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2009/05/16 Sat

犬を買った理由

私たち夫婦が最初の犬たち、マリンとキャンディーを迎える決断をした時の理由は至極単純な理由だった。可愛い可愛い女の子が欲しくてその当時推奨された産み分け法とやらをがんばったけれど、結局妊娠することはなく、ハタと考えて確実な女の子を選んだ。

生まれてきてしまっている確実な性別。それが待望の犬だった。私たちの初めての娘のマリンは今2009年、私たちの年齢を遥かに超えて介護生活を送っている。

犬を迎え入れる目的が娘としてという単純な理由であるなかには、単純であるがゆえに大きな理由でもあったように思う。私たちの大切な娘。姿・形は犬であろうとも、神様から与えられた運命の子。そんな思いで迎え入れた。何もできなくたってかまいやしなかった。もともと、何かしようとも思って迎え入れたわけでもなく、「目的」と思われるものがないままに、ただただ愛する対象として迎えた娘だ。

迎え入れた子犬は姉妹で二頭同時に娘になった。双子が生まれたのと変わりない。姉妹であってもこれほどに違うものなのかと教えられ、息子という存在しか知らなかった私たち夫婦に多くのことを残した。人と違って巣立っていくことはないままに…。

私たち夫婦は彼女を産み落としてはいないけれど、他に彼女を産んでくれた親元はあっても私たちの子供なったその瞬間から生みの親のつもりで育ててきたと思う。下の娘は図らずも脳腫瘍という大病を患い、私にとっては短すぎる同じ時を過ごして天国に帰って行った。

今時のようにインターネットなんかもない時代に、生んでくれた親元に我が家の最高の娘の近況をよく報告しに行ったものだった。病気を心配してくれる親元に頑張っていますよ大丈夫ですよと伝え、励ましをありがたく思ったものだった。

犬を子供のように思うとき、犬たちの多くには生みの親がいて育ての親がいる。多くの飼い主といわれる人たちは生みの親であり育ての親であることは稀だろう。ちょうど私たちのマリンやキャンディーのように私たちの手で取り上げた犬でない以上。。。

実質犬たちにとってどちらの存在が親になるのかといったら育てたほうになる。犬は自分では産めないけれど、この腕に抱いたあの瞬間からわが子になった。

子育てをし、しつけをし、その能力に一喜一憂し、多くの楽しみを共有した後に残るものは「巣立ち」ではなく「介護」だ。病弱な子もいるし、健康優良児もいるし、それは生まれてきた彼らが決められるものでもないし、生んだ親が意図的に決められるものでもない。その解釈さえあれば犬と人はきっと幸せに暮らせるのではないかと思う。

若くして病気になるものもいるだろうし、ギネスブックに載るほど健康なまま長生きするものもいるだろう。その個体差を受け入れる勇気は大変なものなのだろうか?

犬を買った理由が商品を購入した部分に通じればきっと受け入れられないものとなるだろう。犬は生き物だから、法律上商品とされていても、ともに暮らしその生涯を看取る意思がある人と暮した時、初めて商品ではなくなるのかもしれないと思う。

人が犬を飼おうとしているとき、目的があるのならそれに沿う犬を探したほうが良いと進言してきたが、今の時代にはもうそぐわないのかも知れないなと考える自分がいる。それはきっと「目的」が私の意図する「目的」ではなくなっていて、犬たちが「目的」のための「道具」にされてしまう現実を拒否しているからだろうと思うようになった。

のんびりとゆっくりと焦らず騒がず、ただ穏やかに犬たちと暮らしたいと願っている。人よりもはるかに寿命の短いこの優しい天使たちにたくさんの愛をもらいながら…。

私たちの初めての娘は若いころの美しい姿とはかけ離れた悲しい姿に変わっている。それでも私たち夫婦にはふわふわの愛らしい瞳を輝かせたあの幼い日の面影をちゃんと残した大切な娘のままだ。

この犬を躊躇なく抱きしめ、愛撫できるものこそ親である証なのだと思いながら一日でも長くそばに居続けてもらえるように頑張っていく。迎え入れる前にこの日がきっと来るだろうと予想していた通りになったのだから何も心配をしないで頑張っていく。それが共に生きるということだと信じて。。。

2009/05/14 Thu

明日の我が家の犬ご飯

明日は犬たちには豚の軟骨ご飯を作る予定です。

スーパーバリューというスーパーで豚の軟骨って言うのが売っているんだけど、これを一度ゆでこぼした後、しょうがをたくさん入れて甘辛く煮て人間は食べるとなかなかイケてる食材ですが、犬たちにも、特に年寄りの子たちには良い食材なのです。

豚の軟骨部分にはコラーゲンがいっぱい入っているので年をとって不足気味の彼らにはツルツルプリプリになるとはいかないけれど、関節などへの効果は大きいように感じています。ちょうどエリーもモリーも腰を痛めてしまったので売っていないかなぁと毎日物色していたらようやくありました。

毎日コンスタンスに売っていないところが玉に瑕なので、我が家は見つけると冷凍庫に入る分は買い占めてきます。コラーゲンといえば年寄りでも鳥手羽先の先は小さい骨なので歯があれば噛み砕けるのでよく使います。鶏がらの首の骨の部分だけとかもね。

犬たちに使う時には基本的にあまり煮こみすぎないようにしてあげています。せっかく歯のために固い食材を使うのにトロトロにしちゃったら意味がないので(笑)

