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2009/03/06 Fri

Category: Quality of Life

犬の避妊・去勢について

ペットブーム到来によって多くの人が犬と暮らすようになりました。
様々な犬との暮らし方の提言やしつけ等の面から、又病気に関して等などからも一般的に飼われる犬たちには避妊や去勢を薦められています。


避妊や去勢の必要性について多くの人たちが論議していますが方向性としてはするべきという観念が大きいように思います。
それは毎日のように不要とされた犬たちが数多く処分されている現状が減らせないからでしょう。


我家は繁殖をしているためよほどのことがない限り避妊や去勢はしていません。


しかし病気によってしている子も何頭かいます。
お産のトラブルによって避妊した子もいますし、お産の経験がある子が5歳を過ぎて子宮蓄膿症になってしまったのでやむなく手術したこともあります。


しかし子宮蓄膿症は犬を毎日良く観察で来ていても『開放性』の症状で陰部から出血または膿のような物が出てくる場合と『閉塞性』のものとあるので、実際には見落として命を落とすこともありえます。
我が家の場合は運良く開放性だったため手遅れにならずに済みましたが・・・


閉塞性の場合陰部からの下り物等から発見することは不可能で、多飲になり腹部が少し張れてくることで気がつく場合が多いですが、毎日犬の常態を良く観察できない場合には見落とす事が多いはずです。
発見に時間がかかり、手遅れになることも多い病気の一つなのは、子宮内にたまった膿による毒素が全身に回ってしまう敗血症になるのが早いためです。

そうなると手術しても助からないこともありえるのです・・・


子宮蓄膿症は、子宮内に膿がたまってしまう病気で、交配等からバイキンに感染する以外にホルモンの変化によって引き起こされることもある病気です。
ですから交配経験がなくてもお産の経験のある無しに関わらずかかる病気です。
お産を何回も経験していてもかかることもあるのです。


もし手術する気があるのなら犬の体調が万全の時にする事が望ましいでしょう。繁殖する意図が無い限り、安全のために手術をすることは悪いことではありません。
避妊手術は開腹手術なので年齢や体力を考慮して行うべきだと思います。
最近は年齢の若いうち、ホルモンが働く前に進めることが多いようですが個人的にはいかがなものかと疑念は残っています。
獣医さんと良く相談し納得した上で手術は受けるべきでしょう。


去勢に関してはこれまた多くの議論がありますが、攻撃性が強い場合や(しつけ等で制御が難しいなど)マーキング行動がひどい場合などの雄本来が持つ本能の抑制を図るためには効果的な方法と言えます。
しかしホルモンが出なくなり行動に変化があわられるのは手術後1年程度の時間が必要なので、しつけを怠っていい訳ではありません。
叱り続けて暮らす生活であるのなら、去勢することで変化を起こせるのなら犬の幸せのためには去勢もやむなしと考える部分もあります。

雌犬と同居させている場合、特に親や兄弟と一緒の場合には間違いがあってはならないので、次の世代を必要としない限りどちらかを避妊去勢することは必然ではないかと考えています。

ほかにもオス犬・メス犬に限らず自宅以外の場所ではいくらトレーニングを積んでいても飼い主からの制限がかからなければマーキング行為は自然の摂理です。ですのでお友達の家等でいちいち注意をしなくても粗相をされない犬であってほしいのなら去勢・避妊は必要です。しないのならばマーキングパンツ等は必須アイテムとなるでしょう。


我家では交配の可能性のない子で、女の子のシーズン中にはとてもかわいそうに感じてしまう状況になる子は去勢してあります。
女の子と隔離される事が精神上に非常に問題がある場合や、ほかの男の子に対しての威嚇行動が激しい場合には種オスとして使わないのであれば、去勢の対象として捕らえています。


雄の場合、去勢した時期にも寄りますが機能は失っても精神的に雄としての本能は残るらしく、睾丸はなくても交配は可能です。妊娠はしません。


大本の考えとして、これは一個人としての見解ですが、犬も人と同じ哺乳類であり生まれ付いての性別を持っている生き物なので闇雲に避妊、去勢をして体に良いものなのかどうかの疑問を大きく持っています。
これは単に犬であると言う事ではなく生物として考えているからです。


