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2009/03/11 Wed

ワクチンアレルギー

我が家でも二回目の混合ワクチンの予防接種で、顔面がはれ上がるアレルギーが起きたダックスがいました。
その時は初めての経験だったわけで、そりゃもう驚いたの何の…。見る見るうちに可愛い顔がシャーペイのようになっちゃうわけで、このまま死んじゃうのかと大慌てしたものです。

幸い獣医さんと連絡が取れてすぐにステロイドを打ってもらい大事には至らなかったけど、その時から子犬の予防接種は必ず午前中に済ませるようにしています。それは万が一にもこんな症状が起きたときに対応してもらえる可能性を考えるからです。。。

もし午後に接種に連れて行ったとしたら、たいてい反応が家に帰ってきた数時間後で起きるので、多くの獣医さんが午後は4時くらいから診察を受けている関係上、問題が起きたときにはすでに連絡がつかないということもあり得ます。

我が家の時も午後に接種し、夕飯の支度をしているころに変化が現れました。たまたま連絡が取れてみていただけたからよかったようなものの、連絡が取れないとしたら24時間診療の獣医さんのようにかかりつけではないところに行かなければなりません。

獣医さんにもいろいろレベルがありますから、言葉の話せない犬にとって飼い主からしたらいつも見てくださる先生にすがりたいものです。少しでも愛犬のことを知っていてくれる先生に!!と思うわけです。

獣医さんも人間ですからすべての先生方がいつでも連絡が取れるようにしておいてくださるわけではありません。心ある獣医さんは重傷患者の場合には緊急連絡先などを教えてくださる場合もありますが、こういう場合でもよほどのお付き合いの深さがなければ医療従事者であっても難しいところです。

備えあれば憂いなしのことわざのように、前もって飼い主側が備えていれば問題が少なくなることはたくさんあります。で…予防注射は午前中に!が我が家では鉄則になりました(*^_^*)

さてこうしたアレルギー反応が起きてしまった子はその後のワクチンをどうするかが問題になります。我が家の子はレプトスピラの入った注射だったせいかもという疑いはありましたが、もう試すわけにもいきません。他の5種への反応でないという証拠もありません。

確実な抗体が上がってからのアレルギー反応であれば、心配は少ないし抗体検査で良いのですが幼い子犬ではそうはいきません。いろんなところに一緒に行きたいと思う子であればなおさらです。

そこで我が家の場合にはワクチンのことをいろいろ調べて、獣医さんとも相談の上、生ワクチンをやめて不活化のものを取り寄せてもらいそれを打つようにしました。またレプトスピラが入ったものはやめました。効果があまりないように思えたことと、感染しないように飼い主側で気をつけることができる病気だと認識したからです。

不活化のワクチンは生ワクチンと違って抗体が上がるのが遅かったり、長続きしないものだそうです。しかし犬の体には負担が少ないものだということでそれを選択しました。

ワクチンのアレルギーが出た子の場合、不活化もダメな子もいるそうなので親からもらった免疫だけが頼りの子もいるのかもしれません。
ワクチンアレルギーは混合ワクチンのみで起きるわけではなく狂犬病の予防注射で起きることもあります。

仔犬で最初のうちのもので起きることばかりではなく、数年間打ち続けていたのに突然起きることもあるようです。
多くの予防注射が生ワクチンに変わり、さまざまな種類が入った物が使われるようになった最近では反応が大きく出てしまう子もいるそうなので、我が家は今でも5種のみで対応しています。

犬が集まるいろんなところに連れて行きますが、5種で十分問題はなく、ワクチンで防げる病気といわれる感染症にかかったことはありません。また今のところ仔犬には最初の2回続けての接種後、一年後に打つという方法で何ら問題は起きていません。

仔犬のうちの1年間に3回とか4回とか打つというやり方もあるようですが、我が家はいまだに2回のままです。その代り仔犬のときだけは獣医さんの言われる間隔で必ず接種しています。

アレルギーは怖いので、午前中接種でその日一日はあまり騒がせずにのんびりとした一日を送るようにしています。