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2009/03/07 Sat

Category: Quality of Life

ワクチン接種の話

この10年、犬たちの寿命は獣医学の大きな進歩によって格段に伸びてきました。でも、まだまだ理想の状態に達しているかと聞かれれば、ようやく最初の一歩を踏み出したにすぎないと感じています。
それはたぶん、愛すべき犬たちがどうしても商業ベースの中で存在するものであるがためなのでしょう。

多くの正しい情報が商業ベースの中で覆い隠されている事実はたくさんあります。

たとえばワクチンの接種など、海外では数年に一度でよいと義務付けられるようになっていても日本では毎年するべきであるという観念が消えません。
本来ワクチンの抗体をしらべ、その値が基準に達していれば健全な体の中にわざわざ弱毒化された菌を入れる必要がないものです。でもこの方法が取られない最大の理由はワクチン接種のほうが値段がずっと安いからです。
そして大きな理由の一つとして抗体値が上がっていても感染する可能性が皆無ではないという事実です。

獣医の立場からしたらワクチンの接種をせずに感染したとき、責任問題になるという疑念があるでしょう。飼い主側にも獣医の見地で問題ないといわれたからワクチンを打たなかったのにと考えるだろうと思います。
訴訟問題等に発展する可能性を考えるなら、毎年定期的にワクチンを打っておき、予防をするほうがベストに違いありません。

しかし…ワクチンの接種についてデメリットのほうを正しく説明してもらった飼い主はどれほど多くいるでしょうか?

日本でもデーターとして発表されているだけでも、狂犬病のワクチンでも、混合ワクチンでも、死に至るケースは少なくはありません。またアナフィラキシーショックのほか重症の後遺症を残したケースもあります。ですから、あえて最初からステロイドの投与をした上でワクチンの接種をする獣医もいるようです。

ワクチンはステロイドを打ってから投与しても抗体がつきにくことを説明された人は少ないはずです。それ以上にステロイドによる副作用が起きることも否めません。

私は、仔犬へのワクチンの接種はできるだけ数少ない種類のものを投与することが望ましいと教えられました。多くの疑問の中、多くの文献をたどり、海外での状況もリサーチしたうえで得た結果は、ワクチンの過剰接取は百害あって一利なしでした。

人間のワクチンからも推察できるようにおおよそ病気に対する抗体はその種類にもよりますが、生ワクチンといわれる接種方法であれば軽く感染する状態を作るので、ものによっては終世免疫がつきます。
人間の有名な生ワクチンはポリオワクチンで、多くの人々がこのワクチンは赤ん坊の時に接種済みでしょう。

よほど稀なことがない限りポリオに感染する人はいなくなりました。人類はワクチンの開発で多くの病気から自分たちを守ってきた歴史を持ち、その技術力があります。

病気の種類によって、またワクチンの効果持続期間や抗体の継続期間によって多少の差はあれど、死の危険から身を守るための多くのものは犬のワクチンのように毎年切れてしまうと錯覚されるものはないと考えられます。
それは人間のほうがより多くの病原体に脅かされる危険があるにもかかわらず、毎年定期的に打つワクチンの数はほぼないに等しいことで推測できるでしょう。
インフルエンザのように毎年流行する型が変わる可能性のあるものは人によって年齢や体力を考えて接取が望ましいものもあります。イヌが受けるワクチンに入っている病気の元はインフルエンザのようなものとは違います。

ジステンパー・パルボ・犬伝染性肝炎の3つは免疫持続期間は正しい接種を嵩じた結果に抗体が付いたものの攻撃試験の結果、5年以上あるといわれています。確かにそうだろうと思うには野生種のイヌ属がワクチンを打っていないにもかかわらず、その種を存続し続けて着た経緯からもわかります。
人の飼う犬たちは野生種よりも育成環境が狭く同種の接触の可能性は比にならなほど高いためワクチンを接種しないとあっという間に伝染してしまうという条件からワクチンは開発されてきたのではないかと思います。