当然ですが失った臓器に関わる病気等は起こる筈もないですが、本来あるべき臓器を失わせるリスクについては多くを語られていません。
いいことばかり強調されています。


実際には個体差がありますが、ホルモンの乱れにより皮膚疾患が出たり、運動能力の低下があるのか去勢、避妊前に比べると同量の餌の量では肥満になってしまいます。


非常に神経質に成る場合もあり、それが避妊去勢から来るものではないといわれることもありますが、我家の子たちは手術後全て肥満体質になりましたし、以前より物事に対して敏感になりました。
またダックスの場合には被毛に変化が現れる事が知られています。
ふわふわのわたのような毛が足回りや首周りなどに現れます。
なぜかアイリッシュセッターでも同じような状況になった子を見たことがあります。


ですので問題行動等を抑えるためには去勢も必要ですと言う事以外には不幸な命を生み出さないためとか、健康で長生きできるからと理由付けを私個人は出来ないのが現状です。
まだ犬達と暮らし初めて15年ですから、避妊去勢した犬のほうが健康で長生きであると言う結果を自分自身で得ていないためです。我が家で最年長の犬は16歳になりましたが避妊手術をしていません。


勿論病気になったときに手遅れにしない自信があればの話ですが・・・
年老いて手術が無理と言われる年齢の時にこの病気になったらどうにもならないことも現実としてとらえています。


内服で確実に直る保障のあるうちに発見できればいいですが、こればかりは亡くなるまでこの手の病気にはならないこともあるので出産が終った段階で、交配をもうしなくなった段階で手術した方が良いのか今も悩んでいます。
なぜなら人は進んで同じ(子宮・卵巣摘出手術&睾丸摘出手術)手術を受けないと言う現実があるからです。
健康で暮らせるのなら何故人はしないのか?未だに疑問が残ります。


不幸な命が生まれてくるのは避妊していないからではなく、雌犬を飼っている飼い主の管理上の問題です。
管理が出来ないなら避妊も仕方がないでしょう。
雌犬は年中無休で繁殖できる動物ではありません。
猫とは違います。
猫は交配すると排卵するという体のシステムが違うのです。


犬は周期的なヒートがおき、出血し(稀に無出血もありますが)頻繁な匂い付け等で自分をアピールし繁殖に適期であることを表現します。
この時期に雄犬との接触が皆無であれば仔犬は絶対に生まれてこないからです。
人との違いは出血の部分です。
人は受胎しなかったことでよくつきに出血が起きますが犬の場合には受胎可能な時期に入る知らせが出血です。


庭等の囲まれた場所においても人の目のなくなる状況にこの時期の雌犬がいたら、塀を乗り越えて雄犬が進入して交配されてしまうこともあるでしょう。
管理できるか出来ないかは人間側の問題です。
雄の側も逃走されるような飼育管理に問題があるわけだと考えています。
当然の事ですが犬を野放しにした飼育方法をとられていることについては論外ですね。。。


健康で長生きできるのなら何故人はこの方法をとらないのでしょう?
疑問が解決できるまで私としては愛犬に対しての避妊、去勢に関することは飼い主さんの意思に一存し、あえてお勧めはしていません。

かといって避妊去勢に関して反対論者でもありません。


避妊、去勢に関してもすべては飼い主さんと犬が幸せに暮らしていくためのひとつの方法論で、一緒に暮らす人が決めることだと考えています。

2009/03/06 Fri

犬は。。。

犬は食事を与え、生きられる環境を与えて有れば一人で育っていきます。
自由奔放にただ育ってしまうことでは問題だと感じる人に犬を飼ってほしいと願っています。


ただ可愛いがるだけの存在であれば良いと考える方にはきっと
小難しかったり、無理に思えることが書いてあるかもしれません(笑)


室内で犬としてではなく、人と一緒に生活し、人間の管理下にある愛すべきパートナーとして
厳しさを持って愛情深く何が大切なのかを掴み取ってもらえたらこのページの意味も出てくると感じています。

