけまくってしまう。3回立て続けに書けて全滅。留守電に震える声で「先生、緊急です、すぐ電話ください!!!」と入れる。
あいにく丁度診療時間が終わって数十分後、電話はすでにつながらないし、携帯まで探し出してかけてみた。それも繋がらない…。パニックは余計酷くなり電話を持ったままウロウロと歩き回ってしまう。キナコはもう同じ場所から動こうとしないし…。

切羽詰まった震えた声が録音されていたからか間もなく先生から電話が来た。

事情を説明すると今からだと一人だから手術するような事態だと難しいけど、とりあえず連れて来てみてと言ってくれたので急いで病院に向かった。

車の中でも元気のないキナコ…。これってヤバいヘルニアだよなと頭の中がぐるぐる高速回転し始める。病名前は何だったっけ、腸とかが壊死しちゃっていたら助かるんだろうか?こういうのって緊急手術になるんじゃなかったっけ?先生が今は出来なかったらどこに行けばいいんだろう、キナコが死んじゃったらどうしよう…。キナコを撫ぜながら、こんな風に病院へ向かったことが何回もあったなぁとぼんやり考える。すでにキナコの病状を考える余裕はどこかに消え去ってしまって病院へ向かった後悲しくて辛かった記憶だけが思い出されてくる。

どんどん悪い方向に考えてしまうのは私の性質でもある。パパがいてくれたから運転しなくて済む分本当にありがたかった。

キナコは病院ですぐに「陥頓ヘルニア」だと診断され、鎮静をかけて元に戻るようなら明日手術しましょうと言うことになり、明日の手術を見越して血液検査をしレントゲンでヘルニアを確認し、鎮静をかけて何とか出ていたヘルニアを元に戻すことに成功した。

時間が立っていなかった分なのか、出てきた中に腸とか膀胱とかが入ってなかったのが幸いだった。

緊急入院をさせて、寂しくて泣き続けてしまったらまたヘルニアが出てきてしまうかもしれないし、夜中に誰もいない時にそうなったら痛みで苦しんだり手遅れになるかもしれないと考えてとりあえず自宅に戻ることにした。

炎症止めを打ってもらい痛みが軽減したのか、必死に尻尾を振って愛想を振りまくキナコにホッとしながら明日手術を決めてきた。

沢山の犬と暮らしていれば、色んなことが起きる。もっとド~ンと構えて、どんなときだって『大丈夫だよ!』と言ってあげられるようでありたいと思ってはいるけれど、根が小心者なため愛犬や家族が具合が悪くなると取り乱してしまうんだなぁ。。。

今のところキナコは大丈夫だけど、明日は手術でございます(T_T)

 

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