開発された当初からの伝統的な習慣のように毎年1回の接種がいつのまには当たり前になってしまったのでしょうか。開発当時とは比べ物にならないほど科学も発達し研究も進んでいることでしょうに。。。

日々向上していく獣医学によって、これから先、犬たちが不必要なワクチン接種を繰り返さないで済むように、抗体検査などが安価になって同じ検査をするのでも危険なことにできれば遭遇しない方法の選択ができる日を望んでいます。

2009/03/07 Sat

我が家流・犬たちの世話

たくさんの犬と暮らしていると御世話が大変でしょう?と聞かれることが多いものです。
でも、問われた後自分でそうかなと考えてみても大変だと感じたことはありません。
私にとって犬たちとの暮らしは人と暮らすことと何も変わらないために大変さが身にしみないのかもしれません。


犬のお世話って何をしているかなと考えて書き連ねてみましょう。


一番気を使うのがご飯です。ドッグフードをメインと考えても、犬たちにはそれぞれ体に合うとかあわないとかの成分もあります。
食材の問題もあるし、添加物のこともあります。理想的な食事は人が食べるものを使って調味をしないでバランスよく犬が必要な栄養素を備えてよく食べるものを作れることです。


1・2頭ならできることも我が家のように大所帯ではそうそうはやってあげられません。
できるだけ一日のご飯の半分を手作り食に変えるようにしています。

我が家のメニューや作り方はほかのブログで紹介しましょう。


次にしているのは手入れといわれるグルーミングです。
シェルティーは特に毛が命だと思うのでブラッシングは欠かせません。
若い子はいつもつやつやと光り輝き、健康な被毛を表現しますが犬によって毛質も硬さや太さも違うのでブラシの掛け方にも工夫があります。

基本的にブラシは軽く持って叩くような感覚で軽く入れていきます。
通常のブラッシングはこんな感じ。
抜け毛が出るような時は念入りに根元までしっかり入れていきます。
時によってはコームで地肌を見ながら少しづつとかして毛を抜きます。

通常スリッカーブラシは使いません。
あれって実はかなり痛いんですよ。ピンブラシも力を入れたら痛いのです。
犬は気持ちが良ければブラッシングが大好きになるし、決して逃げたりしません。
美容院で髪をとかしてもらう時に気持ちがいいのと同じです。
犬が転寝してしまうようにブラシをかけられるのがベストです。


爪切りは我が家の場合には血が出るように深く切ることはありません。
赤ちゃんの時から豆に切っていき、爪切りは痛くないものと教えます。
我が家の爪切りは犬をあおむけに寝かせて自分の両太ももの間に挟み寝かせた状態で前足右、左、後ろ足右、左と足をもって爪をちょんちょんと切っていきます。

犬は暴れることもないし仰向けにおとなしく寝ていられるように幼いころから繰り返しているので大変な思いをしたことはありません。
長い爪になっているときは「魔女の爪」と笑いつつ、ある程度切った後週一くらいの割合で少しづつ詰めていきます。

決して一度で短くしたりはしません。


犬の爪は伸ばしてしまうと神経と血管も一緒に伸びてしまいます。
詰めたければ最初は血管が通っていないぎりぎりまで詰めて、その後は豆に1ミリくらいづつ詰めるしかありません。

また爪切りをするときはなるべく外に出る機会のない時が理想です。
万が一にも間違って血管を切って出血してしまうような場合には完全に傷がふさがるまで外には出さないようにしています

これは日本の土壌に破傷風菌が存在しているからで、犬の爪に傷があれば破傷風菌に感染しないとは限らないからです。破傷風に感染したら、まず助かることは稀です。よほど早く気がつかなければ治療しても手遅れが多い病気の一つです。


パッドの毛もバリカンやはさみを使って豆に切っておきます。
室内でも滑ったら足腰に悪いですし、外に出ると伸びた毛に汚れがつくので足をふいたり洗ったりするのに手間がかかるからです。
爪切りと同時にすることが多いです。
あおむけに寝かせたほうが楽に切れるので。