人と共に暮らすという事は犬にとって我慢しなければならないことが数多く発生します。
人もまた、犬の行動学や、心理学をよく学ばなければ

相手が何を考えどうしたら相手に通じるのかがわからなくなるのです。


犬は素直な生き物です。
でもしっかりと嘘もつくのです。
人間のつく嘘とは種類の違うものですが、可愛い嘘をつくことがあるのです。


心が通じていればきっとそんなことも笑えるようなことだと思います。
彼らの行動や心理を理解し、うまく私たち人間と暮らしていけるような良い子に育てていきましょう。


犬をいい子にできる人は、犬の心理をよく読み取れて、彼らの行動を把握できる人です。
こうした人が犬にとって最高に魅力のある人だといえるでしょう。


そして頑張って育てた犬は何にも替え難い大切な存在と変わってきます。
まるでその子がいない事が有り得ない事のように・・・。

2009/03/06 Fri

犬の心

犬の心理ってどんなものだろうと疑問に思うことはありませんか?こういう時どう考えているんだろうとかなんで自分の言うことを聞かないんだろうとか思うように行かないとか思いませんか?犬は人間と同じ哺乳類です。また人間と類似した社会性を持つ動物です。簡単に言うと自分だったらどう思うかと言う事とほぼ同じです。もし相手が犬ではなく人間だったらどう対処するかと考えると結構うまくことが運びます。

愛犬が何を考えているのかわからなくなってしまった人はちょっとで良いので振り返ってみてもらえないでしょうか?




  • たとえば初めて行った場所には緊張したり、不安になったり、そんな事、あなたもありませんか?


  • 毎日毎日小言ばかり言われたら、聞く耳がなくならないでしょうか?


  • あなたの気持ちがわからない人を好きになれますか?


  • 怖そうに見える人が近づいてきたり、突然大勢の人に囲まれたら緊張して固まってしまったり、話せなくなってしまったり、逃げ出してしまうことはありませんか?


  • 毎日のお手入れも痛みや苦痛が伴ったらやって欲しいとは思わないでしょう?


  • 爪切りも血が出るほど切ったらあなたは痛みを感じないのですか?


  • けんかを売られて対戦したのは良いけれど負ければ悔しいし、似たような感じの人には近づきたくなくなりませんか?


  • 会うたびにイチャモンをつけられていたら、『ナンだよお前!』と言い返したくはなりませんか?


  • 大きな音をさせながらいきなり現れて家の様子を伺うそぶりがあった上にまた爆音を立てながら立ち去る人を不審だとは思いませんか?


  • おなかがペコペコなのに、目の前に大好きなものを出されてまだ食べちゃだめよといわれたら、どんな気持ちになりますか?


  • おしっこややウンチをしたくても、汚いトイレだと入りたくなくなりませんか?


  • 時間が来るまでトイレを我慢しなければならなかったら体を悪くしませんか?


  • 家の中にずっと閉じ込められ、何もやることもなく毎日を過ごしていたらストレスだらけになりませんか?


  • 大好きな人に裏切られたら二度と信じないぞとおもいませんか?


  • 愛してる人がほかの人にやさしくしてたら悔しくはありませんか?


  • あなたが好きになった人はどんな人ですか?






犬たちは私たち人間と同じ表現方法ができないことが多くあります。でも痛みを感じたり、悲しくなったりうれしくなったり楽しくなったり寂しくなったりする感情は人間とほぼ類似しています。深爪をされた犬は長い間痛みを伴わないように爪切りをしてあげても、爪きりを見るたびに体が震え緊張し、やられないように手を引っ込めたり暴れたりします。
痛かったからですよね。爪切りという道具が自分の体に痛みを与えたと知っているからです。そしてそれは本当に長い間忘れるものではないのです。


仲間が死ねば人と同じように沈み込み食欲が落ち、症状がひどければ体に変調をきたし亡くなってしまう例もあります。子犬が亡くなり、母犬と同じケージの中にずっとその子をいれたままの実験を行った人がいます。その母犬は、何も食べなくなり、死んでしまいました。残酷な実験です。決して病気で死んだのではありません。子犬が死んでしまったことのストレスによるものという結論が出ています。


犬にはまだ研究しつくされていない多くの謎の部分があります。でも一番犬のことがわかるのはきっと一緒に暮らしているあなた自身でしょう。愛犬が今どんなことを考えているのか、どんな風にして欲しいのか、どうすれば良い方向に導いてやれるのかは、毎日その子を観察し、気持ちをつかんだ人にしかできないことです。


飼い主が描く理想に近づかないのはどこか、何かがきっとあっていないからです。犬は人と同じで1頭1頭個性があり、犬種が同じでもみな違うのです。だから、マニュアルの本に頼って大きな一まとめで考えて犬に試したらうまく行かないことは多いのが当たり前です。人の都合よく、この子はこう考えているはずとか、こういってるのねという思い込みも良くありません。たいてい間違っていればあなたの思うとおりに犬は育たないので結果は出るからわかるはずです。


