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s_top_dogsport.jpgこのブログは犬に関わる人たちへ【動物愛護法】と【ペット動物販売業者用説明マニュアル哺乳類版】からの抜粋と、【生き物を飼う事について】書きつづったコラムです。その時々に感じたこと、たくさんの愛犬家に気がついてほしいこと、知っておいてほしいことです。何か一つでもここをご覧になったあなたに役に立つことがあったら嬉しいです。総合サイトはMAGICWORLDです。こちらにもぜひお越しください。

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2009/03/10 Tue

所有の明示

動物には命があります。命あるものを飼育する人はぜひ目を通してください。
以下環境省動物愛護法・ペット動物販売業者用説明マニュアル哺乳類版より抜粋。


所有の明示

飼い主の責任の一つとして、飼っている動物の所有の明示があります。この所有の明示については、名札、脚環、マイクロチップ等の方法があり、このうち、マイクロチップについては、所有者を確認する新たな識別方法として生体内埋め込み方式の電子標識器具が開発されたもので、国内外で動物の個体識別のために導入されています。

マイクロチップは、皮下に埋め込むことから、名札や首輪のように外れたり、とれたりする心配がなく、平常時の逸走だけでなく、緊急災害時等の混乱状態で行方不明になった時でも発見が容易になります。
なお、犬の飼い主には、別途、狂犬病予防法に基づく登録、鑑札装着の義務があり、これを実施することは当然の義務です。

マ イ ク ロ チ ッ プ と は
マイクロチップ(MC)は、直径約2?×長さ約12?の小さな円筒形の電子標識器具です。ガラスのカプセルでできており、その中に集積回路(IC)、コンデンサー、アンテナの役割を果たすコイル等を収めてあり、ICチップとも呼ばれています。
MCに標識されているデータは、リーダーという装置を使って読み取ります。電波を発するリーダーをMCに近づけると、MCがその電波に反応して電波を送り返し、これをリーダーが感知してデータを読み取るのです。MC自体は電源を必要としないため電池の交換等は不要で、一度動物の体内に注入すれば、一生交換する必要はありません。

MCは動物病院で獣医師に注入してもらいます。注入の方法は、一般的な皮下注射とほとんど変わりないため、動物には負担をかけません。 



迷子の犬たちも処分されてしまうことが多い現実があります。すべての迷子の犬が飼い主が判明すれば、元のおうちに帰れるわけではない部分もあります。意図的に放棄した場合にも保護した段階では迷子と認定しますので。。。

2009年に入ったばかりの今は、まだマイクロチップが当たり前にはなっていません。「リーダー」が普及しなければ入れても意味がないと考えておられる方も多いと思います。マイクロチップ自体の装着に費用がかかり過ぎると考えられる方もいるでしょう。

愛護法に変更があり徐々に内容が厳しくなって行っても処分される動物の数が減らない限り、いずれはすべての生き物にマイクロチップが導入される日が来るかもしれないなと漠然と考えています。

現段階では【狂犬病予防法に基づく登録、鑑札装着の義務】は決して守られていませんし、守りにくい条件のようにも思います。首輪の種類もいろいろあるので室内で首輪を装着していない場合も多々ありますし、鑑札や予防接種の札が金具で、取り付けにくい構造になっているように思います。

迷子になったほとんどの犬が鑑札をつけていないことで、装着しにくいのだという答えではないかとも思いますが、なかなかこちらは変更されません。
狂犬病の予防注射が義務である上にマイクロチップも導入で、最近騒がれたペット税も導入となったら、大変だなぁと思います。お役所は、飼い主側がどんな方法ならすんなりと受け入れて方法論が浸透するのか今一度、検討したら良いのになぁと思っています。できればあまりお金のかからない方法で…(笑)

純血種の場合の血統証の名義の変更はこの場合の所有の明示には当てはまりません。