毛のカットはシェルティーは主に耳周りと足回りのみです。
あとはひげを切る子はそろえます。
ダックスは切る部分はほとんどありません。
ポメラニアンも耳先くらいです。


シェルティーの足回りは後ろ足のかかとの部分の長い飾り毛をスリッカーで立たせて長すぎる部分を切りショー用の子と同じようにトリミングします。
パウダリングはしないのですぐにペッチャンコになっちゃいますが、知ってるからやっているといった感じです。

たまにまじめにやってみようかなと練習することがありますが、その時はショー出陳と同じように全部やります。
軽く汚れをふき取ってスプレーで水分を入れて全体像を見た後、軽くブラッシングをします。
気になる部分をカットしたらコレステロールを入れて毛を立たせる準備をし、パウダーを打ち込みます。
首周りと足元はとくに念いりに打たないとつぶれてしまうので時間がかかります。

大方出来上がったら立てたい部分を逆毛を立てるようにして持ち上げてシルエットを作ります。
犬によってどこを強調するのかポイントがみな違うので面白いものです。
犬は迷惑そうなことが多いですが「かっこいいねぇ〜、美人だねぇ〜」とおだてながらやらせてもらっています(笑)

出来上がるとついでにハンドリングの練習も兼ねて少し走ってみたりポージングの確認をしたりします。
犬によって教えることが違うので大変ですが楽しんでいます。


シャンプーは全部自宅でしています。
ドッグバスがあるので腰が痛くなることは少なくなりました。
肛門腺を絞った後、まずお湯で肛門の部分だけ別に下洗いしてしまいます。
肛門腺を絞るので洗っておかないと最後まで臭いがとれません。

全身にお湯をかけて湿らせた後軽く下洗いとしてシャンプーを薄くつけて全身をおおざっぱに洗い流します。
次に地肌を洗うようにして全身をマッサージするように洗い上げますがシェルティーは毛が絡まないように毛は押し洗いの要領で、指先だけ地肌に当ててこするように洗うときれいに洗えます。

顔と足回りを最後にして洗剤の残りがないか確認しながらよく流します。
汚れのひどい子の場合にはもう一度洗うこともあります。


次にコンディショナーを付けますが、毛が抜けている子の場合、つけたらコームで少しづつ下に向かって毛を梳かしつけます。
抜けた毛はお湯を流しながら梳かすと面白いように落ちていきます。
ぬるめのお湯で犬の体に負担がないようにしながら痛がらせないようにゆっくりしっかりコームをかけます。

コンディショナーは毛が滑らかになるタイプのものなら完璧に流してしまうので何でもよいと思います。
我が家の場合にはショーに出すときはあえてコンディショナーを付けずに仕上げてからにします。
時間が経つと多少なりとも吹いた毛がしぼんじゃうからです。


車用のセームの大きなもので水分をほぼ落としたあとバスタオルにくるんで乾かす作業に移行します。
我が家ではいらないベッドパッドや綿毛布を下に敷き犬を寝かせて、バスタオルで水分を取りながら、まず全身をある程度乾かすようにドライングします。

たいていはうとうとしていて中には寝息を立てる子もいるくらい穏やかに温かめの風を送って乾かします。
犬は耳の中に風が入るのをとても嫌います。
人と同じです。
そこに十分注意し耳の後ろ等に風を送るときは耳をふさいでかけるようにします。
大方乾いたらピンブラシを使いながら地肌が見えるように毛の根元から乾かしていきます。

全身どこも同じようにです。
ドライアーの温度は最初は高く次に中間の温度で、犬の息が荒くなるようだったら冷風に変えます。
おおよそ完璧に乾いたら犬を開放しますが数十分後にもう一度毛の根元に指を入れて湿っていないかの確認をします。
湿っていたらまたドライアーをかけます。

シャンプーで大切なことは細かい部分までよく洗うことと、すすぎをしっかりとしてあげることです。
犬は人よりも皮膚が薄いので洗剤が残ると大きなトラブルにつながることもあります。
特に腰から尻尾にかけての部分に洗剤が残りやすいので最後までよく流すようにします。