犬は人の言葉が話せないけれど、実に多くの言葉らしきもの(吠え声やボディーランゲージ)でコミニュケーションを取ろうと努力してくれます。ほんの少し、飼い主の観察力と、優しい心遣いがあったら、犬たちは15年ほどの生涯を幸せに暮らせるでしょう。そしてそれはその犬と暮らすあなた自身に最高の幸せをもたらすのです。


簡単なしつけをするときも、訓練でもアジリティーでもDISCでもショーでも、犬に上手く自分の意思を伝えられないのはなぜなのか解らなくなったときに、犬の立場になって考え直してみてください。自分と同じに感じるのだと思えたらきっといい形に繋がり犬は笑顔で答えてくれるはずです。


犬に何かを伝えると言う事は押し付けることでもなく無理やりやらせることではないと気がつくはずでしょう。愛犬の心の中をマニュアルに頼った心理学ではなくちょっとだけ覗いてあげてください。


※このページの内容は犬に人と暮らすマナーを教えずに好きなように暮らさせて良いと推奨して書かれた物ではありません。あくまでも犬に物事を伝えるときに思い出してほしいことを書いてあります。

2009/03/06 Fri

Category: Quality of Life

命の誕生に向けて

犬は本来自然の中で生きていた動物だから、先天的な障害児の場合にはたぶん自然淘汰されてきたことでしょう。
人が手をかけなければ、それが運命というものでしょうし、そのために強く次の世代に続く遺伝子だけが生き残ってきたのでしょうから・・・
野生動物は、ほとんどがみな同じような姿態で、その子孫を続けていく為に残酷にも見えるほどの自然淘汰がなされていきます。

ライオンは、一つのプライドと呼ばれる群れで形成されているが多くはボスとなるオスを中心に数頭の雌とそのボスの子供たちとで形成されていますが、このボスが挑戦者が現れ群れを乗っ取られた時に、生存している前のボスの子ライオンたちは残らず噛み殺されてしまいます。


なぜなら、群れを取られた弱いオスの子孫は新しいボスにとっては無用のものだからで、のっとった群れのメスの繁殖期を早く迎えなければならないからです。
新しいボスは自分の子孫を残さねばならず、そのためには雌が子育てをしていては自分の子孫を作れない為に子ライオンは殺され、雌には発情期がすぐにやってくるのです。


高等知能を持つチンパンジーですら、子殺しという穏やかではないことが行われることも知られるようになりました。
健全な個体だってこうした淘汰が行われて自然の世界では強いものの子孫が生き残ってきたのです。
健全でない個体は、母親に育ててもらえることもなかったろうし、また運良く子供時代を生き延びてきても、健全な兄弟たちのように子孫を続けていけるほど生き延びていくことは不可能でしょう。


リカオンなどは群れで生活し、非常に愛情深く群れと接する為に病気にかかった仲間をも介護することが知られています。
このために、犬特有のジステンパーなどに感染した仲間がいる群れはほぼ全滅してしまうのです。
そのなかで体力を充分に持ち、たぐい稀なる生命力の強い生き残った個体の子孫がまた繁栄を続けていくという誠に理に敵った自然の法則があります。


純血種の犬たちは、人が目的別に改良(改悪)してきた特殊な種類のもので、野生の動物とはまた違った考えで見なければならなりません。
彼らに野生動物の生態やルールを持ち込むこと自体が無理があるのです。


犬という大きな種族の中にそれぞれの犬種が存在し、同じ種族の犬と言う生き物なのかと思うほど、セントバーナードからチワワまで大きさから性質から、姿態まで違うものたちばかりです。
このように人が人為的に作ってきた犬たちには多くの悪い遺伝子を受け継いでいるものがたくさんあります。
近親交配によって形作られてきた歴史は自然の法則にかなってはいません。
でも、形を均一化していくために時間を短縮するとしたら当然のことといえるでしょう。
人の手が無いと自力で出産できない犬種や、明らかな遺伝疾患を抱えると知られている犬種でも、多くのファンシャーの努力で今日もその犬種は存続されています。


生き物本来にある子供を数多く生むことは妊娠初期に発生する奇形や疾患を抱えるもの(先天性疾患)が生まれてくる自然発生の確率を生き残る為に考慮し含めているのですが、こと遺伝に関する諸問題については多くのブリーダーが語り合うことが少ないのです。そして科学的にも解明されている情報が少ないのが現実です。


