色々ありました。

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毎日書くぞ!と意気込んだのもつかの間、日々、余りにいろんなことが立て続けに起きて精神的なダメージも大きく、プラスが旅立って7週間がたち49日を迎えたことに気が付いて気を引き締めなおしたところです。
6月2日に生まれ変わりかと思う子犬が産まれて喜び、パワーが初めてスモールドッグのクラスでファイナル戦に出場できて、小さな命を一つ救って、なんかいい事続くなと思ったのに、人生は良い時がある分悪い時もあるって肌で感じる数週間でした。

ハニーが腰の骨にひびが入る大怪我をし、すわ手術かと冷や汗をかいて外科に飛び込むも場所が場所なだけに切った貼ったをせずに絶対安静で3週間との診断に胸をなでおろしたあと、いつも元気印のビネガーが急に元気がなくなってしまい、心配になって血液検査をお願いした。少し吐いて軽い下痢があったくらい。嘔吐が酷いとか下痢が続くとかは一切なく。。。

マオちゃんの外耳炎がひどくなりかけていたので獣医さんに来てもらい丁寧に洗浄してもらった。二人を診てもらうも、ビネガーは触診にも、心拍などにも全く異状なし。マオちゃんは耳洗浄されてひどくお怒りになったけど、かゆみが取れればご機嫌に戻る。しばらくは点耳薬が必要とのことで終了。

ビネガーは血液検査の結果はどこにも異常なし。なんで元気がないのか?心音も正常で、触診にも何も見つからず、体を触られて痛がることもなく素直に診察、点滴、注射を受けた。レントゲンを撮るようなことでもなさそうとのことで、先生がなんだろうな?と頭をひねるようで、私もハニーがけがした時の悲鳴とかでストレスがかかりすぎたとかくらいしか思い当たることがなかった。だからすぐに復活すると思っていたのに。。。

次の日の夜、やっぱり動きが緩慢でご飯は受け付けないし、水しか飲まないビネガーに不安が大きくなってなんとなく息が荒い感じがするし明日の朝一で来てほしいと獣医さんに頼んだ。

その晩、ビネガーは6月10日の朝日を見ずに天使になった。。。

何が起きたのか頭は混乱するし、何も手につかない。死んでしまう気配なんかまったくなかった。叩き起こした息子はビネガーを抱きあげると、抱きしめたまま毎日息子と遊んだフィールドの前に2時間ほど座り込んでいた。。。

あれから10日立ってやっと昨夜息子と普通に話ができた。ずっと話すことをやめた息子の気持ちは想像できる。立場が逆なら同じことを思うのだろう。私のせい?違うと言い切りたいのに、あれからずっと症例探しをやめられない。
どうして?という思いはなくならない。亡くなった朝に知らせた獣医さんの驚き様と、私の知る限りの中にこんな別れがなかったことが何か手遅れにしたのかもしれないという不安と焦燥から逃れさせてくれなかった。

どうにもならないことは時間が解決してくれるのだろうか、10日という時間で、やっとビネガーの死因を見つけようとする呪縛がほんの少しほどけた。

ビネガーのことを下の息子と夜に色々話していた時、愛知に嫁いだ柚のオーナーから電話が入った。久しぶりだったので犬の名前を聞くまですぐにわからなかった。

大きな動揺と悲しみが伝わり胸が苦しくなった。自分が言われたかった言葉を投げかけた。

あなたのせいじゃないのだからと…。たぶん私は誰かにそう言ってもらいたかったんだろうと思う。ずっと自分を責め続けて疲れていたのかもしれない。

なんでこんなに悲しいことが続くのだろうとは言えなかった。ほんの数日前に柚よりもっと若く大きくたくましく元気いっぱいだった子が突然逝ってしまったのよとは話せなかった。

柚の状況を聞いたのでおおよそのことは今までの経験で分かった。ビネガーも同じようにこうだったからと分かればずっと気持ちが楽なのに。。。そして間を開けずに夜中にLINEが鳴ってみると「起きてますか?」の一文。

あぁまた何かあったんだとすぐに電話をかける。大怪我させてしまいましたの言葉に絶句するが事情を聴くうちに冷静になり2時間ほど知る限りの事例を伝えた。
翌朝待ち合わせて我が家のかかりつけの外科に出向く。万が一手術しなくてはならない状況ならあの先生が腕は確かだから。今まで嫁いだ子もうちの子も何頭も助けてもらってきた。それに法外な値段を言われることもない。切るなら近くの医者より腕の良い獣医にする。

診察後恐れていた大手術は回避できた。若いから回復するのも早いだろうけど、安静にさせておくのは至難の業だ。それができるかできないかで大きく変わる。でも命に別条がなかったから心底ほっとした。たぶん障害も残らないだろうと思う。

夜中に駆け込んだ病院で、翌日MRI、その後即手術の話を聞かされていただけにどんなにほっとしただろうか。犬は何度も痛い目にあわされて気の毒だったから、遠慮せずに夜中でも電話を鳴らせと伝えた。

今日はプラスが逝って本当なら天国に行く日だ。私のわがままを聞いて速攻で帰ってきたプラスのために、ビネガーの命を奪われたのかもしれないとかハニーが怪我をしたのもそのせいかとか、正体のわからない神様を恨んでみたりちょっと病んでいる自分がいる。

新プラスが可愛くなってきた。今、私にできることはあまり後ろ向きにならないように、逝ってしまったみんなの分まで今の子たちが元気で長生きできるように頑張ることしかないのだろうと思う。もう無理なお願いをしないで済むように襟を正してビネガーの二の舞を起こさないことに集中しようと思う。

暗い話になりましたが、この記事を書けたのでもう大丈夫です。

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