シャンプー剤も犬の体に合うものを使えばよく、成分的にきついものを使って洗う回数を減らすよりも、汚れ落ちは悪くてもたびたび洗っても表面の油をとりきってしまわないようなものを選ぶのがよいと感じています。


病気だったり、年齢的にシャンプーすること自体(お湯につけること)が体に大きな負担がかかるようになると我が家では犬を洗わないことにしています。

湯拭きといってお湯で濡らしたタオル等で体をふくことで保てる間はそれをしますが、それも難しくなったときにはブラシのみで保たせます。
きれいにしておくことも大切ですが体力を奪うことのほうが寿命を縮めるようで怖いからです。

病気や年老いた子の場合、若い犬のように外に行くことは減ってしまいますし、汚れることも少なくなります。
その犬の負担にならないように手入れをしてあげることが大切だと思います。

下痢などでどうしようもない時はその部分だけを流したり毛自体を切ることもあります。


あとは日常の状況として、まず朝起きるとお早うと声をかけ、みんなが起きだすとおトイレの掃除があります。

夜中のうちに排泄した子もいるので汚れたものを取り換えてきれいにして、「みんなおしっこしてくださ〜い」と声をかけるとトイレに入ってくるのでした後のシーツを次々敷き変えていきます。
そんなに時間はかかりません。

次にお水を入れ替えます。
みんなが飲んで減ってしまえばまた入れますがたいていはすぐには飲みません。


人の仕事(朝ごはんを作って食べるとか下の部屋で洗濯するとか)を大方終えたらその日によってブラッシングをしたり、耳の掃除をしたり、爪を切ったり、パッドの毛をそろえたり、シャンプーしたり、様々に必要性の高いものを全部の犬にしていきます。

一度に全部の犬をするようにしているのはやり忘れが出ないようにするためです。


シャンプーはさすがにシェルティーだと1日に2頭くらいまでしかできませんし続けて毎日することはありません。
ダックスはまとめて数頭ずつ終わらせます。

トイレシーツ等は汚れたら代えるの繰り返しです。


日によって外に散歩に連れ出すこともあるし日がな一日庭で遊ばせておくこともあるし、室内でぐだぐだと一日を終えることもあります。

ふつうのお宅のように毎日決まった時間にお散歩に行くことはありません。

あとしていることは犬たちにご飯を作ってあげることくらいでしょう?
手作りも半分くらいあげているのでここはちょっとた変な時もあります。
刻んだりするのがね(^−^)


ご飯を配るときに二階の子はバリケンに入れる手間があります。
ご飯を食べたら出さなければなりません。

また誰かがヒートになると男の子組と女の子組で時間で入れ替えをしますからこの時期はちょっと大変です。


夜はある程度の時間で電気を消せば多くの犬は寝てしまいます。
一緒に寝ているので何かしなくてはならないことは特別にはないのです。


日中は私の行動に合わせて犬たちも動いたり休んだりしているだけで、ほかには散歩等の場合も練習に遠くに出掛ける場合も息子と二人で交代にしており必ず家にどちらかがいることにしてあるのは大変な部分かもしれません。

頭数が多い分、何事にもかかる時間は長いでしょう。

気がつけば毎日一日が終わっています。
あと洗濯物は確かにものすごい量です。
これが我が家のいちばんの仕事かもしれません。


病気の子がいたり、介護に多くの時間と手間がかかる子がいたりするときはこの限りではありませんが、ほかに何をする趣味もないので(笑)獣医さん通いがなければそう大変に想うことはありません。

海外旅行や誰かとランチが趣味でもないし、どこかに行く時は犬と一緒に行きたい私です。


暇があれば犬の写真を撮り、犬と遊び、絵を描き、ウンチを拾い、洗濯物を干し、掃除機をかけ、犬のご飯を作る毎日です。
お世話をお世話と思わずにすごしてしまっている毎日を送っています。