これには一つに先天的な異常が遺伝子によるものなのか、自然発生に値するものなのかの判断が非常に難しいからだと考えられます。
現在でも多くの遺伝疾患と目されるものですら、その個体がキャリアしているかどうかの判断を下せる機関は少ないのが現状です。
いくつかの遺伝疾患については海外の機関で調べる事ができるものも出てきましたが、調べられるものにはまだ犬種や疾患によって限界がある状況です。

問題のある遺伝子を持つ犬たちの排除だけでこの先の純血種に明るい未来があるとは思えません。

遺伝疾患といわれるもの自体すら継続してくる遺伝子の存在によるものなのか、偶発的に起きる遺伝子の変化によるものなのかの謎が解き明かされる時代に来なければ、真の問題ある遺伝子疾患を持つ犬の作出を阻止することは不可能でしょう。


最近では、タブーとされていた情報が公開されるようになってきてもいますが、犬種によってはまったく公開されない物も多くあります。
それは公開したとしても、したものが悪者にされてしまう現在の状況にも問題があるからだと思います。
情報が未確定のまま、デメリットだけを伝えることは非常に危険ですが、黙っているものの方が正しい繁殖者だと認識され、公開したものがばかを見るような時代の中では、公開するほうにもそれ相応の覚悟が必要で、正しい理解を促せるかという点で、飼い主側が求めている健全なものを見つけるのは非常に大変なことでしょう。


人為的に作られた犬という一つの大きな枠の中に存在する犬種群に、定められた犬種標準に乗っ取って、必要のない、もしくは、外れたものには厳しい形ではあるが淘汰という方法が脈々と続けられてきています。
ただしこの淘汰という方法が、生物学上、存在するに値しない命であったかどうかは疑問の残るところなのです。
一つの定められた形に固定するには多くの努力と忍耐と、その後ろに隠された多くの失われなくても良かった命が失われてきていることは現実です。


命という視点から考えるのか、犬種の確立、存続を考えるのかによって繁殖意図は大きく変わってくるのだと思います。


スタンダード(犬種標準)に書かれている失格事項の多くには、何故それが問題なのかを書かれているものは少ないのが現状です。その謎をゆっくりとひも解いていかなければならないはずです。
それはその犬種に関わるブリーダーたちが経験を通して学んでいくべきことなのでしょう。
できうるなら、多くの情報を学べる機会が増えることを願っています。


繁殖は考えようによって命というとてつもなく重い、また逆に簡単に軽んじられるものを生み出す行為です。
人類は最高の知能を持つ、まさに神の様な高等動物であるだろうが、だからこそ、命あるものを大切にしていく心だけは忘れて欲しくないものです。


命の誕生は本当に素晴らしいものです。


この世に生を受けたもの達に関わったものにはたとえそれが犬であろうとも、大きな責任が覆い被さってくると考えています。
わが子に関わる親のように・・・
そう考えられたとき、初めて命の重さを感じられる気がするのです・・・。

2009/03/06 Fri

危機意識を持ちましょう

『危機意識』これが強い人と弱い人がいるそうです。
私はかなり強いほうらしく、危ないことは極力避けたい衝動に駆られます。
犬で言えばシャイということになるでしょうか。。。
トラブルは嫌いです。なるべく避けて生きていたいです。
ただし、間違ったことが自分に対して行われてくる場合には断固として拒否をするでしょう。
受け入れられなければ戦うざるを得ません。(~_~;)


こうした危機意識が強いせいか母犬が子犬を育てる方法を目の当たりに見る機会が重なるとなるほどねと思うことがたくさんあります。
犬のしつけの方法も子供の教育方法と平行して褒めて育てることは主流となってきました。
体罰は厳禁という方法も沢山あります。
ですからそういう方法がベストだと思っている方にはそぐわない物です。

ただし、やめさせたいことがあるから体罰を下すのではありません。
威圧する態度や言葉によって制限できないときや、瞬間的に相手の体に痛みを伴わせる方法は犬でも行う方法のひとつです。
その場の状況や犬の状態によって必要な場合と決してやってはいけないときがあります。


動物は犬でも人でも危険を認識するときに必ず何かの条件が伴うので自分の身が危ういと感じればそのものには近寄らなくなるという性質があります。
危険なものや危険なことを学習によって避けるようになります。
本能的に見たことのないものや聞いたことの無い音を恐がるのもこれに類似しているでしょう。
たとえば雷の音などは太古の昔に野生で暮らしている時代から受け継がれた危機意識で現代の人間は文明によって退化されていますが犬はまだしっかりと持ち合わせていると考えられます。
野生の時代、雷は落雷を起こし彼らの生活の場に大きな被害をもたらしたものです。
落雷で山火事が起きることは良く知られていますしその中で生死を分けたのは危機意識から危険な音のする場所から離れるという行動を伴ったものが生き延びてきたためではないかと推測できるでしょう。


