●イベルメクチン中毒症 (多剤耐性症)
イベルメクチン中毒症とはフィラリアの薬でおなじみの薬剤類に過剰反応を起こすもので、特に疥癬の治療などのように高濃度で使用すればショック症状を起こし命の危険も起こりえる病気です。ほかにも抗がん剤等反応する薬剤があります。
通常、フィラリアの予防薬としての投与であれば問題がおきにくいとされた量にも反応することが多いようで、別の種類の薬の選択が必要です。
遺伝子検査ができるものなので、心配で有れば検査をすることもよいでしょう。
この病気を引き起こしてしまうのはMDR1遺伝子と呼ばれる遺伝子に変異が起きたからで、変異が起きていないものは問題はありません。変異が起きたものがホモ接合では大きな反応を起こし、ヘテロ接合の場合にも反応がおきやすいとされています。
コリーの血液を遠い昔に混ぜた経歴からこの問題を持って生まれてくるシェルティーも少なくありません。しかしイベルメクチンを使わずとも、モキシデックやミルベマイシンに変えれば大方問題は減ると思われるので最初からイベルメクチンを使わない様に獣医さんに話をすることもよいでしょう。
イベルメクチン以外にも反応するとされる薬剤<抗菌剤・抗がん剤・免疫抑制剤・ステロイド・消化管治療薬・循環器治療薬>があるので何かしらの薬剤反応があったようなシェルティーはかかりつけの獣医さんで検査をお願いするのが一考だと思います。
参考サイト
Dr.モーゼの獣医学ノート(コリーと薬2005年春現在)
バイオス医科学研究所
通常、フィラリアの予防薬としての投与であれば問題がおきにくいとされた量にも反応することが多いようで、別の種類の薬の選択が必要です。
遺伝子検査ができるものなので、心配で有れば検査をすることもよいでしょう。
この病気を引き起こしてしまうのはMDR1遺伝子と呼ばれる遺伝子に変異が起きたからで、変異が起きていないものは問題はありません。変異が起きたものがホモ接合では大きな反応を起こし、ヘテロ接合の場合にも反応がおきやすいとされています。
コリーの血液を遠い昔に混ぜた経歴からこの問題を持って生まれてくるシェルティーも少なくありません。しかしイベルメクチンを使わずとも、モキシデックやミルベマイシンに変えれば大方問題は減ると思われるので最初からイベルメクチンを使わない様に獣医さんに話をすることもよいでしょう。
イベルメクチン以外にも反応するとされる薬剤<抗菌剤・抗がん剤・免疫抑制剤・ステロイド・消化管治療薬・循環器治療薬>があるので何かしらの薬剤反応があったようなシェルティーはかかりつけの獣医さんで検査をお願いするのが一考だと思います。
参考サイト
Dr.モーゼの獣医学ノート(コリーと薬2005年春現在)
バイオス医科学研究所