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2009/04/16 Thu

耳セット

毎度おなじみの耳セットも板についてきた我が家のお坊ちゃまとお嬢ちゃま。でも張り替えるのは好きじゃないんです。普通なら2週間や3週間はばっちり問題なくついているというのに、暑くなってきた性もあるだろうし、毎日繰り広げられるバトルですぐにはがれるのが日常です。

昨日はキースをと思ったら今度はピーターが、あっと思えばマオちゃんのがはがれてるってな具合です。

keith_20090408_4.jpg耳セットが必要か必要でないか、それは飼い主の気持ち次第だろうと思います。名犬の写真集のようなものと同じようになってほしいと熱が入る飼い主なら耳がちゃんと折れているか気にしながら注意しはがれそうならちゃんとまた貼り直し理想的なセミクリップイヤーを作り上げられるはずです。我が家はショーに出す子以外は別にいよねという考え方でしたが、最近ちょっと気持ちが変わってきて、できないわけじゃないのだからやるに越したことはないと今回の子犬から頑張ることにしました。他人さまの評価もちと気になるこの頃なので(苦笑)

本心は耳が立っていようが綺麗に作られていようが犬の価値に大差があるわけではないと変わりません。ただ、耳セットをちゃんとやろうと思う犬には仔犬のうちから余計な手をかけるのだという事実があります。
そのことは子犬育てに大きな差を生むような気がしています。

耳セットをするには犬には抱かれておとなしくしてもらわなければなりません。いやなことを人間がするのだということを覚えてもらう必要があります。通常、シャンプーや爪切り、肛門腺絞り、お薬を飲ませる、ブラシをかける、散歩に連れ出される、車に乗せられる、ケージに入れられるなどなど、子犬に言わずがな強制を強いていることはたくさんあります。

でもほとんどのことは、犬は慣れてくれますが耳セットはかなり強力なことなので慣れろといってもそうなれられるはずの無いことです。それでもやると言ったらやるのよという気迫がなくちゃできるものもできないわけです。必然的にリーダーシップがとれるんだろうなぁと思ったりもするわけで…。

犬と仲良くなるためには優しさが一番ですが、やさしいのではなく犬のわがままを受け入れることを勘違いしてしまうと手がつけられなくなったりすることもあります。いやなことでも理解させつつ、受け入れられる程度に感減して必要なことをするのは飼い主の役目でもあると思います。

犬も6カ月にもなればやばいと思うとだまされなくなります(笑)いかにだまして、耳セットが終わった後には良い事を起こし、気にすることを忘れさせるかがカギだよなぁと思いながらセット終了の仔犬たちが遊び呆けるのを眺めています。今回の仔犬たちは理想的な耳に出来上がるでしょうか。。。ちょっと不安な私です(*^_^*)