地域ごとに異なるごみ出しのルール等で分別するほうが私にとってはずっと大変な作業になっています。(苦笑)

2009/03/07 Sat

ドッグラン

ドッグランには自分(飼い主)と犬が遊ぶために行く場所だと考えています。ですから我が家の場合には、他の犬と交流させるために連れて行くことはありません。もともとうちにはほかの犬との交流が必要な環境ではないからもあります。


犬が群れ族であることは多くの飼い主が知っていますが、その群れへの解釈が正しくない人が多い気がします。犬が群れであることを認識しているのは相手が犬であることではなく、一緒に暮らしているということになっています。

ですから相手が犬でなくても人間を群れのリーダーと認識することもできるし、一緒に飼われている猫や小動物、大動物を含めて自分の群れと認識します。


これは実は犬だけに限ったものではなく、人間も同じくですし、サルやオオカミ、ライオン、象などでも確認されている習性です。幼いときに人に保護されて水牛の群れと一緒に育った象は水牛の群れを自分の群れと認識し自分よりずっと小さな水牛たちのリーダーとして行動しているという報告も上がっています。


inutama_3.jpgつまり犬たちは一緒に暮らしていない犬は、ほかの群れの犬になります。
子犬でもない限りあったその時から仲良く遊んだり相手を理解できたりするはずがないのです。何回も遭遇し相手を多少理解できる状況なら話は別です。
また犬としての接触の方法等をお互いが学んでいる場合なら問題は少ないはずです。犬同士のトラブルの大きな原因は犬としての接触のルール等を学ばずに育った場合に起きるものが多いものです。


野生では群れ族である動物たちはほかの群れに接触することをできるだけ避けて生きています。
群れ同士の接触はテリトリー争いが起きたり群れ自体の乗っ取りが起きたりする混乱のもとになる場合がほとんどだからです。
群れを離れて1頭で出会った場合はこの限りではありません。

オオカミの被害に遭う農場で、襲ってくるオオカミの数以上を持つほかの群れの遠吠えの録音を流したら被害が無くなったという事例があるくらい群れ同士の接触を嫌うのは普通の本能に刷り込まれたことなのです。


ですからドッグランに愛犬を連れていき、ほかの飼い主さんと井戸端会議をして犬たちから目を離すなどという行為は事故を起こすようなものであって起きないほうがラッキーだと思います。犬は犬が相手だから遊ぶのではないことを知っていれば危険は避けられるはずです。


本来の目的の意味をなくしているドッグランはたくさんありますが、それは利用者によって変えられるものです。
もちろん人の中で暮らしている犬たちが同族に興味を持つことは当然であり、親しくなれる犬たちもいることは違いありません。
穏やかに犬独特の意思の疎通が正しく図れてこそトラブルは起きずにすむものです。

幼い時期から犬同士のコミニュケーションを培われて育つ犬は日本ではとても少ないことを知った上で、小さなうちから他犬に対して恐怖を持たせないように育てていき、犬同士の軽いコミニュケーションができる犬にしておきたいものです。


私自身はあくまでもドッグランはリードを離して飼い主と愛犬とが思いっきり走り回ったりボールなどの道具を使ってたくさん遊べる場所であってほしいと願っています。 

2009/03/07 Sat

我が家流・競技会場

DISCDOGやアジリティー・訓練競技会、ドッグショー。犬と一緒に連れ立って行く競技会場で我が家が注意していることは、ほかの犬に近づけないとか、吠えさせない、静かに待機させるというようなことです。

競技会場に行く時の多くは参加する場合なので、一緒に何かをやる相手は人間のパートナーのみであり、そばにいる犬とあそばせるとか仲良くさせることが目的ではありません。


他の犬に近づけないという理由は相手がどんな犬か分からないので危険だからです。
同じ競技を楽しんでいてもすべてが同じレベルにトレーニングされているとは限りません。
日本の犬の多くは飼い主がノーリードでコントロールがきくようなレベルにしつけられた犬が少ないのです。