最近は犬用の食材としてネットで骨つきのものも多く出回るようになりましたが、何でもかんでも骨はOKではないので、自分の犬のあごの力とか消化能力とかを十分注意して、少しづつゆっくり使うことが大切ですよ。特に生で使いたいと思うようなものも、鳥は「サルモネラ菌」がたくさんついているとかニュースで言っていましたし、さっと熱湯にくぐらせたほうが安全な場合もあります。もちろん火を通し過ぎても鳥の骨は逆効果なので加減が大切ですが…

うちでは骨の類はカルシウム補給と考えるよりも歯磨きの代わりと考えて使うようにしています。骨が噛み砕けるうちはそこそこはは綺麗なままですから。。。

というわけで明日は豚軟骨ご飯です。

2009/05/14 Thu

犬のための手作りご飯

変換 〜 IMG_5836.jpg今日はカツオが馬鹿安だったのでメインはこれにした。
いつもはマグロの血合いとか、ぶつ切りで格安のと歯をお魚バージョンのときは良く使う。カツオはどうかなぁと思いつつ、同じ青魚だし、栄養は満点だからね(^−^)

魚は肉と違ってゆでた後簡単に手でほぐれるのでとても楽だ。ポメラニアンからシェルティーまでが同じ御飯だとポメ達の分はかなり細かくしなくちゃならないので手でほぐれると時間短縮になる。

匂いに魅かれたのかみんなわらわらやってきて、もうご飯にするの?って小首をかしげて台所に集合。そんなにお待ちかねならもう御飯にしちゃおうかって少し早めにお給仕することにした。

本日の御飯の食材。

カツオ・キャベツ・青梗菜・白米・ゴマ。
キャベツと青梗菜だけ細かく切ってカツオと一緒に煮込む。火の通ったカツオを取りだして細かくほぐし、野菜に白米とごまを混ぜる。
白米が十分スープを吸ったところでカツオを戻してよく混ぜて出来上がり!

え・・・それだしけしか入れないの?と思う人もいるかもしれないけど、毎日あるもので何とかなりますよ。おやつにヨーグルトとかグレープフルーツとか食べてるし、毎日同じものなわけじゃないのでこんなもんです。ある程度アバウトじゃないと続かないしね。。。(^◇^)

そういえば犬ってゴーヤとか食べて問題ないみたいなので、最近流行りの家庭菜園にゴーヤを植えてみた。パパに弦をまける網を張ってもらい毎日楽しみにお水をあげている。はてさて今年は犬のご飯にも使えるくらいいっぱいなってくれるかしらね?頼むよ〜!ゴーヤちゃん達!

2009/04/28 Tue

犬を飼うってステキー ですか?

su00.gif【犬を飼うってステキですか?】
この小冊子を私はマリンを飼ってしばらくしてからかかりつけの獣医さんの待合室で見かけました。もう15年も前のことです。その当時、とても感動しこういうことを沢山の人に知っていれば不幸な犬は減るのになぁとおもいました。そしてその当時無理を言って発行元に問い合わせし1冊送っていただきました。


とってもよい内容なのに、犬を飼う人に聞いても見たことが無いといわれて数年。。。今ではすっかり忘れかけていた冊子です。

調べ物をするためにサーチして言たら偶然引っかかりました。今ではインターネットという媒体があっという間にこうしたものも手軽に家にいて読めるようになったのですね。
うちのある冊子は何度も読み返していたのでずいぶんとぼろぼろになりとても写真等でブログに載せられる様相ではありませんが、本家本元ではダウンロードもできるようにpdfファイルにもなっているし、掲載もされているのでぜひ読んでもらいたいなと思います。

ぜひご一読を・・・【犬を飼うってステキーですか?】

子供さんでもわかるように漫画で楽しく可愛く、でも真面目に書かれています。 

2009/04/27 Mon

爪を噛む犬

我が家のモリーはた〜くさんのお犬様たちの中でただ1頭自分の親指の爪を噛む癖があります。


大人になってそこそこ自意識がはっきりするまでは起きなかったこの現象。どうやらちょっとムカついたことがあったとか自分でどうにもできない心の問題で行動が起きるように見えることが多いのです。

爪に異常があるわけでもなく、アレルギーというわけでもありません。痒くて噛んでいるわけでもなく・・・

彼女の一日の行動パターンから推測するに、思いどおりにならないことが多かった日の夜にこれが始まるように思えてなりません。犬のことはいろんな方面で解明されつつありますが、精神面では犬というよりも動物について事体が解明されていません。人間だってまだまだの領域ですから仕方がないと言えばしかたがないのですが…。。。

今の常識では犬は人の言葉をかなり理解できるとかいうところを完全に証明できていません。行動学などから学ぶ部分と自分が犬たちと接していく中で学ぶ部分とに大きな差を感じている現在です。メンタルな部分になったらよりわかるはずもなく(苦笑)

まぁ飼い主の特典で勝手に人間同様に解釈して、モリーはいつまでたっても頭の中身が赤ちゃんで今日は嫌なことがあったからイライラしちゃって爪を噛んで精神安定剤にしてるのかもねぇ〜とお気楽ん構えています。もちろん自傷行為に発展したら問題ですが、爪を噛んだ次の日はできるだけストレスがかからないように工夫することを心がけています。

こんな部分も子育てとおんなじだなぁと思いつつ…。
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