私たち人類は知能の発達に伴い科学的に雷を分析しどうしたら雷からわが身を守れるかを知っています。
ですから通常の状況において(室内にいるなど)は恐怖感が薄れているのです。
犬はこうした理由は理解できません。
彼らには人間と違い雷が危険でない認識が薄いからです。
ですから雷の音に極端に恐怖心をかんじてしまう犬がいても極当たり前のことだと考えています。
ただし闇雲に恐れさせずに室内にいれば問題がないことや飼い主が傍にいれば危険ではないことを学習させ落ち着かせてあげることは大切な事です。


犬の交通事故はかなりの数で起きています。
列車による事故もあります。
特にシェルティーやボーダーコリー、コーギーのように家畜を追うことを本能的に高められた犬種には、動くものを追いかけたい衝動が他の犬種よりも高くなっています。
本来、車や列車に近寄りすぎ接触すれば自身の身の危険が理解できそうなものですが、彼らに受け継がれた本能の中には人類のように車や列車に関しての情報がありません。
鉄の塊がスピードを上げて走っていて、もしも衝突したら命を失うなどという情報を持っていないのです。
もちろん人類も親からの教育によって、社会的な教育によって学習して学ぶので学習していなければ危機意識は持ちません。
追う本能の高い犬は教えないのに動くものを追いかけてしまうこともあります。


盲導犬のように人の役に立つために訓練される犬たちは、車に対する危険認識を学習させます。
車が動いているときにはそばに近づくと危険が及ぶことを車を使って体験させていきます。
その学習があるからこそ安全に人間が犬を使う事が出来るのです。
普通の犬を飼う暮らしの中ではこういう訓練方法は非常に難しいでしょう。
ですから動く車や列車に反応しないように教える必要があります。
子犬の時期からそばに行かなければ危険ではないことや、追う対象物ではないことを教えるのは大事な事です。
これはネコや鳥類に関しても同じです。
走っている人間や自転車などは絶対に追わせないのが当たり前だと思います。
飼い主だけを追うなら条件付きでかまいませんがその区別をくけられるようにTRAININGするのは生易しいことじゃありません(笑)
捉えたい、追いかけたい、という本能を伸ばす場所は別に作り、通常の人間との生活の中に必要でない作業は組み込まない事が大事です。


ですが、中にはすでに反応してしまい(多くは飼い主が面白がってやらせてしまって経験している場合)多少の修正では利かなくなった固体もいますからこうした犬の場合に痛い思いや恐い思いをさせて学習させるというのもひとつの方法としてあるわけです。
但し程度というものがあるので心に傷を残すようなやり方は感心できません。
ぶつかったら死んでしまうようなものに対して危険である認識を付けて必要以上に飼い主がいないときにそばによらないように(ましてや追いかけたりしないように)教えることは重要です。
実際に自分の家の車に轢かれてしまったなどという事例もありますので注意が必要なのです。
勿論車に乗る行為は嫌いにさせないようにするべきです(笑)
我家ではエンジンがかかっている車には犬だけで勝手に近づけないようにし、乗るときは出来る限り人が抱いて乗せるようにしています。
家の中の駐車場において人が一緒にいる場合にはエンジンさえかかっていなければこの限りではありません。


ネコや鳩やカラスなどの鳥類や虫の類に関しても面白半分に追わせたりしてしまうとシェルティーは元々追う本能が発達しているので訓練をきちんとして制御できるようにしておかないと思っても見ない事故に遭遇する事が多々あります。
猫を追いかけていったまま家に帰ってこれなくなった事例などもあるので興味を持たないように教えていきましょう。
自転車やジョギングしている人を追ってしまうのも困り物です。
犬と遊ぶときに飼い主だけは追わせても他人は絶対に追ってはいけないと教えなくてはなりません。
今はすぐに裁判になるので犬だから仕方がないとはいってもらえません(苦笑)
多額の保障をしなければならないことを考えるのなら真剣に教えられるはずです(^^ゞ


教える飼い主側の危機意識を高く持つと愛犬に何を教えるのが重要なのかが見えてくるはずです。
そしてその危険度がはっきり認識できている飼い主なら何をおいてもその学習を付ける努力を怠らないはずです。
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