女の子の良いにおいがしたら興奮してしまって飼い主の指示さえ聞こえなくなってしまう犬もいるでしょうし、威嚇行動を起こされるともろに反応する犬もいるでしょうし、犬嫌いでそばに寄られるのも怖がる犬もいるでしょう。


自分の犬が決して喧嘩を買うようなことがないようにしつけてあったとしてもけがをさせられるのも嫌だから、近寄らないのが一番です。
犬同士が気にして接触を望む場合には許可することもありますが基本的にうちの犬はほかの犬を気にしないように教えています。

競技を一緒にやるのは私たち家族なのでほかの犬や競技自体や競技に使うものに興味を持たないというのが本当のところだと思います。


吠えさせない・静かに待機させるということはとても重要だと考えています。最初から競技会場のようないつもの生活では感じられない雰囲気の場所に行けばまったく吠えないことはないでしょう。

目の前でやりたいことをやっている犬たちの姿を見れば興奮してしまうことも分からなくはありません。
でも吠えたことを禁止していかなければ吠えないでいられるようにはなりません。

ケージ等の中に置いていても飼い主がそばを離れても吠えずにおとなしく待っていられる犬が理想なので、吠えたら必ず止めるを原則にし、うちの犬がもし我が家の人間がそばを離れて吠えた場合には一緒にいる人に止めてもらえるように頼んでいます。


状況にならすためには興奮する材料を見えなくしてしまうのではなく、見せたうえで吠えるとか騒ぐ事だけを止めていく方法をとっています。
最初からケージの中で大人しく待てるはずもないので連れて歩きながら学ばせたり、そばに座らせて待たせながら学ばせたりしていきます。

競技自体は犬に見えるようにしておき、見えている状態で学ばせます。
そしてケージの中に入れても騒がないようにし、最終的には飼い主がそばを離れても静かに待てるようにしていきます。

最終的には叱って止めるのではなく騒ぐ必要がないと学ばせるのが理想的だとは思っていますが、実際には吠えたらすぐに止めなければならないので言葉かけで止まらないうちは叱られることもしばしばでしょう。


他人さまの犬の場合、知り合いでも頼まれなければあえて吠えたり騒いでいることを止めないようにしています。

昔はよく止めてあげたのですが人によって考え方が違うのでいやなことをされたと思われることが多く、余計な御世話をしないように心掛けています。人間だれしも嫌な人とは思われたくありませんから。。。


自分の犬が吠えていることで他人に迷惑をかけていると感じる人ならきっと止めようと努力すると思います。
止まることがよいことなのではなく、止めようとしているかどうかが大切だと考えています。

なのでMAGICSTYLEで学んでいる人の場合、止めようとしなかった人が叱られることがあります。(笑)


犬は吠えるものだという認識は必要ですが、吠えなくてもいいものを吠えていることはよくないという認識もまた必要だと思います。
犬が多く集まると吠えても当たり前の感覚が出来上がってしまい静かにさせなくてはという行動が少ないのは非常に残念です。


どんな競技をやるにしても、自分たちの順番になっていないうちからハイテンションに騒ぎ立てさせるのは良いとは思えません。
訓練競技でなくてもドッグスポーツも同じです。

競技をスタートして初めて本領を発揮すればよいのであってスタート前と終了後は静かにが我が家の原則です。
競技会での成績はそれができた後でのことなので、成績結果が良くても家庭犬として良い行動ができていなければ私自身は喜べない変人のMAGICSTYLEなのです。

ちなみに世界大会に出場するような海外のスーパードッグたちは非常にフレンドリーな上に競技者がリードを離して歩いてもそばから離れないようにトレーニングされている犬ばかりだそうです。

競技者が座ればコマンドをかけることなく座る犬ばかりで会場で大騒ぎしているような犬は少ないのですよと聞いているので、私もそうした犬に育てることを理想と考えています。

2009/03/07 Sat

我が家の庭

我が家の庭はたいして広くはありませんが、犬たちのために芝を張っています。
また、周りの庭木や草花はできるだけ犬に害にならないものを植えてあり、害のあるといわれるものは高い位置に植木鉢自体をかけて犬が悪戯をできないようにしています。

あんずと柿とブドウ、ブルーベリーがよくなります。
小さな池も作ってあり、子犬のうちはよく飛びこんでずぶぬれになったりします。


毛虫やアブラムシがなるべく使ないものを選んで入れてありますが、それでも害虫がつくこともあります。
ですが市販されている殺虫剤の多くが有機リン系なのでこれらは使わないで、使うとしても犬や猫や魚に害のないとされているものにしています。

といいつつ、ほぼ一年を通して殺虫剤の類は使っていません。
蚊取り線香は焚くことがあります。


犬たちが排せつをしてしまうこともあるのでそのたびに水を流します。
それでも芝は良く枯れるし穴が掘られることもまれにありますが犬たちのための解放場所なのであまりうるさくは言いません。

それはやめてねと思うことだけやめさせています。


一時期ガーデニングに懲りましたが上記のような状況では思ったようにならないので何もしなくても花が咲き彩りを楽しませてもらえるものが残るようになりました。
2008年はミニトマトときゅうりとナスとしし唐、オオバを植えたので少しの収穫がありました。
カラスの襲来が多く、なかなか思ったように食べられるものを収穫できません。
今年はブドウが全滅し、昨年はサクランボが見事にやられました。

来年こそはカラスを出し抜いてやろうと考えています(*^_^*)


犬たちはと言えば庭に出るのは好きなので洗濯ものだと言えば嬉々として飛び出していきます。

私が干している間庭を散策し、若い子は駐車場と庭を走り回って遊びます。


我が家の庭の効用は周りでいろんな音がすることや多くの人が通ったり覗いたりすることで犬たちが学ぶものが多いことです。
犬が外から聞こえてくる音やそばを通るものが自分たちに問題のないものだと認識するためには本能的に警戒をすることを人がそばにいていさめなければ学べません。

また音がしても何が通っても、何事もないのだという冷静な動きが犬たちには必要なことも多いのです。
外部の者・物がテリトリー内に侵入してこない限り、または侵入しようとしない限り、リーダーを差し置いて騒ぎ立てなくてもよいと教えます。


学んでいない子がいるときには宅急便の人や郵便局の人との対応で毎回のように謝らなければならないことがありますが犬が理解し始めればその回数も減ってきます。
最終的に学んでしまった子と同じようになるために多少の時間と労力が必要ですが、新しく犬が残れば毎回同じことを繰り返すだけです。

うちの配達に来てくれる人は顔ぶれも決まっているので大きな理解を得させていただいて感謝していますが、謝罪の言葉一つもなかったらこうはいかないのではないかと思うのです。


繰り返しの中でオートバイが通ってもトラックが通ってもびくびくした反応はなくなっていきます。
家の横で工事をしている時もそんなに気にしなくなってしまいます。
要するに人が反応すれば犬も反応するので、できるだけ反応を抑えて行動していると犬もまねていくのでしょう。


また庭の中で遊ぶ時にあまりに吠える場合も禁止がつきものとなっています。人がそばにいてすぐそばで自分の犬が吠えているのに、自宅の庭だから吠えてもよいと甘くすればほかのところで禁止しても効果がないからです。

他の犬が遊んでいるものを見て吠えたてるのも同じです。


我が家はよく「黙って遊びなさ〜い!」という掛け声がかかることがあります。


犬たちにとって狭い庭でも皆と一緒に走り回って遊べる大切な場所なのだろうと思います。
どの子も庭が大好きで、嫁がせた子犬たちですら我が家の庭を忘れることはありません。
遊びに来る子はみな庭に出たいなぁという顔をして下の部屋から庭を覗くことが多いのです。

自分の家の犬以外はよほど信頼できる犬以外は庭に入れることはありません。ウイルスも怖いし、寄生虫も怖いからです。これは庭だけではありませんが…。(笑)
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